« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

2006年2月の11件の記事

2006-02-26 音の識別、難しいものはいろいろ

ピンイン・発音を注意深く学んだおかげで、初級・中級の録音教材ならたいていピンインで書き取れるようになった。

教材の新しい課に入るときの「儀式」として、まず録音を聞いてピンインで書き取る。知らない単語(漢字)がたくさんあるから、意味から類推して書く部分はごく少ない。ちょっとゲームのような気がしてなかなか楽しい。

数ヶ月前は一語を何度も繰り返してようやく書くことが多かったが、最近は一・二回でなんとかなる。

本文を書き取ったらさっそく赤ペンで答えあわせだ。間違ったところが自分の弱点なのだろうから、似て聞こえる音との差をよく考えて復習しておく。

最近の収穫は duo と dou とが意外に聞き分けられないこと。「多」duo は第一声だから終わりまでしっかりと強いはずなのだが、教材の録音者によってはそれほどはっきりしない。速くなると「多」duo も「都」dou も /do/ に聞こえてしまう。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

Pimsleur Mandarin Chinese 売却

ピンズラー中国語(Pimselur Mandarin Chinese)を売却する。ご希望の方はメールでお知らせしていただければと思う。メールアドレスは当blogの「プロフィール」に記載してある。

Pimsleur Mandarin Chinese 2 (audio CD) 18,000円(送料共)
Pimsleur Mandarin Chinese 3 (audio CD) 18,000円(送料共)

Pimsleur教授法は音声だけを使用する。本文や文法の印刷物は皆無だ。教授は英語によって行われ、日本語による解説はない。TOEICのリスニング部分で 400/495 程度あれば問題ないのではないかと思う。

できれば2・3両方をまとめて買い上げていただきたい。
教材の詳細は Amazon.co.jp や Amazon.com で読むことができる。

Pimsleur教材はなかなかよくできているが、長く何度にもわたって使うものではない。すぐに「卒業」してしまうのだ。ネット上のオークションにPimsleur教材が多く出品されているのは、教材が良くないのではなく、すぐに使命を果たしてしまうからだろう。

保存状態は良好で、CDは完全にそろっている。1~2度使用。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-25 教材の内容

初级汉语口语提高篇(北京大学出版社)に取り組んでしばらくになる。18課のうち、ようやく第7課だ。

老人ホームに入るのを喜ばない人がいるという話に続き、年配の親に子が再婚を勧める話がある。教科書にしては一歩踏み込んだ内容だと感じる。録音担当者も感情が自然と声に反映するのか、よい仕上がりだ。

あと何年すれば毛沢東を客観的に語る教材が出てくるだろうか。どれだけたてば1989年の天安門広場事件が題材になるだろうか。

日本の中国語教科書の内容も知りたくなった。気鋭の著者による日中戦争の記録を材料にした教材など、出てこないものか。

山室信一の「日露戦争の世紀」など、近隣諸国の若い人にぜひ読んでほしいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-23 なぜ発音

中国語学習を始めてからずっと発音に重点を置いてきた。これには二つほど理由がある。

かつて英語で用件を済まさなければならない環境にいた。仕事の話ではあいまいなところがあっては困る。職場のちょっとしたやりとりでも曲解したりされたりでは問題がこじれてしまう。パーティや冠婚葬祭ではあまり変なことを言うわけにもいかない。

こんな場面で話し手の発音が不十分で相手に伝わらなかったり、発音に慣れていないので相手の話を聞き取れないという場面をずいぶんと見聞きしてきた。

重要なのは小手先の発音ではなく信頼を築くことだというが、誤解のない話ができればそれがずっとたやすくなる。これが第一の理由だ。

もう一つの理由は、発音に十分注意することで文法事項や話法に親しめるということ。これは私個人の考えで、他の学習者に共通するとは限らないと思う。

子音・母音・声調だけでなく、強弱や緩急もしっかり自分のものにするために何度となく録音教材を聞き、講師に話してもらい、自分の発話を録音して手本と比べている。こうしているうちに「なぜそう話すか」というところに注意が向き、発話の意図を自然に感じることができてくる。

つまり、発音を追いかけているうちに中国語の文そのものを追いかけていることになるわけだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ER-4S

