教材がたくさん
大きな書店に入ると、たいてい中国語学習書の棚を観察する。
東京都千代田区神田神保町(書店街)の三省堂書店神田本店に先日立ち寄った。
中国語学習者はぜひ一度訪れる価値があると思う。他の大規模店舗で見かけない本がたくさん書架に入っていて、見ているだけでなんだか楽しい。ネット上で検索するのと違って、目の前に並んでいるのはずいぶんと見やすいものだ。
多く売れるものが自分にいちばん合っているとはいえないところが難しいところだ。その一方、定評ある教材には内容に誤りや著者の思いこみが少なくて安心なのは間違いない。自分の「ある種の勘」で選んでうまくいくときもあるし、そうもいかないこともある。
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英語の学習書は近年特に特化・進歩が著しい。新しい研究を反映したものもあるし、自らが実践した学習方法を体系化したものも多い。
中国語の参考書にも特色あるものが増えてきたと思う。
「古くから定評がある」ということの裏には、自分が学習に使った教材を使って教える教師が多いことにも原因があると思う。単に新しい教材を知らないだけかもしれない。
古くからの教材があるのを知りつつ新しい教材を世に問うという姿勢は歓迎する。遠藤光暁教授の「話す中国語」などは安心して使える充実した教材だと思う。
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今回気になったのは次の2点。
「耳から入る中国語」(王浩智)
「朗読中国語―NHKラジオ中国語講座 CDブック」(陳文芷)
特に「朗読中国語」は自然な読み方(間合いの取り方)を詳細に説明している。区切りの理由も示しているので、とても役に立つだろう。
私は「修訂新中国語」を使っているので上記の本は購入しなかったが、いつか取り組んでみたいものだ。
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