2004-07-14(2) 有気音・無気音
中国人が日本語を練習すると濁音と半濁音とを区別するのが難しいと聞く。
このことを意識して練習すると効果があった。NHKラジオ講座に出てくる/zai/を良く聞くと、なるほど日本語の濁音でもないし半濁音でもない。
pa を例にとると、勢いよく破裂させるのではなく、軽く破裂したあとに息が出るから有気音となって ba との違いがわかるのだろう。のどの奥で摩擦する h あるいは x があるかどうかが有気・無気の区別になっているそうだ(広島大 加藤助教授)。
最近これが少しわかってきた。
ji はやはり「ジー」ではない。qi の最初の部分で息を(できるだけ)取り去った音なのだ。「取り去った」というのがわかりにくいのなら、息の流れを待たずに声帯が即座に働くと言ってもいい。
こういった意識で教材を聞くとそのように聞こえてくるのが不思議だ。そしてこういう「気づき」はとても楽しい。
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