2005-10-29 nとngと、ふたたび
n と ng との違いで一つ気づいたことがある。
細かいところにまで注意を払って学習していると
「そうか、こういうことか」
と気づくことがある。
教室に行くときには、こういう発見を手土産にすると楽しい授業になる。
n と ng との識別は私にとってなかなか難しい。ただ、昨日・今日で ng の音の出し方を少し修正することになった。
以前よりも鼻腔に音(息)を送る点を前よりにすると手本に近くなった。
an を例にとってみる。以前は深めの a を発音し、息の行き先を決める「舌の付け根スイッチ」をのどのかなり奥のほうで鼻側に切り替えていた(勝手な比喩で申し訳ない)。ほとんど「音を飲み込む感覚」に近かった。
ピンズラーで練習をしていて無意識のうちに手本に似せようとして少し違う発音をしたところ、手本にずっと近くなった。
「舌の付け根スイッチ」をのど奥のほうではなく、もう少し前のほうに持ってくるのだ。(音声学の本に出ている「軟口蓋」のあたり)。こうしても n との違いははっきりとしている。
発音に注意しながら練習していてもこのように1年もたってから気づくことがある。もう少し注意しておけばよかったかもしれない。
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