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2005年4月の10件の記事

2005-04-30 a の音

雑誌「中国語ジャーナル」の2004-0-〜2004-09を買ってある。
「クサカ教授の発音“徹底”トレーニング」がめあてだ。
学習支援サイト「China Expert」 にも紹介の記事がある。

これを読むだけではもったいないので、附属のCDから自然な語りを選んでpinyinで書き取ってみた。

意味がわからないことばを書き取ったにしてはけっこう正確に書ける。自然な速度は速いが、職業アナウンサーの発音は正確だからだろう。自分でまねをしてみて気付いたことが一つ。私の a は急ぐと口の中の容積が十分ではない。中国語には「狭い a 」や「あいまいな a 」は存在しないので、手本では速い流れの中でもきちんと明るい a を出している。

やはりテープレコーダを使った学習は必要だ。音がいいかげんになっていないか。四声が平坦になっていないか。重・軽・中のアクセントが自分勝手ではないか。

そろそろ母語話者に手伝ってもらってもいいかな、と思うが、時間はとにかく、場所が難しい。教師1人+学習者2人程度のグループでも発足させ、公共の施設を予約するのはどうかなどとも考えている。

(溝の口英会話サークルでは駅から徒歩数分の便利な場所の教室(ビデオ装置あり)に毎週土曜の予約を取れている。)

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2005-04-30 聞き取りの練習

聞き取りの練習方法について考え込んでいる。

次のどちらの方法をとるべきか。

1.音声面の訓練にも初級者向けの教材だけでよい。
2.音声面については、中国人が普通に話す速度に慣れておいたほうがよい。

1.について:
語彙・文法の学習が進んでいない状態(文脈による理解ができない状態)で標準速度の音を聞くことには無理がある。音だけ聞き取れる(一種のゲームのように)というのは現実的なのだろうか。

既知の表現・単語を学習者向けの速度で発音する教材を使って基礎を築くのが効果的ではないか。

2.について:
内容がわからなくても、自然な音のつながりを聞き取ることは可能ではないか。学習者向けのやや不自然なゆっくりとした発音に慣れてしまうと、通常の中国語を聞き取る妨げにならないだろうか。

聞いたときにわからなくて、原稿を見ると学習したことのある単語だったということは英語の学習でずいぶんと経験した。こういう状態は不自然というべきだろうか。

しばらくは試行錯誤することになると思う。

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2005-04-29 同学们

中国語学習者のblogを読んで勇気づけられることが多い。様々な制約の中で学習を続けている姿に励まされるし、学習法や材料について貴重な情報を与えてくれる。

Shuaigeさんの「中国語自習帳」を読み、確実に進んでいる姿に
「私もがんばらないと」
と感じた。

私のblogにリンクアンカーをいくつか追加した。学習方法や環境はさまざまだが、言語の習得をめざす点では皆仲間だと思う。

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2005-04-24 消えない「消える母音」

iu は第三声・第四声だと発音の前半が重視されて /iou/ のように発音する人がいる。ui も /uei/ になる。日中学院の講師(黒龍江省出身)は明確にそうだったし、NHKの教材にも多かった。

修訂新中国語のCDはそうなっていない。ピンインを外国人が見たかのように発音している。

なんだか物足りないというか、ちょっと香りが足りないような気がする。

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2005-04-23 文字を並べる

中国語の文章は漢字を並べて作る。

言語については、音声がまず存在し、文字はそれを記録するために創造されたという話をよく聞く。音声面の学習が重要だと主張する人がよく挙げているようだ。

音声の重要性は私も十分に認めているが(このblogの記事を読んできた方々はわかっていただけると思う)、中国語ではすこしばかり事情が異なるようにも感じる。文字(漢字)の存在感がものすごく大きく、音声はそれを読むための手段ではないかという印象を受けるほどだから。現在の中国各地の方言を聞くと、もし漢字という共通点がなかったらほとんど別の言語だと思うくらいだ。


来中国以后,我早就想到长城去玩儿.
英語と比べるとずいぶんな違いだ。動詞をぽんぽんと気軽に置いてできあがり、という感じさえする。
動詞(らしきもの)が来、想、到、去、玩儿 と5つもあるではないか。

主語ががっちりと動詞を支配し、定型動詞でない動詞は不定詞や分詞にならざるを得ない英語に比べると、日本人にとって中国語はなじみやすいのかもしれない(語順という難関はあるが)。

※ 中国語の文法(用語)学習にはまだとりかかっていないので、誤解や誤記があると思う。指摘をいただけるとありがたい。

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2005-04-17 文法事項

修訂新中国語(下)の第29課にさしかかった。方向補語の登場だ。

方向補語・結果補語は中国語特有の感覚が必要になる最初の関門のような気がする。教科書で覚えたことを思い出して文を作っているようでは会話はできない。会話ができないくらい反応が遅いというのは理解が身に付いていないということだ。

