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2005-10-16 発音落とし穴

ピンインのおかげで外国人が中国語を学習するのもずっと楽になったと思う。

しかし、ピンインはアルファベットで表記するので、少々注意しないといけないことがある。アルファベットが表す音は、学習者の母語により様々なのだ。

日本人がピンインを使うときにはいつでもローマ字式発音の影響があると言ってもいいだろう。

初学者にとっての最初の関門 e では教科書や教師が
「ローマ字読みの『エ』とは違う」
とさかんに注意するから良いが、他にもローマ字読みによる悪影響はいろいろとある。

私にとってローマ字読み(または英語読み)が悪さをしたのは次のような音だ。

uo ao ou


発音で困ったときに頼りにする「对日汉语语音教程」(北京語言文化大学出版社)を改めて読んだら、わかりやすい解説があった。※ [ ]内は国際音標文字(IPA)

uo
「uo[uə] の中の o は実は中舌母音 e[ə] であって、発音するとき、口を丸める必要がない。」

ao
「ao[au] を発音するときの鍵は融合である。a にしても o(実際は u )にしても、どれも元の母音としての姿を失っていて、短母音ほど響かない。」

ou
「ou[əu] の発音要領は ao と同様である。中国語の ou の中の o は実は e[ə] であり、唇を丸めない発音である。発音するとき、口を両側に開き、顎を前に突き出すようにしよう。」

発音記号でしっかりと理解しておくほうが結局は早道なのかもしれない。

修訂新中国語(下)第43課の本文には逃走 taozou・报仇baochou・头发toufa といった語句が出てくるが、教科書を読まずに録音だけ聞くとなかなか一度で正しくピンインで書き取れなかった。

ある程度学習が進むと、無心に音を聞くことが少なくなりがちだ(ピンインや漢字がわかるから、自分の頭の中にある発音をあてはめてしまう)。

「それは、本当にそういう音ですか」
という問いかけを忘れないようにしようと思う。

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コメント

パソコンでの簡体字表記について、今回もアドバイスありがとうございました。そしてさっそく、shiraさんのブログ拝見させていただいてます。
発音についてですが、ほんと私もそうです。今教えてもらってる先生は発音に厳しくて(それで助かっているのですが。。)、変なクセとか勘違いのピンインで覚えたりもしてて、正すのに大変です。。
新しい単語が出る際は正しいピンインと発音で覚えていかないと、と改めて思っているところです。

投稿: ほんず | 2005.10.16 22:43

こんにちは。
中国総合情報&情報交換サイトの【ALA!中国】です。
http://www.alachugoku.com/

貴ブログを読ませていただきました。
内容がとても充実していますので、弊サイトのブログ
ディレクトリーに登録させていただきました。
 http://china.alaworld.com/modules.php?name=Blogs
どうぞ、ご確認ください。
もし不都合がありましたら、ご連絡をいただければ、
修正または削除をします。

また、もし差し支えがなければ、そちらからも
【ALA!中国】をリンクしていただけますか?

よろしくお願いします。

投稿: ala中国 | 2005.10.17 22:46

ala中国さん、こんにちは。

リンクのお知らせをありがとうございます。学習がなかなかはかどりませんが、いろいろと実験しながら進んでいくつもりです。

投稿: Shira | 2005.10.23 17:54

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