「超」イヤフォンとも呼べる ER-4S を秋葉原のラオックス ザ・コンピュータ館で試聴できるようだ。それほど売れるものでもなさそうなので見かけて少々驚いた。価格は 29,000円程度と私が購入したときよりも少々高くなっていた。

音楽愛好者用の道具を言語学習に使うのは邪道かもしれないが、通勤電車で教材を聞くのにこれに勝る機器はない。なかなかなじめなかったシリコンゴムの装具も毎日使っていると違和感がなくなってきた。周囲の音も少々通すので、それほど危なくない。

学習の合間に音楽を聞くときにはもちろん最高の音質だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-12 練習方法の進化

中国語を自然に話すためにとても効果がある練習方法を開始した。単純な方法で、私が考案したわけではない。だが、実際に使っている人はそれほど多くない。世の中、大事なことは単純で、それをするのが(続けるのが)実は難しいということが多いのだ。

1.録音教材を再生する用意。
2.自分の声を録音する用意。
3.録音を開始、ただちに教材の再生を開始。
4.教材を聞きながら読む(または暗誦する)。
5.数秒程度の区切りで中断し、自分の声を教材と比較する。

注1 後を追うのではなく、同時に発声する。
注2 普通に話す声の大きさではっきりと声を出す。

自分だけで読むときよりも数段難しく感じるはずだ。

私の場合は「何かに追い立てられているような声」になっていた。英語やドイツ語などに比べると中国語は音節ごとの強弱アクセントが目立たないはずなのだが、私の声には不自然な脈動が頑固についていた。次の音を追いかけようと心理的に急いでいるのだろう。

歌うような意識で声を出そうとすると劇的に改善することができた。中国語はなめらかに発音する言語だった。

「慣れればだんだん上手になる」というのは真実なのだが、「慣れる」ためには問題の定義・分析、そして解決方法を常に工夫することが必要だろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-12 は、速い

他虽然是外国人,但是他表示愿意尊重咱家的习惯。
(初级汉语口语 提高篇 第六课,北京大学出版社)

この部分は難しい。
1.s と shと、n と ng とが忙しく登場する。

2.「愿意」は簡単そうでなかなか難しいはずだ。
  中国語の母音は前の子音とつながらないから、
  /yuani/ とはならず、あくまで yuan'yi だ。
  だが、これを意識しすぎると n-i の連結が不自然になる。
  カナで表すと、私の録音は「ユェン・イィ」となってしまっていた。教材は「ユェンイィ」と、あくまで自然だ。特に yuan の最後の n が消え入るように力が抜けている。

3.教材の録音は遅く感じるが、同時に読むととても速く感じる。特に「尊重咱家」が難しい。口の動作の問題はいちどに続けて練習しても解決できないので、数日間かけてじっくりと練習する。声調の 1-4-2-1 という連続も難関だ。自分で「こんなものかな」と思ったものを録音して聞いてみると、手本よりだいぶいいかげんだ。教材吹き込み者の速くても正確な発音には恐れ入る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-10 鬼門 n と ng と

n と ng との判別は日本人の学習者を泣かせるという。私も例外ではなく、
「本当に中国人はすべて聞き分けているのだろうか」
と思うときもある。

教材を聞いていて感じたが、録音者が同一でもこの二つの音を簡単に聞き分けられるときとそうでないときとがある。これはなぜなのだろうか。
先日スターバックスでイヤフォンを使って書き取りをしていて思いついた。ひょっとして声調に関係があるのではないか。

文化 wen2hua4 の n ははっきりと聞こえた。
同意 tong2yi4 の ng も容易にわかる。
见面 jian4mian4 の最後の n は、もし面という字を習っていなかったら ng ではないと自信を持って言い切れないと思った。
相信 xiang1xin4 の最後の n も難しい。
复印 fu4yin4 も同様。
他の音もいろいろ聞いてみた。私の場合、次のことが言えそうだ。

・第一声・第二声 → n/ng の判別が付きやすい。
・第三声・第四声 → n/ng の判別が付きにくい。

ここで思い出したのがアルク「中国語ジャーナル」に連載してあった「クサカ教授の発音"徹底"トレーニング」(2004-09号分)だ。クサカ教授は次のような分類も便利だと述べている。

