女は中国語でよみがえる
女は中国語でよみがえる 佐藤嘉江子 はまの出版 1,500円+税
英語を使って何かしてみたいと夢見る永遠の学習者。その存在を見透かした巧みな企画による「女は英語でよみがえる」の出版社から出た本だ。
32歳になってから猛然と中国語を学習した著者の記録。この本を読めば中国語を使った仕事にありつけるというわけではないが、迷って悩みながら学習した記録としてたいへんおもしろく、学習法について参考になることが多い。
気に入った表現:
・高い目標を掲げて学習するのも重要かもしれないが、わずかずつの進歩を感じていけば言語の習得は楽しい。
・「中国語を勉強してどうこうしよう」ではなく、「やっていたらこうなった」というのも良い。
・「語学は愛とお金」
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「母音の発音は軽く声門を閉じてから」に著者が気付く箇所があった。学習を初めてから3ヶ月ほどだが、声門閉鎖に注目した記事を見かけたのはこの本と広島大 加藤助教授のサイトだけだ。おそらく中国語教師の間では広く知られたことなのだろうが、なぜもっと多くの参考書に登場しないのだろう。学習者にとって悪影響があると考える教育者が多いのだろうか。それとも重要性を認めていないのか。
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