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2005年6月の10件の記事

Pimsleur教材(2)

ピンズラー教材を使ってみた。

英語を使って中国語を学習するので、少し懸念があった。
「母語は人間にとって特別な言語だから、外国語の説明は母語(日本語)のほうが直感的なのではないか」
「英語→日本語→中国語という経路で理解して効率が悪いのではないか」

学習を始めた段階では、特に心配することはないようだ。英語による説明は簡素で、学習者が口に出すのは中国語だけだ。

内容については学習が進んでから紹介しようと思うが、第一印象は以下のようなものだ。

  • 梱包が簡素で好感が持てる。薄い紙箱の中に紙容器にきちんと保持されたCDが入っているだけ。
  • 音声は明瞭。中国語は複数者による録音で、端正な標準音だ。英語の説明も明瞭で心地よい声だ。
  • 一課が30分で、集中して取り組むにはちょうどよい長さだ。気軽に始めることができる。
  • 発音の解説はほとんどない。自己流の発音でこの教材を使うと「発音はめちゃくちゃだが流暢な中国語」を強化してしまうのは間違いない。反対に、正しい発音で学習できれば効果はすばらしいだろう。
  • この内容なら価格はかなり安い。「実用品」という雰囲気が強い。

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Pimsleur教材(1)

Pimsleur Instant Conversation Mandarin Chinese (ピンズラー 中国語教材の1~16課のみを廉価で販売)を紹介する。インターネットで検索するとピンズラーで中国語を学習する人も増えてきたようだ。

包装を解くと、中にはCDと1枚ものの説明書 Owner's Manual しか入っていない。完全な音声教材だ。

Owner's Manual(英文)の要旨は次のとおり。


ピンズラー言語学習について


これは最も効果的な外国語学習教材です。

多くの人にとって外国語学習は単調で成果があがらないものではなかっだでしょうか。自分には難しいとあきらめる学習者も多いのです。

使用方法

集中できる静かな場所を選んでください。疲れていないことも大切です。

各課は30分で、この時間なら十分に集中できるはずです。CDの説明に従って聞いたりくりかえしたりしてください。会話をするときの自然な声を使うことが大切です。口に出すことが成果につながるのです。

問いかけに8割応えることができれば次に進んでください。完全を求めることのないように。

すでに学習した内容も後で繰り返し登場するので、忘れることは心配しないでください。

成功への道

教材は順番に使ってください。回答は必ず口に出してすること。こうして自分の音声を聞くことによって学習する言語の音声が身に付きます。

参考書や辞書は使わないこと。

Graduated Interval Recall

新出事項を繰り返し学習しますが、最大の効果が得られるように間隔が徐々に長くなっていきます。

予測の原理

丸暗記ではなく、いままでに習った知識を動員して新しい回答をする練習もあります。こうすることで学習中の言語を使って考えることができます。

「無意識に口から出るまで繰り返す」ことは効果が薄いという研究成果があります。ピンズラー学習法では習った内容を実際に使うことで効果的な学習をが可能です。

基礎語句

限られた語彙でも有効にコミュニケーションが可能です。

文法構造のための語彙(機能語)と内容を表す語彙(内容語)とがありますが、ピンズラー学習法では機能語に重点を置くことで言語習得を容易にしています。


※ 私はPimsleur 学習法を勧める立場にはない。上記は教材に添付してある文書の概要で、私の判断は一切含まない。

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学習方法を考える

あなたはなぜその学習方法をとるのか

おすすめしたい本がある。 英語習得の「常識」「非常識」(白畑他 大修館書店)

「英語習得の」という題だが、そのまま他の外国語学習にもあてはまる内容だ。

外国語学習については専門家にとってもわからないことが多い。それなりに「できるようになった人」が「過去をふりかえって」あれが良いこれは良くないと言っているのが現状に近い。そうした記事のうち、多くの人に感覚的に訴えるものが注目を集めるわけだ。

