2005-10-23 文法学習
「文法学習」を悪者に仕立てる教材は売れ行きが良いようだ。しかし、私は文法学習を悪者にするつもりはない。
文法学習など不要だとする主張は、日本の高校・大学受験で汚染された詰め込み学習(話すときには役立たない)のイメージを巧みに使っている。
だが、文法は「ふみのことはり」であり、文法なしの言語は存在しない。この文章を読んで理解していただけるのも日本語の文法をみなさんと私とが共有しているからだ。
私が使ってきたNHKラジオ中国語講座入門篇や修訂新中国語も、例文を中心にした中国語文法の入門教科書と呼んでもさしつかえないと考えている。
中国語の文の成り立ちを理解するのに役立つなら、文法学習は大いに奨励されるべきだろう。
まもなく修訂新中国語(下)が終わる。次は「初級 漢語口語 提高篇」だ。その次には文法の教科書も使ってみよう。それまでに学習した文章の「必然性」がわかって楽しいだろうと思う。
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言語学習について鋭い見方をしているサイトをご紹介する。英語学習についての記事だが、とても参考になる。
高島康司氏の
「ヤスの英会話」
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