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2004-12-26 教材変更

修訂 新中国語 上 (劉山・李培元 他)にとりかかることにした。NHKラジオ中国語応用編は一休みだ。

NHKラジオ中国語応用編で会話文を覚えていくのも楽しいが、入門編の直後に取り組むにはちょっと早い気がする。もう少し簡単な材料で置き換え練習などの分量をこなし、瞬発力を高めておこうと考えた。

この教材にはCDの別売がある。NHK教材のような鮮明な録音ではないが、ゆっくりしすぎることもなく好ましい仕上がりだ。

今日は1〜7課を一気に片づけた。第7課の発音練習でひっかかるところがいくつかあり、少々がっかり。NHKで親しんだ読み手ではないことも一因だろう。このような理由で聞き取れないのはまだ発音の基礎が少々危うい。

普通語は一種の人工言語だから発音にこだわる必要はないという意見もある。ただ、私の場合は音の聞き分けができないときがあるので、「こだわり」以前の問題だ。少なくとも基礎的な発音の練習問題では迷うことなく正答を出せないとこの先困るだろう。一例を挙げると、xue と xie と、 qu と qi と、zheng・zhong・zhang、そしてやはり n と ng と、これらの区別でまだひっかかる。
「こんなに違うのにどうして区別が難しいの?」
と中国人は言うのだから、壁を破るような経験が必要なのかもしれない。

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コメント

追記をしておく。

>>xue と xie、qu と qi、zheng・zhong・zhang、そしてやはり n と ng、これらの区別でまだひっかかる。

さすがに発音練習やごく短い例では誤らない。
「あれとこれとは聞き分けなければ」
という意識があるからだろう。

新しい文法事項の練習や別の発音に気を取られていると間違うということだ。

注意を払う必要があるのは
・練習不足
・練習方法の欠陥
のどちらなのだろう。

強弱・速度・発言者の個性によっても発音は変化する。
「この人は zhang・zheng・zhong をこのように言い分ける」
という小さな調整を瞬時にすることが必要なのかもしれない。

投稿: Shira | 2004.12.29 11:57

/qu/の発音ができない日本人が確かに多いですね。そしてたいていは/qi/のような発音をしています。

一番手っ取り早いのは言語学の基礎である音声学を習うことなのですが、中国語の/qu/と/qi/なら簡単です。

まず/qi/を息を長く発音してください。そして舌を下の歯につけたまま、唇を口笛を吹くときのように丸めると、/qu/の音になります。

/zheng/・/zhong/・/zhang/は発音がかなり違うので、どのようなアドバイスをしたらいいのかわかりません。

/n/と/ng/に関しては、区別ができない中国人もかなりいるので、区別できなくても余り気にしなくても大丈夫ですよ。

投稿: wowow_turk | 2005.01.02 23:34

wowow_turkさん、こんにちは。コメントありがとうございます。好き勝手なこと・迷ってばかりのことを書いても誰かが読む(ときもある)と思うとうれしいものです。

私は発音の細かいところを少し気にしすぎているのかもしれません。

自分で発音できないと聞き取ることもできないというのは事実らしいのですが、発音できれば聞き取れるかというと(私にとっては)そうでもないようです。

中国人教師の名前を呼んだりする「瞬間芸」だと、日本人だと信じてくれなかったときもありますが、簡単なテキストをピンインで書き取るとたいていどこか1カ所は間違っています。

qu は聞き取りもだいじょうぶかな、というくらいになりました。

>>zheng/・/zhong/・/zhang/は発音がかなり違うので、どのようなアドバイスをしたらいいのかわかりません。
この気持ちはわかるような気がします。英語がかなり達者な人に特有の癖(完全に音が違う)があって、聞いているとおしりのあたりがむずむずするような感じがしたことがあります。
「どうして気づかないんだろう」
と不思議でした。

