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2004年8月の17件の記事

2004-08-31 なぜ発音

NHKラジオ中国語講座の8月号は負荷が軽く作ってあるようだ。暑くて勉強しづらい・帰省等で勉強時間が少ないことを考慮しているのかもしれない。最終週の課題は新しい語法も少ないので楽に終わりそうだ。

少し時間に余裕ができたので、「対日漢語語音教程」のテープ音源を使って練習している。NHKラジオ中国語講座の読み手とは違い、あまり洗練されていない声だ。ゆっくりと読んでいるのだが、ピンインの書き取りをけっこう間違える。
・ j と言っているのを q と聞いた
・ zh と言っているのを j と聞いた
・ sh と言っているのを x と聞いた
・ üと言っているのを i と聞いた
・ n と ng とはほとんど運任せ

わかったつもりで聞き分けができていないことがはっきりした。ここをすっかり固めておきたい。


いつまでも発音練習に引っかかっているのは、英語で苦労した経験があるからだ。

私の英語の聞き取り能力は残念ながら「状況に応じて」というところだ。私は日本のテレビから聞こえてくる日本語はすべて聞き取れる(少なくとも他の人がわかるものは)。英語はそうではない。戦争映画で兵士が叫ぶ場面、高校生同士がけんかする場面、お笑い番組のやりとりなど、聞き取れないものがたくさんある。基礎練習をしないうちにどんどんと勉強を進めたからだと思う。

中国語では「習ったところまでは中国人並みに」という方針を取りたい。志は高く、である。簡単な文章を習ったら、音質の貧しい携帯電話を通しても中国人に一度で通じるように発音したい。聞くときでも、教材レベルの材料ならピンインで完全に書き取りたい。

漢字や文法を知らなくてもできることだ。


聞き取るためには発音のしくみを知る必要がある。そのためには自分で発音できることが早道だ。発音の練習を続けているのはきれいな中国語を話すためではない。聞いてわかるようになるためなのだ。

聞き分けが難しかった部分は時間をおいて再度練習する。自分ではっきりとした声で復唱し、それを録音して手本と聞き比べる。

少しずつ練習しよう。

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2004-08-30 NHK9月号

毎月18日に発売のNHKラジオ中国語講座のテキスト。このまえ買った9月号を開いたら遠藤教授の入門編が最終回だ。仕事・家事に忙しい初学者を念頭に置いて丁寧に進めると同時に、重要なことからしっかりと説明する方針はみごとなものだと思う。学習を楽しく続けてこられたのはこの講座のおかげかもしれない。

この場でNHKの企画者・編集者ならびに遠藤教授、容文育さん・沈宝慶さんにお礼を申し上げる(少し気が早いか)。

「これでおしまい」という記事を読むと、別れの切なさを感じる。

突然姿を現して消えていく「中国語発音道場」は遠藤教授の思いの発露だろうか。声を高くすると無気音がきれいに出ることや重・中・軽の強弱アクセントなど、他の本に出ていることがきちんと説明されている。興味を持った学習者はどんどんと進んでいってほしいというはなむけの記事だと受け取ろう。


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2004-08-28 もっと聞く

NHKラジオ中国語講座入門編は月〜木でひとつの課を終わらせる。金・土・日を予備日にできてありがたい。せっかく高価なCDを買ったのだからと、4月号の応用編を聞いてみた。

声の出演は蒋文明 Jiang3 Wen2 ming2 と張艶 Zhang1 Yan4 とだ。入門編で沈宝慶・容文育をずっと聞いてきたのでとても新鮮に響く。発音もわずかに違う。違う人の声も聞くようにしよう。

まず気になったのが z・j の音だ。応用編では速度が上がったためか、日本語の濁音とははっきりと違う音に聞こえる。入門編では無気音とはいいつつもなんとなく濁音に近いような印象も受けていた。応用編の「再」 zai にあえてカナをふると「ツァイ」かな、と思う。j も同様で、入門編の「ヂーィ」という音とは少し違って、「母音で始まる息を押さえた q 」と表現すべき音だ。

応用編の出演者はいかにも教材という読み方だ。特に張艶の声を聞くと北京からの外国向け中国語放送を思いだす。硬質で聞いていて気持ちの良い声。

入門編・応用編とも出演者はとてもはっきりと読んでいる。仲間内の猛烈な早口も聞いてみたいものだ。NHKラジオ中国語講座・放課編があったらおもしろいだろう。

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中国語でコミュニケーション 発音・学習法編

このblogを書くようになってから書店に行くと中国語学習書の棚で立ち止まることが多くなった。

毎年多くの参考書が発行される。多くは「ノリ・ハサミお手軽本」や「裏付け不足本」、「著者思いこみ本」、「柳ドジョウ本」だが、ときどきすばらしい本も出てくる。英語の学習をしているときにも
「最近の若い人はうらやましい。こんなに良い本が出たのか」
と何度も思った。