「やはり」や「~だけ」などは人目を引く文句の好例だろう。
「中国語はやはり音読だ」
「聞くだけで身に付く」

外国語に直接触れる機会は急増し、デジタル媒体によって学習環境も安く便利になった。多様な手段を生かすためにも、学習方法については実証を重んじる態度で考えることが大切だと思う。

冒頭に挙げた本はこうした立場を取る人にとって得るところが多いものだ。目次を見てみよう。
【検証 1】「母語は模倣によって習得する」のか?
【検証 5】「繰り返し練習すると外国語は身につく」のか?
【検証 8】「多読で英語力は伸びる」のか?
【検証22】「『英語耳』や『日本語耳』という区別はある」のか?

実験例を豊富に引用して「常識」と「思いこみ」との違いを示している。時間・金銭を消費し、場合によっては家庭や職場の人間関係にも影響を及ぼす言語学習。学習方法については常に考えている必要がある。

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2005-06-14 会話教材

修訂新中国語を中心に学習しているが、会話での瞬発力を高める訓練が他に必要なように感じる。

教室に通うのも一つの手段だが、もうすこし内容のある話をするようになってからでもいいかと思う。

そこで、米国で普通語を学習している人にとても評価の高い Pimsleur の教材 を購入してみた。一種の「お試し版」で、セット教材の初めの部分を安く売っている。

使ってみた感想は後日また。

ちなみに、入門セット の評価は更に高く、気になるところだ。

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2005-06-12 ng に続く音

修訂新中国語も全44課のうち37課まで来た。

私の学習の方法はとても単純で、ひたすら本文を自然に言えるようになるように繰り返して口に出したり音読したり。録音を聞いて紙に書くこともしている(漢字を書けるためにも)。

新出の事項は初めのうち違和感があるが、そのうちにあたりまえに感じるようになる。この変化が楽しいので続いているようなものだ。

今回の小発見は ng とその次の音とは切れ目がはっきりしない(ように聞こえる)ということ。
Qing ni ba ~.
というときの qing と ni とはかなり接着して聞こえる。「ちにーばー」という感じ。
cong wuli zou chu lai
も同様だ。cong と wuli とが続けて聞こえる。

n だと舌が動いて空気の流れを止めるためにわずかながら時間がかかるのだろう。ng だと舌が動く時間は短くなるはずだ。

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2005-06-08 üの出し方

ü の音には因縁を感じる。

2004-06-04 の日中学院個人指導が発端だった。
「üは唇を突き出さない。唇の回りの筋肉を使う感じで締める」

この指摘は「対日漢語語音教程」の記事に合致したので、以来この方法をとってきた。

注意ü的口形不像u那样用力前突,而应将上嘴唇稍稍包住,这也就是汉语语音学上之所以把它称为"撮口呼"的原因.

üはuと違って、それほど唇を前に突き出さなくていい。上唇をやや固く包むだけでよい。中国語学でこうした発音を「撮口呼」といっている所以である。
(対日漢語語音教程 p78)

ところが、2004-07-03に参加した入門者向け発音講習では、
「くちびるをずっと突き出して」
と教えられた。だが、この方法には転換しなかった。

そして今回の指摘である。少々困惑してきた。

みなさんにお願いである。どのように発音しているか。 どのような指導を受けたか。ぜひ教えていただきたい。

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2005-06-07 ひさしぶりの教室

きっかけ

学習上の出会いにはいろいろある。ふと手に取った本がすばらしかったり、別の興味でネットを検索していたら宝の山に当たったり。

先日仕事で地下鉄の乗り換えで地下道を歩いていると、見慣れない赤い広告に「中国語」という文字があったので立ち止まった。とりあえずパンフレットを取って乗車。

小学館中国語会話倶楽部という教室だ。私の目を引いたのは「個別発音クリニック」。講師と一対一で30分二千百円。発音矯正以外にもいろいろと使えそうだ。

料金は安くはないが、仕事の帰りに立ち寄れるし、曜日・時間も自分で選ぶことができる。なかなかうまいところを突いた経営方針だと思った。講師は専任ではなく、留学生であることも明かしている。

