2004-06-05(3) 発音指導第1回
「日中学院」に個人教授を申し込み、今日が第1回目。
1時間あたり7千円(税別)だから、ちょっとしたぜいたくだ。飲み過ぎたと言ってタクシーに乗るなど言語道断。しばらくは居酒屋も我慢することになろう。
それでも投資に見合うだけの収穫がある。
まず、対面で聞く中国語は録音教材を再生したものとは別のものだ。空気を感じるし、「場」ができる。
無気音を大きな声で出しているのを目の前で見たし、有気音の息の勢いも感じた。やはり一度「板」(CD)になった音とは違う。
教師は私個人の発音の問題も瞬時に指摘し、正しい発音の方法を示してくれる。
- 四声は問題ない。
- j・q・x を出すときの舌の位置を矯正。下の歯の後ろに置く。音が前にどんどん出るイメージで発音。
- jiu のような音は、まず ji をしっかりと出し、 ou もはっきりと出す。そして2つを結合する。カタカナの「ジョウ」にならないように。
- huo のような「発展型」の二重母音では、主となる母音(ここでは o )をはっきりと。
- k で始まる語があるからといって、身構えて強く出さなくてもよい。有気音もリラックスして。
- zhe・che の終わりには e をしっかりと出す。 u で終わる語も同様。
- üは唇を突き出さない。横に引いて、唇の回りの筋肉を使う感じで。
- 数字の33などは、強弱強とリズムをとって。
ü が苦手なので、
我去学校,学習漢語。 Wo qu xuexiao, xuexi hanyu.
という課題をいただいた。
◆
広島大加藤助教授のサイト「中国語発音教材」をよく見てみると、ü の口の形は教師が注意したとおりになっている。やはり自分で録音・録画教材を使ってみるだけでできるようになるのは難しいものだ。
◆
ゆっくりとした発音に慣れると標準速度で苦労すると思って、ゆっくりと発音する練習を徹底していなかったのではないかと気付いた。楽器の練習と同じで、部分を仕上げてから結びつけ、そして普通の速さにしていくことが大切だ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント