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2004-09-20 今しかできない

中国語の初歩を学んでいる。NHKラジオ中国語講座入門編(6ヶ月完結)をもうすぐ終えるところだ。

買っておいた「对日汉语语音教程」を時間を見つけて少しずつ消化している。その最中に重要なことに気づいた。文脈で単語の想像ができない状態だから耳でとらえたままにピンインで書いているのだ。学習が進めば文脈から漢字を思い出して正しいピンインで書いてしまうだろう。単語を知らずに発音を書き取ることは今しかできない。

こんなことに気づくのも二つ目に学習する外国語だからだろうか。英語ではもうこの「無垢な耳」での聞き取りはできない。耳から音が入ってくるとどんどん文章になってしまい、ごく弱い発音でも「聞こえて」しまう。これはこれで言語習得に重要なのだろうが、先入観なしの音声の訓練にならない。

言語学習者ならだれでももっと先に進みたいと思うだろうが、二度と戻ってこない初心者の段階でしかできないこともある。


作曲家ベートーベン には傑作を集中的に書いた時期があった。この「傑作の森」を生み出した時を「ベートーベンの夏」と呼ぶ人もいる。

ある音楽批評家はベートーベンの初期の作品を聞いて言ったそうだ。
「夏でないからといって、春の価値が落ちるだろうか」


言語学習の春を大切にしよう。

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コメント

Shiraさん、こんばんは。
語学をきちんと段階的に、手を抜かず学んでらして頭が下がります。やはり英語を習得した経験が役に立ってるんですね。
「耳で聴いてピンインで書き取る」という勉強法は、私が最初に習った教室のやり方でした。入門クラスは日本人の先生で、テキストはワープロで打ったピンインだけのものでした。はじめはすべてピンインだけで授業を進めていき、漢字はあとで生徒が各自調べるのです。日本人は漢字に慣れてて、どうしても日本語読みしてしまい、正確な発音が覚えられないからというので。結果的にこれが正解で、まずピンインがしっかり覚えられたし、そのピンインを見れば自然と発音できるようになりました。漢字はあとからでもすぐ覚えられますからね。

投稿: wuyue | 2004.09.27 20:26

そうそう、プロフィール見たんですが、87~90年に香港にいらしたんですね。私は中国にいたあと、91~92年に香港にいたので、すれ違いでした~。返還前だったけどそれなりに普通話が通じてしまったので(それに貧乏だったし)広東語を結局ほとんど覚えないまま帰国してしまい、「転がる香港に・・・」読んだ時Shiraさんと同じことを思いましたよ。

投稿: wuyue | 2004.09.27 20:32

wuyueさん、こんにちは。いらっしゃいませ。

中国語学習の試行錯誤をいろ記録しておこうと思ってこのblogを始めました。たいしたことではなくても書いてしまうので、実際よりも「エラソー」もしくは「勤勉」に見えるかもしれません。でも、実際はまったくの入門です。NHKラジオの入門編だけですから...。

アルファベットを使う人が中国語を勉強することを考えると日本人は圧倒的に有利だと思います。漢字のへん・つくりの意味や筆順など、日本語の知識がほとんどそのまま役に立ちますね。

この「お得」な部分は後の楽しみにとっておこうと思ったんです。最初は耳と口とで学習。漢字はwuyueさんのおっしゃるとおり、
>>漢字はあとからでもすぐ覚えられますからね。
ですから...。

投稿: Shira | 2004.09.28 20:21

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