場面を心の中に描いて練習する。「来」や「去」という文字が示すココロをつかむのだ。

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2005-04-16 二声の難しさ

国庆节和中秋节常常离得很近.
二声がたくさん出てくる。
読んで録音し、確認してみると「离」がきれいに出ていない。手本は「リイ↑」ときれいに出ている。

二声はなかなか難しい。一音節を発音するわずかな時間で「すっ」と声の高さを上昇させる。

私の場合、母語である日本語の影響からか二声がしっかりと出ていないときがときどきある。サイト「語学館」の書庫blog
発音・声調に関する補足でとりあげているとおりだと思う。

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2005-04-09 だから学習する

四川省成都に続き、首都北京でも日本商品不買の示威行為があった。

韓国との領土問題が大きく取り上げられるようになると、旅行客が減り、NHKの朝鮮・韓国語のテキスト売り上げも落ちるそうだ。中国語学習熱も影響を受けることだろう。

だが、韓国、北朝鮮、そして中国は常にそこにあり、蒸発してなくなるわけではない。日本もそうだ。貿易・国際政治のバランス上、切り離して考えるのは不可能な関係にある。

「だからこそ私は中国語を学習している」
このような、先を見据えた心構えで進んでいきたいではないか。

日本語を学習している中国人・韓国人もそう思っているはずだ。

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補完教材(発音)

これ一冊あれば、という参考書はなかなかないものだ。中国語の発音についても同じだと感じる。

いまのところ次の3冊が包括的で信頼できる教材だろう。
1.発音の基礎から学ぶ中国語(相原茂)
2.中国語発音の基礎(上野恵司)
3.紹文周の中国語発音完全マスター(紹文周)

私は1のみ購入した。録音がすばらしく、とても良い教材だった。書店で見たところ2・3もすぐれたものだと思う。どれを選ぶかは好みの問題かもしれない。

ただ、上記三点のいずれもが扱っていない重要事項がある(私の観察の限りで、ひょっとしたら記事があったかもしれない)。二点だけ挙げてみる。

1.母音は軽く声門閉鎖をしてから出すのが原則。
2.i の音は唇を横に強く引くだけでは出ない。

1については広島大学の加藤助教授が「中国語発音学習教材」で詳しく説明している。また、「女は中国語でよみがえる2〈勉強編〉」(佐藤嘉江子)にも筆者が中国に留学してから指摘される記述がある。

2については「対日漢語語音教程」(続三義編、北京語言文化大学)に秀逸な説明があった。xi の音から x を取り去ったのが i だという。x を出すために摩擦を使うが、同じ要領で鋭い母音を出す。唇を横に引いて鋭い音を出すのではなく、口の中で調音するのだ。

これについても「女は中国語でよみがえる2〈勉強編〉」で著者がやはり留学後に気づく場面がある。

「でも、中国人を見ると、そんなに一生懸命唇や頬の筋肉を動かして話している人なんていない」
「大事なのは、唇の形ではなく、口の中の形だったのである。『a』は口を大きくあけるのではなく、口の中を広くして喉を大きくあける。『yi』は前述の通り、喉を横に引っ張る。『wu』はもちろん多少は唇を突き出すが、突き出すというより、突き出るという感じ」
(p.88)

中国人講師自身にとってはあまりに自然なことなので、生徒に具体的に指摘することができないのではないか。

こういった点を練習すると自分の発音が手本の発音にずっと近くなり、効果的に音読が進む。単に発音だけではなく、聞き取りをはじめ全般に良い影響があるはずだ。

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教材がたくさん

大きな書店に入ると、たいてい中国語学習書の棚を観察する。

東京都千代田区神田神保町(書店街)の三省堂書店神田本店に先日立ち寄った。

中国語学習者はぜひ一度訪れる価値があると思う。他の大規模店舗で見かけない本がたくさん書架に入っていて、見ているだけでなんだか楽しい。ネット上で検索するのと違って、目の前に並んでいるのはずいぶんと見やすいものだ。

多く売れるものが自分にいちばん合っているとはいえないところが難しいところだ。その一方、定評ある教材には内容に誤りや著者の思いこみが少なくて安心なのは間違いない。自分の「ある種の勘」で選んでうまくいくときもあるし、そうもいかないこともある。


英語の学習書は近年特に特化・進歩が著しい。新しい研究を反映したものもあるし、自らが実践した学習方法を体系化したものも多い。

中国語の参考書にも特色あるものが増えてきたと思う。

「古くから定評がある」ということの裏には、自分が学習に使った教材を使って教える教師が多いことにも原因があると思う。単に新しい教材を知らないだけかもしれない。

古くからの教材があるのを知りつつ新しい教材を世に問うという姿勢は歓迎する。遠藤光暁教授の「話す中国語」などは安心して使える充実した教材だと思う。


今回気になったのは次の2点。
「耳から入る中国語」(王浩智)
「朗読中国語―NHKラジオ中国語講座 CDブック」(陳文芷)

特に「朗読中国語」は自然な読み方(間合いの取り方)を詳細に説明している。区切りの理由も示しているので、とても役に立つだろう。

私は「修訂新中国語」を使っているので上記の本は購入しなかったが、いつか取り組んでみたいものだ。

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