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2006年3月の9件の記事

2006-03-30 電車で聞き取り

通勤電車で初めて書き取りをした。デジタル音楽プレーヤで録音教材を聞き、それを手帳にピンインで書き取った。思っていたほど曲芸にならなかった。これならいつでもできそうだ。

私の乗る路線は駅間が長いのであわただしくない。立っている人の数は座席に座っている人よりもやや少ないくらいなのも良い条件だ。

ちょっと驚いたのがいままでなかった聞き誤りがあったこと。bian を dian と書いていた。ともに無気音だからだろうか。shou と shuo との区別も一箇所つかなかった。n と ng とは今回はほとんど問題なかった。

初级汉语口语 提高篇 もようやく半分の第9課だ。表現は生き生きした口語で、内容もだんだんおもしろくなる。

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2006-03-26 中国経済事情記事

The Economist今週号の特集は A Survey of China--Balancing Act だ。
巻頭記事の題 How to make China even richer と表紙写真とがうまい組み合わせだ。

The Economist の方針は一貫して「自由競争大賛成・経済成長不可欠」で、中国経済の分析にもこの視点が色濃く反映している。

完全に客観的な報道記事などありえないのだから、怪しげだったり手抜きだったり思い込みだったりする記事よりも The Economist の分析のほうが視点がはっきりしているだけ物事の陰影が良くわかるように思う。

今回の特集で力を入れているのが土地の所有や利用権の問題が未解決だということだ。もちろん国営企業や金融の問題も扱っている。教育・医療といった基盤サービスに国が十分に関与できていないことも書いている。

不思議なことに隣国日本の中国報道記事よりも基礎調査がしっかりしているし分析も鋭い。英国は香港にしっかりとした取材基盤がまだあるのだろうか。

記事は淡々と進む。事実と推論とを一つ一つ積み重ねていくいつもの Economist 調だ。あたりまえのことを書いているようで華々しさに欠けるが、読んだところまではしっかり頭に入る。米国人一流ジャーナリストに「英国人は英語がうまい」と言わせるだけのことはある。

日本の中国特集記事には刺激的な見出しの売らんかな主義のものが多いように思う。ヨーロッパの老舗新聞が果たす役割は大きいと思った。

The Economist は原則として年間購読の雑誌だが、大きな書店や大学内書店で扱っているだろう。一部千円というのがちょっと残念だが。

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2006-03-26 文法学習をどうする

大人気の文法書を2冊買ってある。
・守屋忠則「やさしく くわしい 中国語文法の基礎」
・相原 他「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」

すこしページをめくって見ただけで、ほぼ放置してある。ひょっとして買い急いだか。しかし、手元に置かないとどのような本かもわからないから、まあ良しとしよう。

中国語の学習を始めてから2年が過ぎたので、この程度の内容を学習していても不思議ではないのかもしれない。しかし、学習時間をそれほど多く取れないので、まだ取り掛からなくてもいいのではないかと考えている。なんといっても今使っている教科書が「初級漢語口語 提高編」(初級3分冊の最後)なのだから。中級も高級も次に控えている。

文法の本を読んで楽しいのは、謎解きがあるからだと思う。
「ああ、あれはそういうことだったのか」
「だからあれは良くてこれはだめなのか」

今の私の段階では、発音・文法・語彙・会話が渾然一体となった学習が(まだ)効果的だ。新しい字を知り、それを使った例文を覚える。辞書を引いて文字自体の根源的な意味を調べる。

やがて疑問に思うこともいろいろと出てくるだろう。そのときが文法学習をはじめる機会だと思う。

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2006-03-21 成語

zhuangyuanさんのblog「中華 状元への道」は学習の参考になるだけではなく、中国語をとりまく事情や周辺知識がたくさんでとてもおもしろい。

zhuangyuanさんの作文に対して中国人教師から
「使っている言葉が簡単すぎてだめだ」
という指摘を受けたそうだ。

多様な語彙や成語を駆使することで意思疎通を効果的なものにするのが中国語の流儀だと本で読んだことがあるが、この指摘はそれを裏付けると思った。

英語、特にアメリカ合衆国での英語では様子がだいぶ異なる。だれでもが知っている表現は「手垢がついている」といって嫌われる傾向が強い。なるべく平易な単語を使って誤解の余地なくすばやく読める文をめざせと教えている。シェイクスピアや聖書を要所で使うのは効果的なようだが。

中米両国の成り立ちも原因ではないかと思いつく。歴代皇帝が絶対的権力で支配した中国。まずいことを言えば首が飛ぶ。婉曲な表現が磨かれたことだろう。故事や前例を駆使し、窮屈な制約の中でどれだけ自分の伝えたいことを言うかに腐心したことだろう。もちろん科挙を入り口とする役人が使う中国語が果たした役割も大きいのではなかろうか。

かたや米国は移民の国。島国英国で生まれた英語はさまざまな背景を持つ人が相互理解するための道具になる。「古い」大陸の流儀には対抗心もあり、簡素な修辞が好まれるようになる。