第一声・第二声は「後強型」
第三声・第四声は「前強型」

第一声・第二声は韻母の最後がはっきりと発音されるので n と ng との識別もしやすいのだろう。反対に第三声・第四声だと前半が強く後半が弱いので n と ng との区分が難しいのではないか。


クサカ教授は n と ng との区別ではなく、介音の説明で後強型・前強型の分類を使っていた。

iu が /iou/ に近く聞こえたり ui が /uei/ のように聞こえるのは第三声や第四声のときに顕著だ。i-o-u と音が移っていくとき、後ろが強くなる第一声・第二声では u が強調され、弱い o はほとんど姿を消す。第三声・第四声では i-o-u のうち i-o の部分が強調されるというわけだ。単音節の第三声・第四声を丁寧に発音するとたしかに前半がかなり強調されているように思う。第三声など、地面に潜り込んでいくような迫力で録音してある教材もある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-05 rの問題

ピンインの r の音は日本語にはない音だ。義務教育で習う英語の r とも違う。そのため多くの参考書が r の発音を詳しく説明している。意識を過剰にすると、発音が大げさになる危険があると感じた。

例によって自分の声を録音して聞いていると、 r のところで文が一瞬よどむ気がした。舌を運動させるのにわずかに時間がかかり、さらに鼻腔に音を響かせてしまうのだ。初級教材の大げさな ribenren の発音の印象が強かったからだろうか。

私が「别人 bieren」を発音すると、r を変に意識して/ビエゥレン/のようになってしまっているが、手本はもっと「さらり」と発音している。特に舌を巻き上げる動作の気配がまったくない。

これも英語の影響があったようだ。英語では日本語よりもずっと鼻腔や咽喉の響きを使う。英語の r は(特に強勢があるときには)鼻腔で強く響く。これを中国語に持ち込んではいけない。

鼻腔に響かせず、巻き上げた舌を外に出すような気持ちで読んだら手本に似てきた。中国語は舌の活動量は大きいが、共鳴はそれほど使っていないのだろうか。

しばらく注意して練習してみようと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-04 なるほど有気音

デジタル音楽プレーヤ T20 で中国語教材を聞いている。この機器の美点はなんといっても小型軽量なことだ。シャツの胸ポケットにも軽々と入るから、夏でも便利だろう。

デジタルプレーヤだから区間繰り返し再生は得意だ。数秒の区間を何十回でも再生できるのは便利だ。

区間を設定したときに次の文章の開始部分をわずかに含んでしまったことがある(百分の数秒だろうか)。次の文章の最初は有気音で、再生されるのは最初の破裂部分だけだった。破裂して空気が流れ出るところだけが聞こえると、有気音がどのようなものかよくわかる。声帯が振動する前に空気が口から出てくるのがはっきりと聞こえる。

コンピュータで波形を見ながら編集すると無気音・有気音を練習するための良い教材ができそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-01 わたり音

中国語発音のいわゆる「わたり音」(介音)は気の利いた参考書には必ず出ている。
しかし、本で理解するよりいきなり音に出会ったほうがいいのかもしれない。

复印 fuyin という語が教材に出てきたが、音をピンインで書き取るときに少し躊躇した(テキストを見るのは音を聞き終わってからにしている)。

i の音と n の音との間に弱い「前よりの e」がかなりはっきりと聞こえたからだ。
yin と yan との中間という感じがしたといってもいい。

なるほど、中国語の鋭い i から n に自然に移るためにはどうしてもあいまいな音が間にはさまるはずだ。

ついでに記しておくが、 i は多くの参考書で「唇を横に引いて」と説明してあるのは次善の説明だろう。鋭い(呼気が少しじゃまをされて出てくる)音にするため、教師が
「もっと鋭く(狭く)」
と説明し、それが唇を横に引けという話に転換していったのだと思う。

私がテレビなどで見聞きする限り、唇を強く横に引いて i を出す中国人は少ないと思う。横に引かなくても鋭い音は楽に出せるのだから(英語の y も事情は似ているのではないかと思う)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »