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2005年3月の8件の記事

2005-03-27 教えを思い出す

英語は私にとって第二言語なので、(不自由はあるが)口に出すときに発音で悩むことはまずない。

中国語ではそのようなわけにいかない。今日も新しい課で例文が「口に乗る」まで20回以上練習した。部分に分けたり組み合わせを変えたりするのだ。

まあ、30年接した英語と1年の中国語とでは事情が違うのは当然だろう。

知っている単語ばかりの文でも、録音教材のように自然に話すにはずいぶんと練習が必要だった。たとえば、
每年夏天或者冬天,学校常组织留学生去别的城市旅行。

常组织 cheng zu zhi では舌の位置も唇の形も忙しく変わる。
组织で深い音の u を第三声で出してから舌を巻いた zhi を第一声で出すのはなんだか不自然でなかなか慣れなかった。動詞と目的語とは続けて発音されるから、留学生に移るのもたいへんだ。

録音教材はゆっくり読んでいるようで実はなかなか速い。いっしょに発音すると遅れそうになってあわててしまった。

急いで ü の音や liu の /i/ の部分がいいかげんになってはいけない。

そうそう、四声をきちんと出すのも忘れてはいけない。発音が指人形だとすれば、四声はその中の指のようなものだ。

声母+韻母+四声、それに微妙な軽・中・重のアクセント。頭上の蚊を追いながらゴキちゃんを退治する難しさだ。

それでも例文を使ってまるごと覚えるようにすれば数分で慣れるのはありがたいことだ。余裕をもって手本に追いつけるようになったら次の文章に進もう。


去に使う ü の発音を日中学院の教師に注意されたのを思い出す。
「口をとがらせるのではないのです」
「唇の両脇を少し緊張させて閉じ、真ん中に少し開きができるようにするのです」

「ストローで飲み物を飲むときの感じ」

「上唇を下唇に軽くかぶせる感じ」
と解説している図書もある。

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2005-03-27 暗唱しよう

修訂新中国語を使っての学習は小学生式だ。聞いて、繰り返して、録音して、修正して、書いてみて、また聞いて...、という具合。少々口に乗りづらかった表現も何度が繰り返すうちに自然に言えるようになる。

下巻からは本文を覚えてしまうことにした。上巻の本文は内容がおもしろくなかったが、下巻になってからは話に筋があるので記憶が楽だ。

部分に分けて何度か練習すると、意外にたやすく頭に入る。

そして、この練習には思わぬ副産物があった。英語の聞き取りにも役に立つのだ。

土曜の午後神奈川県川崎市高津区で開いている「溝の口英会話サークル」にときどき参加している。英語のニュースや映画をビデオで流して内容を確認する時間があるが、ひとまとまりとして記憶できる英文が確実に長くなった。以前は聞いたそばから忘れてしまっていたが、最近はかなり再現できるようになった。英語の音声とそれによって伝えられる内容とがうまくかみ合って頭に入るような感じだ。

中国語の学習で「意味を持ったひとかたまり」を記憶する訓練をしているからだろうか。

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2005-03-23 四声は柔軟

修訂新中国語下巻の録音教材(CD)の読み手は上巻から変わっている。
特に女声担当が上巻から大きく変わったように思う。

いかにも教科書的だった上巻と違って、もっと日常的というか、血の通った感じになっている。声の高低・大小といった振幅も大きく、声色も文意に応じて変化している。とても好ましい変化(おそらく意図的)だが、単純に四通りではすまない声調の変化にときどき戸惑う。

我们提了一些问题
の「一些」は第四声+第一声には聞こえない。読み手は「一」をやや低めの第一声のように発音している。次の「些」が第一声なので、低くしてしまうと再び上昇するのがたいへんだからだろうか。

このあたりの「声の経済」とでもいう現象はNHKの人気教材「ときめきの上海」を見るとよくわかる。「声調参号」という声調分析機器を使って声の高さの変化を単純なグラフで示している。上がりきらなかったり下がりきらなかったり途中で切れてしまったりという変化がよくわかる。私は同書をまだ買い求めていないが、この声調図示はとても気になるところだ。

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中国語××Q&A101

中国語入門Q&A101
中国語学習Q&A101
中国語教室Q&A101
すべて大修館書店

この3部作は持ってると助けられることがとても多いと思う。私のような初学者でもそう思うのだから、もっと学習の進んだ人にとっては思いつくままにページを繰っても発見は多いはずだ。

