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2005年7月の11件の記事

2005-07-31 テレビ

衛星テレビ放送のチューナを使っている。Discovery Channel や米国のドラマを見るのが目的。

今日はなにげなくどのくらいの放送があるのかを調べていたら、中国の中央電視台を見ることができた。契約をしていないのに見えるのは視聴者呼び込みの「無料タイム」だったのだろうか。

正時のニュースを見たが、いろいろと気付くところがあっておもしろかった。


  • 一つのカットが長い。視聴者に飽きられないように頻繁に画面が切り替わる日本や米国のニュース番組とはだいぶ違う。

  • 共産党の宣伝機関として機能している。発展する農村を胡锦涛主席が訪問する様子を延々と流していた。

  • 八月は抗日戦争勝利の記念月。各地で写真展を開いている。中高生にインタビューすると
    「この歴史を忘れてはいけない。現在の発展があるのは抗日戦の英雄のおかげだ」
    と答えていた(無難な公式見解という点で、広島・長崎を訪れる日本人学生の発言と実に似ている)。

  • 地方でのインタビューにはインタビューされる側の発言に普通語の字幕が付く。私が聞いてもじゅうぶん普通語らしい発音だったが。

  • 「各地の天気」にはさりげなく台北や高雄の天気が登場する。

  • コマーシャルは番組とうってかわって商業主義全開。携帯電話や電子機器の宣伝が多い。

外国の状況はマスメディアを分析することでもけっこう伝わってくると思う。

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2005-07-27 教室へ

小学館「中国語会話倶楽部」の「個別発音クリニック」に参加した。これで2回目。

相変わらずのんびりしていて、事務所にはだれもいない。予約表には空欄が目立ち、採算は厳しいはず。学校の採算が厳しい教程は習う側からすると得なのだろう。

今日も私の30分の予約のために講師が来てくれたようだ。

発音は
「1年間の学習とは信じられないほど正確」
「全く問題ない」
と手放しのほめ方。前回の講師は「関西弁をまねる東京人に対する厳しさ」で評価してくれたが、今日は外国人に対する評価なのだと思う。

西安出身のこの講師はとても軽やかな読み方をする。抑揚が美しくいつまでも聞いていたい。溝の口英会話サークルに来た人の発音は光沢のある、磨き抜かれた黒みかげ石(あるいはワックスがけした黒ベンツ)のようだったが、今日の講師は羽二重のような印象だ。いずれもすばらしい。

以前から悩みの種だった ü の発音だが、この講師は日中学院の講師や「対日漢語語音教程」と同じ説明をする。くちびるを突きだして(u のように) yi と言うのではなく、少しくちびるを締めるような感じで発音する。

先日の講師の指導と違うと指摘すると、普通語の許容範囲は広いですから、という話だった。

講師を独り占めして会話の練習をすれば頭に詰まった中国語を口に出すのがずっと速くなると感じた。Pimsleur を進め、中国人の客先と話をしよう。

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Pimsleur 売却

Pimsleur Instant Conversation Mandarin Chinese を終了した。なかなか効果のある教材なので、興味のある方にお分けしたいと思う。

30分で1課。全16課。CD1枚に2課収録で全8枚。
英語を使って中国語を学習する教材なので、日本語の説明は一切ない。TOEIC試験の Listening comprehensoin 部分で 400点程度なら楽に学習できると思う。課の内容が初心者向けなので、説明も簡単。
Do you remember how to say "I'd like to have some beer" in Chinese?
とか
Try to say "I don't want" in Chinese.
といった内容。

少し小うるさいかもしれないが、条件をいくつか。

1.自ら、あるいは近しい人の中国語学習に役立てていただきたい。
2.複製してばらまくことは控えていただきたい。私も手放すにあたって録音は残さない。
3.外箱・説明書は処分してしまって、ない。説明書にはたいしたことは書いていないので問題ないと考える。
4.手渡し、あるいは郵送。手渡し場所は山の手線の左半分(秋葉原・品川・渋谷・新宿)から横浜駅あたりまで。
5.手渡しなら現金。郵送なら教材がそちらに着いてからの後払い(銀行振込)。
6.当blogに過去にコメントを残してくれた方、blogがリンクしてある方優先。
7.申し込みは電子メールにて。締め切りは当blogで通知する。
8.価格は2千円(手渡し・郵送共)。
9.内容は Amazon.com の記事を参照していただきたい。

メールアドレスは当blogの「プロフィール」欄にある。

当然のことだが、知り得たメールアドレスや連絡先、送付先はこの教材の送付が終わったら処分し、他の目的に使うことはない。私の仕事・英語学習関連サイトも参考にしてどの程度の情報を私に送るか判断していただければと思う。