昨日書店で感心したのが
中国語でコミュニケーション 発音・学習法編」(池田 巧著・千島 英一監修、アルク)だ。もっと早く存在を知っていれば良かったと残念だ。

発音の解説は正確でわかりやすいし、学習方法についてもしっかりした考え方を示している(あたりまえのことばかり書いているが、あたりまえのことは重要だ)。

「既刊書があるのになぜこの本を出すか」をしっかりと考えた良書だ。辞書・学習書の紹介も役に立つ。

小さな囲み記事に書いてあった「shenme の四声は例外」は拾いものだった。NHKラジオ中国語講座のCDを聞いてずっと疑問に思っていた発音だったから(二声+軽声なのに me がわずかに上がって聞こえる)。

買わずに売り場を立ち去ったが、やはり手に入れたくなってきた。

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2004-08-26 まだ初歩

中国語学習の先達と居酒屋に入った。

NHKラジオのテキストを見せると
「あー。この頃はいいよねー」
と言う。まだまだ漢字が限られているから。

言語は大海だ。私は足首あたりまで入って気持ち良いやら冷たいやらと喜んでいるところ。


唯一心の支えになるのは、英語という海をかなり泳いであちこちの島に上陸する程度の経験をしたことだろうか。外国語がわかる・使えるという感触は(私の経験の範囲で)なんとなくわかる。中国語と共にその段階まで到達したいものだ。

日本語を巧みに操る中国人も多い。感心してばかりいないで、私も近づいていこう。

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2004-08-24 発音の説明

j・q・x を出すときの口の中については参考書によって説明が分かれる。以下の3通りがあり、困ったことにいずれも複数の本に出ている。
1.舌の先を下の歯の裏あたりに置く
2.唇を横に引いて日本語の「ヂ」を出す(j の場合)
3.舌の先を硬口蓋の前のほう(上の歯の裏から少し奥に行ったところ)に付けてから出す

先日決定打ともいうべき説明を見つけた。中国の出版社が出している初級向けの教科書(分冊)の第1巻に発音の仕組みがかなり丁寧に解説してある。舌の先は下の歯の裏あたりに置き、舌の上面と硬口蓋の前よりの部分との間の隙間を使って出せとこの本は言っている。これは日中学院の教師がやってみせたとおりだ。j・q・x が「舌面音」と呼ばれる理由はここにあるのだろう。

発音を紙上で説明するのは難しい。情報の送り手だけではなく、受け手の解釈(想像力)によっても受け取り方がだいぶ違ってくるはずだ。

それでもすぐれた説明というものはちゃんと存在して、大いに私を助けてくれる。次回に教師から習う日が楽しみだ(予定がまったくないのだが)。


NHKラジオ中国語講座入門編は第20課に入った。n で息が止まる感じがだんだんわかってきた。例文で何度も練習が必要だったのが「次の駅が降りる駅ですよ」という意味の Nin2 xia4 zhan4 gai1 xia4 che1 le だ。まず舌が前後に忙しく動く。そして語順も日本語や英語とは違う。自然に口から出るようかなり練習しているが、もう一息だ。

※ 後日追記
上記「中国の出版社が出している初級向けの教科書」を書店で確認した。
「新中国語 基礎漢語課本(1)」(北京語言学院編 中華書店)だ。内容はずいぶん古めかしい。教師と共に使う教科書という印象を受けた。自習には向かない。

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2004-08-22 もっと動こう

中国語を学習する日本人のサイト・blogを探していると、日本語を使う中国人のサイト・blogにも多く出会う。

どちらの場合も習った言語をどんどん使っている。うらやましい。来年あたりは私も、と思う。

会話と違って時間的な猶予があるから、辞書を調べたりして良い作文の練習になるだろう。

このblogにリンクを表示しておくので、ぜひ読んでみてはどうかと思う。

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2004-08-15 辞書

中学校3年間英語の辞書は持っていなかった。それでも英語の学習に特にさしさわりはなかったように思う。

中国語の学習もNHKラジオ講座入門編に取り組んでいる間は辞書なしでいいかな、と思っていた。

ところが、8月号から少しずつ語法の要素が出てきて、「まる覚え」では効率が悪いかも知れないと考えるようになった。例を挙げると、
Ba3 zheige(4+軽) panzi(2+軽) di4 gei3 wo3, hao3 ma?
(その皿を私に回してくれませんか)