発音教材(北京編集)のテープで練習すると、同じ人の zheng・zhong・zhang は全く違った音に聞こえますが、録音する人が変わると「一巡するまで」判別がつきにくいときがありました。

zhong が英語の[ong]のように深い音に聞こえる人もいるし(ピンインつづりの影響でしょうか)、zheung と言っているような人もいるのです。

発音教材の漢字はまだ習っていないものが多いので、「あ、あれだ」と思うことがないのも一因でしょうか。

南関東在住日本人の日本語でも人によって発音はかなり違いますから、まあいいか、と思っています...。

投稿: Shira | 2005.01.03 13:09

>/zhong/が英語の[ong]のように深い音に聞こえる人もいるし(ピンインつづりの影響でしょうか)、/zheung/と言っているような人もいるのです。

なるほど、おそらくそれは韻母の違いではなく、声母の違いだとおもいます。

あ、声母とか韻母とか日本での中国語教室では説明があるのでしょうか?簡単に言うと、声母は発音の前半部分で、韻母は後半部分です。例えば、「中」のzhongならzhが声母で、ongが韻母です。

つまりzhがongに同化(と言うのかな、日本語では。英語で言うassimilationです)作用を起こしているのですね。それでも/zhong/はあくまでも/zhong/ですけど。

例えば日本語では「案内」と「案外」は/annai/と/angai/で、普通日本人は二つの/an/を同じ発音だとみなしているのですが、普通の中国人ならこの二つの/an/は全く異なる発音だと区別できます。ただし、ここで大切なのは「区別する必要がない」ということです。逆に言うと、この二つの/an/を同じ発音として取り扱う心理的プロセスの構築が必要だと言うことです。

ですので、「私は発音の細かいところを少し気にしすぎているのかもしれません」というのは正しい認識だとおもいます。おっしゃるところのzhongとzheungを区別するのではなく、同じ発音として聞き取る練習が必要だ、というのが結論でしょうか。


ちょっと細かくなりますが、//という記号はあくまでもある言葉の心理的な発音を表すわけで、標準中国語の発音として/zheung/と書くのは言語学上の表記としては正しくありません。[]を使ってIPAなどの記号を使うのが正しい表記方法です。

投稿: wowow_turk | 2005.01.03 15:26

wowow_turkさん、さっそくにありがとうございます。

>>声母とか韻母とか日本での中国語教室では説明があるのでしょうか?
いままで出向いた短期の講習ではこの用語は聞きませんでした。手元にある「对日汉语语音教程」はこの用語を使って説明しています。

assimilationの件、なるほどと思いました。zhong と song とではどうも音が違うなと思っていたのですが、そんなものだと思って通り過ぎておくのもいいかもしれません。

中国語の学習を始めたときに発音に興味を持ったので「日本語音声学入門」(斎藤純男)を買い求めて通読しました。日本語の音のしくみを知るのはなかなかためになりました。機会があれば英語や中国語をとりあげた本も読んでみたいですね。


このblogを書き始めたときから気軽にピンインを//でくくって表記していました。地の日本語と区別できてわかりやすいかな、と思ったので。//は長年使っている英語の辞書が発音記号を示すのに使っていたので、まあいいだろうと。

今調べてみたら、前述の「日本語音声学入門」の156ページに次の記述がありました。
-----------
音声表記の場合には、どの言語の音声であってもそれをXと認めれば[X]、Yと認めれば[Y]と表記する。音素論ではある言語に置いて互いに意味を区別する働きのない音の集合としての単位を音素と呼び、音素は//に入れて示す。
-----------
wowow_turkさんの指摘のおかげで怪しげな表記をしていたことに気づくことができました。ありがとうございます。

漢字・かなとアルファベットとは簡単に見分けができるので、今後ピンインはそのまま書こうと思います。

とりあえず//を削除しておきました。wowow_turkさんのコメントに引用していただいた部分には残しておいたのでご容赦ください。

投稿: Shira | 2005.01.03 21:12

もひとつ。

IPAも英語に使う範囲はおなじみでしたが、一覧表を見ると声門閉鎖でも巻き舌でも何でもあるのですね。

声調符号付きのピンインがコンピュータ上で気軽に読み書きできるとありがたいのですが...。

投稿: Shira | 2005.01.03 21:19

結局Shiraさんは優秀な耳をもっているということですね。Shiraさんの耳が区別できる音を、脳の中で一括りにするだけでいいのですから、優秀でない耳をもっている人より断然有利ですね!

発音方法の原理さえ理解できれば、音声学の本は一冊読めば十分だとおもいます。深みにはまると抜け出せなくなりますからご注意(笑)。例えば「英語の音素はいくつあるか」と一見すると簡単そうに思える問にも答えが出ていない世界です。

ピンインはとりあえず数字でごまかすのがよろしいかとおもいます。例えば、「白」をbai2と表すように。

投稿: wowow_turk | 2005.01.03 22:40

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