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2005-11-08 文字の力

小学館中日辞典第二版を愛用している。電子版がないのが不便だが、内容はわかりやすいし紙面の印象も私の好みだ。早く電子辞書に搭載してほしい。

一般に能願動詞として紹介される会・能・可以。NHKのテキストや相原教授の「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」では次のように説明してある。
会 習えばできるようになることについて用いる。
能 能力があってできる。客観的な条件が許す。

だが、中日辞典の解説はずっと詳しく、漢字の本質に迫っている。
会 初めてできるようになったときには会を用いることが多い(会得)。回復してふたたびできるようになったときには用いない。

能 具体的にどの程度までできるかを言うときには能しか使えない。

会・能どちらの用法にも漢字の大元の意味がにじみ出ているように思う。

外国語の学習を開始したころに出てくる基礎的な語(字)はなるべくたびたび辞書を参照すると良い。特に中国語では文字そのものの持つ力が大きいので、学習者はじっくりと向かい合う必要があるだろう。

英語でもこのことを実感している。近年のすぐれた文法解説書を読むと、中学で習うような単語や表現をずっと誤用していたことに気づくこともある。

T.D. ミントン ここがおかしい日本人の英文法 研究社
書名は品がないが、内容は一級品だ。その2、その3も出ている。
決して手軽な本ではないが、英語の「根っこ」のところに近づくための良書だと思う。

中国語学習についてもこのような本が今後出てくることを強く望む。

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