動詞の直後に目的語が来るという単純な形ではない。「把」が目的語を引きずり出している。そして、この形を取るときは ア)動詞は一文字ではない イ)目的語が既知 ウ)目的語になんらかの「処置」がなされる の3つの条件がそろったときだという。

買ってからしばらくころがしておいた「小学館中日辞典第2版」を調べてみた。この辞書はなかなか読みやすいではないか。上記「把」の他にも「経」や「di4」(与える)の項を読むと語の使い方がよくわかる。

今後は少しずつ辞書も引くようにしよう。表面的な訳ではなく、漢字本来の意味・用法まで(入門期に)とらえてしまうのも悪くないかもしれない。

最近の学習用英和辞典はよくできているそうだが、この中日辞典も立派な文法書と呼べそうだ。初版から10年で第二版を出すという前向きな姿勢もすばらしいと思う。

河村 豊さんのblog「中国遺跡巡り」に辞書の思い出が記されていたのでtrackbackさせていただく。

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2004-08-14 お休み

NHKラジオ中国語講座入門編は月〜木で一つの課を終わらせるようになっている。今日は久しぶりに中国語を聞かない日になった。ま、いいか。

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発音教材

発音は大切だ。自信をもって一度で相手に理解させないことには会話が成立しない。中国語では顔を真っ赤にして繰り返しても誤った発音では1文字の漢字すら永久に伝わらない。「禿」・「刷毛」よりも始末が悪いだろう。

「発音の基礎から学ぶ中国語」(相原茂 朝日出版社)は良い教材だが、これ一冊では少し足りない部分がある。
いまのところ気づいたのは
1.母音は声門閉鎖から発声することに言及していない。
2.e は「変化していく音」という説明がない。
3.「七」・「八」の変調を説明していない(おそらく複雑を避けるため意図的に)。
4.c・z・s に a や u が続くときの口の形の変化を説明していない。
5.üを「横笛を吹く唇の形」と表現しているが、これでは読者には通じない。そもそもフルートなのか龍笛なのか。

信頼できる教師にいずれは習う必要が絶対にあるが、それまでも「セカンドオピニオン」としてもう一冊信頼できる参考書があるとよい。「紹文周の中国語発音完全マスター」(紹文周 アスク)はたいへん優れた本だと思う。

この本は「対日漢語語音教程」と同様、2音節で四声を練習することに重点を置いている。中国語を母語とする著者による共通点かもしれない。

他の記事でも書いたが、広島大加藤助教授のサイト「中国語発音学習教材」は必須だ。上記1・2に明快に答えているのはここだけだろう。他にも子音と母音との関係など、このサイトならではの貴重な情報がたくさんある。

2004-08現在、もっとも信頼できる発音教材は下記の組み合わせだろう。
・紹文周の中国語発音完全マスター(前述)…正確さ・練習材料の的確さでは一頭地を抜いている。
・発音の基礎から学ぶ中国語(前述)…効果的に学習を持続させる手腕はみごと。
・中国語発音学習教材(ウェブサイト)…私にとってもっとも役に立った資料(出版・サイト問わず)。宝の山。
中国語発音塾(ウェブサイト)…音が変化する過程をもっとも明快に説明している。

理解を深めるために強く勧める副教材を示す。
デンさんの広東語相談室(ウェブサイト)…英語発音の「30音でマスターする英会話」の趣旨を理解する人なら参考になることろが多いはず。

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2004-08-11 手袋の四声

英国の著名な舞台振り付け師がインタビューで語っている。
「すぐれた俳優が役を演じていると、俳優本人の人格がにじみ出ずにはいられない」
「あたかも手袋の中の手のように。見えないけど、常にそこにある」

少々強引だが、四声と中国語との関係のようだと思った。

学習を始めた頃、私は
「発音に四声を『付ける』」ような意識でいたように思う。日本語には単音節中の声調変化がないから、当然といえるだろう。これは歌でいえば歌詞と旋律とを別に練習していたようなものかもしれない。

しばらくピンインの書き取り練習をしていたら、声調記号をごく自然に書けるようになった。ピンインはアルファベット表記+声調符号ではない。声調符号まで含めて「ピンイン」なのだと理解できた。頭で、ではなく手で。