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2005-07-17 声調がある

中国語の学習を始めるときに少し心配だったのは声調だった。母語にない要素(音の高さの変化)を意味の識別に使うと聞くと、どうしても心配になる。

実際にはそれほど難しくなく、練習は楽しいものになった。日本語が声調を使っていることも思いだした(多音節での話だが)。

漢字ひとつひとつに固有の音があるというのは非母語話者にはありがたいことだ。日本語の初学者が音読み・訓読みの区別を聞いたら目の前が一瞬暗くなるのではないか。

漢字の音は一つで、声調も固有だ。それはわずか4種類(+軽声)。さすが人工言語。広東方言の何種類あるかはっきりしない声調や上海方言の連読変調などと比べると、普通語は非声調言語を母語とする人には学習しやすいと思う。

普通語を制定して全国民が使えるようにしようという試みは壮大なものだと改めて感心。外国人にとっても容易だということも考慮に入れたのだろうか。

ピンインもわかりづらいところが少々あるが、体系と表記との妥協点はまずまずだと(学習者の私は)感じる。アルファベットを選んだのも慧眼と言うべきだろう。

※ 上海方言についてのリンク先は「上海語についての簡単な紹介」(鈴木一利氏)、広東方言についてのリンク先は「広東語上達頁」(奥村惠子氏)である。

広東語上達頁の声調についての記事はたいへん興味を惹くものだった。

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2005-07-17 やや減速

今年もちゃんと暑くなってきた。事務所や電車の冷房と外との行き来は疲れる。おもしろい経営書を読んだり学習会の宴会に出たりしたので中国語の学習は少しゆっくりになった。

今日は少し時間をかけて修訂新中国語に取り組んだ。いつものように本文を読み、録音して附属CDと比べる。

この勉強方法の本当の楽しさが最近わかってきた。読み方の一見小さな差異が中国語と日本語との発想の違いを示していることが多いのだ。

附属CDと私の読み方との差は以下の点に分類できるだろう。
・間合いをとる箇所
・声の高低(四声とは別の、語句全体の高さ)
・声の強弱
・速度

これらの相違点について「なぜそうなのだろう」と考えると、文章の構造や漢字相互の親和性、さらには中国語の発想を感じることができるように思う。


熱心だが伸び悩んでいる英語学習者には、文章を読むときにかなり自分勝手な読み方になる人がとても多い。外国語として消化できていない(消化の必要性に気付かない)のだろう。

イントネーションをはじめ、その言語の「らしさ」(prosody)についてよく考えることは重要だ。発音にこだわるためではなく、生きた言語を習得するために。

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2005-07-10 聞き取り

昨年購入した中国語ジャーナル附属のCDを少し聞いてみた。

马骅・陈涛両氏による「开场白」(今月号のあいさつ)が短くて集中力を保てて具合が良い。

まだ知っている単語が少ないので内容から想像する部分が少なく、音がたよりだ。これは今のうちだけに許される贅沢かもしれない。

以前に同じことを試したときよりも数段正確に書き取れるようになった。修訂新中国語のCDを聞き、ピンズラーで練習した成果なのだろう。聞き取れない音があったら直ちにピンインと結びつけて音を記憶すると効果があるように思う。陈涛氏の xu や ju の音など、私が想像している音と少し異なる。また、両人とも北京出身のためか軽声が本当に軽い。朋友们 pengyoumen など、一瞬で発音していてわからなかった。

ぞれにしても速くても声調が常に存在するものだ。「発音に声調が付いている」という感覚から抜けられないでいるが、声調は中国語に深く内蔵されていることを自然に受け入れていく必要がある。ピンインで書き取るときも声母・韻母・声調記号を同時に書くようにしたい(アルファベットだけ先に書き、聞き直してから声調記号を「付けて」しまうときがあるので)。

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Pimsleur教材(4)

ピンズラー中国語(Pimsleur Mandarin Chinese)の情報補足。

私が購入したのは米国版 Pimsleur Instant Conversation Mandarin Chinese だ。これは一種の「呼び水」商品で、Pimsleur Language Program Mandain(1・2・3で各30課、計90課)の1~16課が収録されている。更に廉価の Quick and Simple Mandarin Chinese(1~8課)もある。

価格を見てみよう(Amazon.co.jp 調べ)
Mandarin1 30課で 34,153円(1,138円/課)
Instant Conversation 16課で 4,946円(309円/課)
Simple and Quick 8課で 1,975円(246円/課)

「なるほど、してやられたか」というところだ。マーケティングの基本である「見込み客を集めるには敷居を低く」に忠実だ。内容に自信があるのだろう。

Instant Conversation や Simple and Quick の購入者にはその先に進むときに大幅な割引がある(US$150)。ただしアメリカ合衆国内で Simon and Schuster 社から直接購入することが条件だそうだ。

全くの余談だが、歌手 Carly Simon の父親は出版大手 Simon & Schuster の共同創業者 Richard Simon 氏である。

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2005-07-09 気が付く

修訂新中国語と同時に Pimsleur Mandarin Chinese を聞いている。

以前にこのblogで
「主語+動詞+目的語 の構造だと、動詞と目的語との間隔が狭いように感じる。三拍子の第1拍と第2拍との間に微妙な間隔があり、第2拍と第3拍とが接近している。すべての文がそうではないが、かなりはっきりした傾向だと感じた。」
と書いた(2005-01-16)
動詞+目的語という単純な組み合わせ以外でも同じことを感じ、その理由を想像してみた。
我想喝一点儿东西.
この場合、「想」の後にわずかに「待ち」が入り、「喝一点儿东西」は一息で発音されている。何度も聞いていると、「(我)喝一点儿东西」という内容を「想」している、というように聞こえてくる。

動詞が目的語をえり好みする(あるいは目的語が動詞を選ぶ)ことと関連があると感じた。

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2005-07-04 教材の声

録音教材の声は気になるところだ。NHKラジオ中国語講座入門編(2004-04期)での容文育・沈宝慶に最初に出会ったのは幸運だった。聞いていて楽しい声、こんなふうに話したいという声を学習材料にするのは大切なことだ。

Pimsleur Mandarin Chinese(ピンズラー中国語)もなかなか良い。男声はややくぐもっているが、女声は最高だ。落ち着いていて軽く柔らかい。かといって甘すぎることがない。固さの取れた容文育といえば想像できるだろうか。


ピンズラーで練習すると中国語で話したくなる。むずむずする。この感じは今までの教材では得られなかった。今の自分が持つすべての単語を動員して話をしたくなるのだ。

ピンズラー教材は1~16課(CD8枚)を購入したが、もう半分の8課を終わった。すべての課を終えたらこのblogの読者に安価で譲ろうかと思う。教材は天下の回り物であるべきだ。

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2005-07-02 副次作用?

英語の文章を読んだりテレビを見ている。The Economist (週刊誌)はよくまとまっているし、ドラマにはなかなか良くできたものが多い(ER、The Practice、The West Wing、Twenty-Fourなど)。

ときどきテレビ音声に合わせて文を口に出してみる(shadowing)が、最近かなり楽にできるようになったし、長い発言でもだいじょうぶ。

英語の学習は特にしていないが、何か原因があるはずだ。


中国語学習の影響ではないかと思う。素直に聞いて口に出す。修訂新中国語の「置換練習」やピンズラー教材では注意して聞いて繰り返す練習が中心だ。

中国語と英語と、言語は異なっても練習で伸びる能力には共通点があるような気がする。聞いて意味のまとまりを認識する。過去に習ったことと照合して分解して整理する。口に出すときには身につけた知識を素早く動員する。

そして、英語ではこのような練習をずいぶんとしていないことに気づいた。最近は優れた英語学習教材が増えてきた。それを使って英語を練習すれば流暢さがずっと増すのは間違いないし、相手の話を理解するのも楽になるだろう。英語学習に時間を配分するつもりが(今は)ないのが少し残念だ。

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Pimsleur教材(3)

ピンズラー教材はどんどん進む。単元当たりの単価は安いが、購入する教材量はかなりのものになる。だが、外国語の練習にはこの教材程度の繰り返し練習が必要だから高価とは言えないだろう。

NHK講座や修訂新中国語のCDを使って繰り返し練習を何度もすると、どうしても学習が機械的・受動的になる。次に何を口に出すかがわかってしまうからだ。ピンズラー教材では繰り返し練習がランダムで、「忘れる前にひょいと再登場」という感じ。この方法は有効だろう。一つの単元が30分で、始めたら止めたり戻ることなく一直線に進む。自信がなかったらもう一度。たいていは一度繰り返せば十分だろう。

以前に学習した成果を総動員して文章を作ることをときどき要求されるが、これはこの教材の大きな特徴だと思う。実際の会話ではこの作業を常に強いられるのだから。

ただし、実際の会話と異なり、作文の課題が母語(中国語講座では英語)で与えられる(他に方法がない)。
○ 実際の会話: 自分の心の動き(要求) → 中国語作文
○ ピンズラー学習: 英語による課題 → 中国語作文

「知識の動員力」増強のためには講師を相手にした会話練習が理想だろうが、ピンズラー式は次善の方法といえるだろう。単なる反復練習よりはだいぶ優れているように思う。

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