2005-09-11 漸進
学習の方法が人によって異なるのと同様、上達を実感する方法も様々だと思う。
ときどき見聞きするのが、
「踊り場にいた感じだったが、抜け出した」
「これが breakthrough なのかと思った」
という話。
ただ、私にとっては外国語の上達はいつも切れ目のないものだった。上達の速度はそのときどきで違ったのだろうが、「壁を破った」という思いはしたことがない。
じわりじわりと上達していると、驚きや大きな楽しみはないかわりに日々継続して学習する楽しみがある。昨日よりは今日が、今日よりは明日のほうが自由に自分を表現できることがわかっているから。
能力の上昇曲線が非連続でも連続でも、上達する実感を味わうことは大切だ。優秀な教師は実際に上達したところを見つけて的確にほめてくれる。優秀な学習者ならそれを自分でする。
胸を張って自らに言えるよう努力しよう。
「ここが良くなった」
「苦労したが、だいぶまともになった」
「それでは新しいことを習おう」
※この記事はshrimpさんのサイト「中国語を話そう」の不定期日記2005-09-10記事「News茶座」を読んで思いついた。
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コメント
こんにちは。
私も、いまだ「壁を破った」という感覚がないんです。
そういうお話を聞くたびに、「ああ・・」と落ち込んでいました。
今回のShiraさんのお話で、元気がでましたよ。私も、
「ここが良くなった」
「苦労したが、だいぶまともになった」
「それでは新しいことを習おう」
と自分に言い聞かせます。(ここでいい気になっちゃいけないんだけど)^_^;
投稿: ぺりお | 2005.09.11 20:44