「中国語でコミュニケーション 発音・学習編」(池田 巧 アルク)の参考書紹介で最高評価☆☆☆を獲得しているだけのことはある。


「北京方言では第一声または第二声と他の声調とに挟まれた第二声は第一声化する」という記事(中国語教室Q&A101)には助けられた。CD教材を何度聞いても声調記号と違うと思ったら、吹き込み者が北京方言で読んでいたのだ。この人は教科書に儿と書いていなくても儿化して読んでしまうのでその兆候はあったわけだが。

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2005-03-21 修訂新中国語下巻

修訂新中国語 下 を始めた。上巻よりもだいぶ厚い。一課の分量が増え、なんとなく「学習」という感じがしてきた。

例のように自分の声を録音して練習する。深い腹式呼吸と脱力とを心がけているので、声は気持ちよく出るようになった。外国語だと、慣れないためか声が「詰まった」感じになるときがある。そういうときの感覚を覚えておいて、兆候があったらすぐに練習を中断して力みを抜くようにする。

髭を剃るときや歯を磨くときに(腕や肩に)わずかな緊張を感じるときがあるが、そこで力をすっと抜く訓練をするとよい。話すときの緊張をほぐすのと似た感覚なので役に立つ。


発音に少し癖が残っている。
1.文の最初の「你」が短すぎた。第三声で低いから、低い→弱い→短い という誤った連想が働いたようだ。十分に音程が低くなるまで待つつもりで発音するとうまくいった。

2.「课」の e があいまいになっていた。これは油断のため。


基礎学習で使う漢字は辞書で丹念に調べている。中日辞典だけではなく、漢字の解説書も使うと字の印象が鮮明になってとてもいい。私は「常用字解」(白川 静、平凡社)を使っている。白川教授の学説には批判も多いが、中国語の学習が楽しくなることは間違いない。

白川教授については松岡正剛の千夜千冊に記事があった。

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2005-03-19 王菲

王菲の「天空」を聞いている。音楽的にもすぐれた作品だと思うが、ここでは中国語の発音の話を。

この歌手は北京出身だから、普通語の歌の発音はそれほど特別なものではないだろう。

ピンインのつづりには登場しないが、ときどき発音される「隠れた介音」がある。「九」や「酒」は第3声や第4声だと/jiou/のように聞こえるし、「对」は/duei/と聞こえる。

王菲の歌にこの好例があった。アルバム「天空」の7曲目「不変」に出てくる「对」は完全に/d-u-e-i/だ。

この曲ではその他にも「天」や「変」の i の部分がとてもはっきりと発音されている。はっきりとした「ティエン」や「ピィエン」だ。

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2005-03-11 読む

中国語会話 グズでノロマな独習体験記」に久しぶりに記事が追加されている。どんどん読むことについての話だ。

内容に興味があれば外国語故の不自由があっても読むものだという主張には大賛成だ。

英語の週刊誌「TIME」を定期購読して8年、「The Economist」に切り替えて4年。出てくる単語はすべて自分にとっての必修と考えて片っ端から覚えていった。日本の雑誌・新聞なら辞書を引かなくても読めるのだから、読む必要のある記事の単語はすべて学習してしまうのがよかろうと思ったのだ。

私のサイトにある英語の学習についての記事にそのあたりのことを書いておいた。

中国語でも同様にできるかどうかはわからない。時間的制約も大きくなったし、記憶の定着度合いも低下しているかもしれない。でも、読みたい記事があれば前に進めるような気がしている。

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2005-03-06 修訂新中国語

地味な「修訂新中国語 上」も最後の課になった。この課で私にとって初めて新出の文法事項が出てきた。

「是」についての説明があったので、辞書(小学館中日辞典第2版)で調べてみた。述部が {何か・誰か・どの種類か} のときに是が必要だという。また、述部が普通の名詞のときには、そのものが単に存在するのではなく、その場所全体がそのものであることを示すという。

単に存在することを言うなら「有」を用いるわけだ。

是のこの用法は英語の be にちょっと似ていると思った。「ゆるやかなイコール」だ。


テープレコーダで自分の声を録音して練習しているときに偶然以前の録音を聞いた。自信のない、ずいぶんと頼りない声だった。それに、文章の呼吸が自然ではない。

現在の録音はけっこうなめらかで、声そのものもしっかりしている。自分では気付かなかったが、ずいぶんと自然に読めるようになったものだ。もっとも新修新中国語の上巻だから、内容はNHKラジオ中国語講座の入門編程度のものだが。


いまのところの練習の中心は教科書をしっかりした声で朗読することだ。自分の声の録音と手本とを即座に比較して間合いを修正する。正しい区切りで読めるようになると文の意味も楽にわかる(これは逆も成り立つ)。

「自分は今中国語を話しているんだ」
という「乗った」状態で読むのはとても良い練習になるように思う。

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