冒頭の演劇の例でいえば、手袋の中の見えない手が声調だ。それがなければ手は動かない。つまり、言葉を発することができない。

「対日漢語語音教程」のまえがきを引用する。さすがに漢詩の国で、対句表現になっている。

声調が中国語の魂の存するところである、中国語の声調が身に付けば中国語の発音の半分が身に付いたことになる

母音は中国語発音の血肉で、中国語の母音が身に付けば中国語の発音の主体が身に付いたことになる

子音は中国語発音の骨組みで、中国語の子音が身に付けば中国語の発音の鍵が身に付いたことになる

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2004-08-08 舌先後音

「対日漢語語音教程」では巻舌音を「舌先後音」と呼んでいる。

少し引用してみる。

普通の教科書では、舌を巻けばいいとしてあるが、しかし、どういうふうに巻くかに関しては、あまりはっきりしないようである。(中略)舌の両側を反って、硬口蓋に近づけ、舌の真ん中に一本の通路を残して、呼気をこの通路から流し出せば、正しい巻舌音ができる。(中略)具体的の方法としては、舌先を上歯茎と硬口蓋の間の隆起に付け、日本語のチの音を発すれば、正しい中国語のchの発音ができる。

これで私の疑問が一つ解けた。zh は無気音というが、無気音だって息は必要だ。息がなければ声にならない。それではその空気はどこから流れるのか。舌を硬口蓋に付けろと多くの教科書は言うが、息がどこを破るかについてはなかなか書いていない。息は舌の側面を流れるのだろうかなどと考えていた。

続三義は「舌の真ん中に一本の通路を通して」と書いている。ごく自然に息を通せということだろう。続三義の説明に足りないのは舌の折れ具合についての説明だ。気持ちの上で大きく弧を描くように舌を後ろに持っていくのか、それとももっと前よりで「端を折り曲げる」気持ちにするのか。

北方出身の中国人相互でも音の出し方が異なるようなので、信頼のおける複数の情報源に当たるのが必要かもしれない。

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2004-08-08 母音

引き続き「対日漢語語音教程」で発見したことを書き留めておく。

今回は母音について。

「中国語の i は強い舌面摩擦音を伴っている」(p.76)と書いている。「衣」yi には子音[j](国際音標文字)があるというのだ。 xi を言うつもりで i を出すとこの音になる。

「女は中国語でよみがえる」の著者が中国人に i を直される場面があった。たしか続編(勉強編)を書店で立ち読みしたときに見たと思う。著者が日本の多くの教科書が教えるように「唇を横に引いて」発音したところ、中国人教師は違うという。「それではこうか」「違う」と何度も練習するうちに著者が気づいたのが「のどのあたりを平らにする」こと。「対日漢語語音教程」の説明に共通するところがあるようだ。

複母音についての記述もいままでに読んだものに比べて正確だと感じた。後響複母音(「発音の基礎から学ぶ中国語」で相原教授が「発展型」と呼ぶもの、つまり ia・uo など)は「半母音と母音とが融合した発音」だと説明している。編著者は「融合」という点を強調していて、日本語の二つの母音の連続とは異なると繰り返し書いている。

これらの発音は、二つの母音は一つに融合し、ともに音節の制約を受けて、ある程度の変化が起こり、それぞれ音節全体のために犠牲を払っている。

前響複母音(ao・ei など)の項でこの「融合」・「犠牲」についての具体的な説明がある。

通常の母音の開口度どおりに口を開き、但し、まだ音を出さない。口形が二番目の母音へ移動し始めると同時に音を出し、そして、二番目の母音にいたる直前で発音を終える。

ai は a + i ではない。a も i も融合のために少しずつ変化しているということだ。

日本の指導者もこのあたりのことを説明したいのだろうが、初学者には「理屈っぽい」と嫌われるのだろう。だが、「ua は日本語の『ワ』ではありません」と言うよりは、上記のように明快に説明する方がわかりやすいと思う。

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2004-08-05 くいちがい

相原教授やNHKラジオ中国語講座では三声についてこう言っている。
「低くて平ら」

続三義が編集した「対日漢語語音教程」には少々違うことが書いてある。
「三声の発音の鍵は最初が低いことである」
「最初から低く、そしてそしてその低さの上にさらに低くするという発音のしかたを必ず身に付けなければならない」
「三声後半の上昇調は、落ち着くところもかなり高い」

「対日漢語語音教程」付属のテープを聞くと、三声が単独、あるいは句の最後にあるときにははっきりと下がって上がっている。

下がるのはちょうど水泳で飛び込んだときから潜水しているような感じ。苦しくなって水面に出てくるように声が高くなる。あるいはバネを縮めて手を離すと伸びて元に戻る感じか。

