2005-10-30 発音学習の理由
中国語の基礎学習をするなら、後で楽ができるような方法がいいだろう。
学習者の数が多い英語では、基礎をしっかり(あるいは正しく)身につけないために後日不用な苦労をしている人がとても多い。苦労をしている人はまだいい。大切なことを置き去りにしていることに気づかないことだって珍しくない。
このblogでは中国語学習の各要素のうち、発音についてばかり書いている。
なぜ発音についていろいろと考えて練習しているのか。
私は後日楽をしたいからだ。
発音を学習したら、内容がまったくわからない録音教材を聞いてもピンインでなら書き取れるはず。早口になったり話者の感情が高ぶったところでは四声や発音が標準的ではなくて難しいかもしれない。しかし、ニュースや朗読ならほとんど音を写し取れるはずだ。
音を聞いてもわからないが、原稿を見ると
「ああ、そうか!」
「この語は知ってるよ」
「なんで聞き取れなかったんだろう」
と納得する人はとても多い。そして、これは残念なことだ。
音(ピンイン)はわかるが、その単語(漢字)を知らない、という状態にたどり着くことをまず目標にしようと思って学習を進めてきた。発音以外にも学習することは多いが、学習開始から一年半の現在、まずまずの状態になってきたかなと思っている。
テレビドラマのせりふも、意味は不明ながら、まったく同じ発音で繰り返せるようになる。
さて、漢字数を増やし、語法を勉強するとしよう。
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コメント
やっとブログにも手を付けてしまいました。
Shiraさん発音解説の詳しさから、語法の話題
たのしみです。
投稿: Saito | 2005.10.30 23:31
こんばんは!
私も同じような考え方で勉強しています。
私はまだまだ、単語をほとんど知らないので、音を聞いて中国語に変換することはできませんが、だんだんとピンインを拾うことができるようになってきました。
課題はnとngの聞き分けです^^;
私のブログにリンクしている
心声
というブログで聴写しています。
これからも引き続き発音学習しなければ!
投稿: ひろーる | 2005.10.31 23:07
Saitoさん、こんにちは。
blog開始なんですね。
私の記事は自分の疑問や発想を書いているので、呼んでくださる方にどのように役立つかはまったくの謎なんです...。
投稿: Shira | 2005.11.03 13:20
ひろーるさん、こんにちは。
試験受けるんですねー。私ももう少ししたら四級を受けてみようかな。
多くの方が言っているように、n と ng との識別は教材だとなんとか可能でも、ドラマやインタビューではほぼ壊滅状態です(音そのもので判断する場合)。
n のときには n そのものを書き取っていないときもあります(an なら 「アッ」と聞こえるので)...。
投稿: Shira | 2005.11.03 13:23