高い講座は便利だし、安い講座は日時が自由にならない。中国語教育の需要も供給も大きくなり、市場原理が浸透してきた印象を受ける。

体験受講

建物の正面は閉まっていて、裏の通用口から入る。建物の中には人影がなく、とても静か。受付の机に事務係と今日の講師とが座っていた。私の前に予約がなかったようだ。

手続なしですぐに講師と二人で教室の片隅へ。

この留学生はとても熱心で、私の狙いが発音の確認にあると知るや、徹底して指摘して練習させる。日本語はみごとで、言語の学習方法について日本語で話がはずむ。聞き上手で話していると楽しい人だ。

私の予約の次が空いていたので、1時間以上にわたっての発音練習となった(追加料金なし)。講師は時給なので30分で客を追い出す必然性がないのだろう。

その日の指摘事項は:
1.発音は「相当好」。
2.sh zh r はとても良い。
3.n ng には問題がない。
4.觉得の de や一个の ge も弱いながらも e の発音で。弱い「ア」にならないように。
5.四声はもうすこしはっきりと。
6.中国語の強弱アクセント・高低アクセントを守ると自然に聞こえる。
7.qu ju xu は大問題。誰に習ったのか。(※ 日中学院のスター講師から、だが...)

üは唇を突き出して出すのだという。uの構えで舌の位置を高く・前にする。たしかにこの解説をしている図書・サイトは多い。だが、以前日中学院で受けた指導と異なるので、大いに迷うことになった。

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リンク「中国語を話そう」

ネット時代の楽しさは、知らない間にすばらしいサイトが増えていること。あるいは以前からあった貴重な資料に出会うこと。

著者の名前が記事に見あたらないのだが、メールアドレスhmkh1012さんの「中国語を話そう」というサイトを見つけて感心した。

なによりもすばらしいのは、学習者を助けたいという思いがはっきりと伝わってくることだ。誇張とは無縁の表現で、自分の経験・考えを出し惜しみせずわかりやすく書いている。

著者は1999年から中国語を大学で専攻したという。電子辞書を第一辞書として存分に使い、近年の参考書を材料にして学習している。こういう新しい情報は価値がことさら高いと思う。

口語表現や音読を重視する利点を改めて教えてくれるサイトだ。そのための教材についての記事も充実している。

折に触れ参考にすることになるだろう。

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修訂新中国語

書店に立ち寄ったら「新中国語」が棚にあった。私が使っている「修訂新中国語」の底本だ。手に取ってみると修訂編とはずいぶん違う。

1.挿絵が古い。ほとんど「レトロ調」といってもいい。
2.口語表現がかなり修訂編と違う。
3.修訂編では日本人名が多く登場するが、底本では中国名ばかりだ。

修訂編は日本で使うことに特化した教科書のようだ。底本よりも練習量が減っているが、使いやすくなっている面も多い。なによりありがたいのは録音教材がテープからCDに替わり、価格も安くなったことだ。

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2005-05-04 滑走中

飽きない初歩学習

修訂新中国語という初学者用教材だけを使っているが、つまらないということはない。この教材は実に良くできていると最近になって思う。
よくばらない
文法事項を小出しにして、その用例を繰り返して練習させるようになっている。漢字を記憶する負担を敢えて減らしているようだ。
積み重ね
今まで学習したことを基礎にして、その上に学習を重ねるという方針が徹底している。附属CDの本文を読む速度もわずかずつ速くなっているが、以前の課を聞くまでは気付かないほどだ。


今回はHTMLの定義リスト要素を使って書いてみた。主要タグはかな漢字変換に登録している。「りすと」で変換すると<li></li>、「へっだ」なら<h2></h2>という具合。

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