中国語でコミュニケーション 発音・学習法編
このblogを書くようになってから書店に行くと中国語学習書の棚で立ち止まることが多くなった。
毎年多くの参考書が発行される。多くは「ノリ・ハサミお手軽本」や「裏付け不足本」、「著者思いこみ本」、「柳ドジョウ本」だが、ときどきすばらしい本も出てくる。英語の学習をしているときにも
「最近の若い人はうらやましい。こんなに良い本が出たのか」
と何度も思った。
昨日書店で感心したのが
「中国語でコミュニケーション 発音・学習法編」(池田 巧著・千島 英一監修、アルク)だ。もっと早く存在を知っていれば良かったと残念だ。
発音の解説は正確でわかりやすいし、学習方法についてもしっかりした考え方を示している(あたりまえのことばかり書いているが、あたりまえのことは重要だ)。
「既刊書があるのになぜこの本を出すか」をしっかりと考えた良書だ。辞書・学習書の紹介も役に立つ。
小さな囲み記事に書いてあった「shenme の四声は例外」は拾いものだった。NHKラジオ中国語講座のCDを聞いてずっと疑問に思っていた発音だったから(二声+軽声なのに me がわずかに上がって聞こえる)。
買わずに売り場を立ち去ったが、やはり手に入れたくなってきた。
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