入門向けの教科書で下がって上がる三声単独の形を説明すると、句の末尾以外の三声が正しい半三声にならないおそれがあるのだろう。

「ビーチャイニーズ」の発音講習で三声の練習があった。半三声を出したら
「ちゃんと上がってください」
と注意を受けた。低く抑えていたのが解放されて「すうっ」と上がってくる感じが単独の三声(三声強調型)の音だ。

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安い投資--テープレコーダ

英語の運用能力を保つためにテープレコーダを2台使ってきた。
1.自分の手本となる音声をテレビやラジオなどから録音しておく。
2.何度か自分で口に出して練習する。
3.手本を聞きながらもう1台のレコーダで自分の声を録音する。

最近なら録音機能のあるMD機器やPCを使っても便利だろう。

テープレコーダは安価だがとても役に立つ。お世辞を言ったりしないし、何度でもつきあってくれる。

購入時の注意:
1.外部マイクをつなげられること。
2.再生を止めないで早送りや巻き戻しで頭出しができること。

この条件を満たす機器は意外と少ない。私が購入したソニーのCFM-175TVも取り寄せだった。なぜこのような地味な商品にこだわるのかと店員が不思議そうだった。

今調べてみたら、松下電器産業にも外部マイクをつなげられる機器がいくつかある。ダブルカセットやCDプレーヤ付きだと便利だろう。

自分の声を聞くとかなり収穫がある。
・変な抑揚が付いていないか
・平坦になっていないか
・急ぐあまりしっかり出していない音はないか
こんなことがたちまちわかる。費用はほとんどかからない。問題は場所と時間だけだ。学習仲間とカラオケボックスに行くという手もある。ただ、すぐに昼からビールを飲んでしまう危険があるが...。

中国語でもこの練習をときどきしている。今回の発見は:
・x が明瞭に出ないときがある。次の音が気になって十分に鋭くならない。
・速いところで liu の i が暗くなって ü のようになる。
・yinwei(因为)の yin が正しく出ない。n を気にして yi がなめらかではない。

自分の声を聞くことにはすぐに慣れる。他人に聞いてもらう声なのだから、自分で聞いて品質を点検しておこう。

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2004-08-01 日本語の音声

すでに紹介した「対日漢語語音教程」を読んで日本語の発音に興味を持った。

「中国語の音は日本語の音と違う」
と簡単に言うが、日本語の音がどのような特色を持つかについて私たちは意識していない(する必要がない)。

音声学の入門書を探してみたところ、「日本語音声学入門」(斎藤純男 三省堂)が手頃なようなので買い求めた。読むと発見がたくさんあり、言語の学習を離れた読書としてもおもしろい。

例のごく一部を紹介する。

○ 丁寧に発音した「はひふへほ」には3種類の子音が使われる。「は・へ・ほ」は声門摩擦、「ひ」は硬口蓋摩擦、「ふ」は両唇摩擦で出している。

○「橋」「端」は共に「低・高」のアクセントだが、助詞が付いて「橋が」「端が」になると「低・高・低」「低・高・高」となり、違いがある。

○「姉の飴」と「兄の飴」とでは最初の2音のアクセントの動きがかなり違う。


中国語にも四声や中重式・重中式声調の他にいろいろな法則がありそうだ。


NHKラジオ中国語会話に出演している容文育は NHK World Japanese Lessonの中国語=日本語に出演している。微妙な日本語のアクセントが完全で、もし外国語として身につけたのなら(二カ国語環境で育ったのでなく)驚くべき完成度だ。

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2004-08-01 nとngと

中国語の聞き取りで n と ng との識別はかなりの難関ではないか。

たいていの発音は自分でできるようになると聞いてもわかるようになるが、n と ng とは(私の場合)発音の説明に従っても「これだ」という識別の確固たる手応えがない。

それでも、NHKラジオ中国語講座入門編のCDをしつこく聞いているうちに少しは気づくことが出てきた。2004年8月号の最初の課の録音は今までと少し違うように感じる。

1.容文育の声がいままでのやや「作った」ものから日常的なものにわずかに変わったようだ。
2.沈宝慶・容文育の両名とも n をかなりすっぱりと短く発音するようになった気がする(これは私が慣れてきたため、もしくは全体的な速度が少し速くなったためかもしれない)。

いつものようにテキストを見ないでピンインで書き取ったときに、感 gan3・航線 hang2 xian4 を書き取れなかった。n で息をせき止めるときに鼻に響く音があまり聞こえない。

しばらく聞いているうちに ng を聞くと舌の付け根が軟口蓋に当たる様子を想像できるようになってきた。

正しい発音を理解するとその瞬間からよくわかるようになることも多いが、今回はまだまだ発展の途上にあるようだ。

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