ことばを生き生きとさせる簡素な表現が言語によって違う方法をとるのがおもしろい。中国語ではだれもがピンとくる凝縮した表現を使い、米国では主語・動詞を中心にした骨太な文章を好む。

こんなことを考えるのも外国語を学ぶおもしろさだ。

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2006-03-18 教材観察

横浜の大型書店有隣堂ルミネ横浜で外国語参考書を観察した。

英語の学習書は相変わらず新刊が多い。文法や語彙といった分野に加え、最近では発音・発声や会議、セールス、秘書など、学習の内容と英語の使用場面とで参考書が細分化している。本で見る限り、日本の英語学習は進化しているようだ。

意外と健闘しているのがフランス語。一定の学習者がいるのだろう。朝鮮・韓国語もまだまだ勢いがある。

英語ほどではないが、中国語も新しい本が増えている。ちょっと首をかしげるような本も少しはあるが、多くはまじめで役に立ちそうだ。今日気になったのは次の2点。
・チャイニーズプライマー
・中国語実習コース

あくまで「気になった」だけで、購入はしていない。私の学習は当分の間「初級漢語口語」(北京大学出版社)で進めるつもりだ。

「チャイニーズ・プライマー」は大学で初学者が使えるようにもできているが、類書に比べてだいぶ骨がある。なんとか単位を取って済まそうという学生はお呼びではないだろう。著者は「中国語ジャーナル」で「システム中国語講座」を連載したが(2004年)、類書よりも一歩掘り下げる姿勢が特徴。1993年に発行の同名図書の新版だ。

「中国語実習コース」はとても良い教材だと感じた。学習者が実際に中国語を使う場面を想定した文例が豊富に集めてある。内容も「こんにちは・さようなら」ではなく、具体的なことの描写から気持ちを伝えることまでさまざまだ。今年出た新版には待望のCDが付属して実質的には大幅値下げになったのもうれしいところだろう。

上記二つに共通しているのは、ずいぶん前に出た本を改訂して出していることだ。著者が責任をもって仕事をしている印象を受ける。人気の「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」にも改訂を望む時期だと思っている。

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NHKラジオ中国語講座教材販売(再掲)

ピンズラー教材や発音の教科書は無事に完売した。買っていただいた方(計3人)にはとても気持ちよく対応いただいて感謝している。ネットワークのやりとりで顔は見えなくとも、まじめな学習者の心は伝わってくるものだ。

さて、いまだに一つ行き先の決まらないのがNHKラジオ中国語講座入門編 2004-04~2004-09 のテキスト・CDだ。書棚に放置では教材がかわいそうなので再度呼びかけさせていただく。なお、まったく同一内容で2005-10~2006-03に再放送されている。

この教材はなかなかよくできていている。詳細は過去の記事を参照していただきたい。
2005年9月の記事

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2006-03-12 なかなかはかどらないが

外国語の学習はそれほどたやすくない。進歩がどうにも遅く感じるときもある。必要な学習時間をとれないときもある。なんでも便利になった現代では、時間がかかるというのは流行らないのかもしれない。

学習法も時とともに変わる。人間が第二言語を学ぶとはどういうことかという研究は近年ようやく盛んになったといってよい。研究に基づいた効率的な学習方法が登場することだろう。

目的言語を話す人は多く日本にやってくるし、学習者が目的言語を使う国を訪れるのも数十年前と比べると夢のように容易になった。音声・画像による学習は加速度的に容易になり、内容も豊富だ。今後も大きな進歩があるだろう。

だが、ここで改めて思う。効率的な学習法はとても重要だが、それだけではない。一念岩をも徹すという思いはやはり必要だろう。

こんなことを思ったのは、zhuangyuanさんのblog「中華 状元への道」で紹介してもらった小説に心に残った一節があったからだ。

「おいら、とってもできねえよ……」
「何を言ってやがる。手足の揃ったおまえにできないことはひとつもない。人間はできないと思ったら、まっすぐに歩くことだってできやしねえんだ」
(蒼穹の昴2 浅田次郎 講談社文庫 65頁)

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学習法についての良い記事

中国語と武術との達人cowleyさんのサイト「旧雨」のリンク集は役に立つ。
最近では「1からチャイニーズ!」を興味深く読んだ。

効果的な学習法には共通点があること、学習法は学習者自身が少しずつ変化させるべきであることなどがしっかりと書いてある。系統立っていて説得力があるのだが、柔軟に学習することが大切なことも忘れていないのが好ましい。

発音学習の重要性についての記事はとてもよくできていて、これを読めば私がこのblogでいろいろと書き散らかしたものを拾う必要はないと思った。

著者が販売する発音教材は試したことがないため、その評価は控えておく。

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Pimsleur売約御礼

Pimsleiur Mandarin Chinese をお買い上げいただくことになった。

よい教材が次の天地を求めて去っていくのはうれしいものだ。

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