« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »

2006年4月の17件の記事

2006-04-30  ピンインはわが友

中国語の学習をしていて英語を学んだときとの違いを感じるのが教材を聞いて書き取るときだ。

英語では単語や文章を知っているから書くことができた。知らない単語を発音記号で書き取ることはできない相談だった(学校を卒業後に発音を勉強しなおして聞き取れるようになったが)。

中国語の教材はそうではない。知らない文字だらけでもピンインで書き留めることができる。もちろん初級者向けの録音教材だから発音は明瞭だし速度も遅い。それでも完全に書き取れるというのはうれしいものだ。

中国のテレビドラマもかなり聞き取ることができる。普通語を日常使わない視聴者が圧倒的多数だからか、日米のドラマに比べると発音がかなり明瞭な作品が多い。

英語を学習していたときとは違って、ドラマや映画を教材として生かせるまでの学習時間は短いように感じる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005-04-29 中国語入力

私のコンピュータはWindowsXP環境だ。簡体字の入力には Microsoft Pinyin IME 2003 build2524 を使っている。このIMEのプロパティを見ると、
Jointly developed by Microsoft Corporation and Harbin Institute Technology
と書いてある。

何か書き留めるにはWindowsに付属の Wordpad が便利だ。中国語 IME で入力すると勝手に中国語フォントに切り替わり、なかなかきれいな表示になる。文書ファイルは Wordpad 独自の形式なのだろうが、画面をコピーしてテキストエディタやblog編集画面に貼り付けることには問題ない。

Pinyin IME 2003 はかなり強力だと感じる。Microsoft Pinyin Natural Inputを指定すると、中国語学習教材のような一般文なら変換操作を一切せずに自動変換に任せても95%ほどは正しい文字になる。私の感覚だと日本語入力でATOK(ジャストシステム社の日本語IME)を使うような心地よさがある。

中国語の学習でピンインをしっかり身につけたのが文字入力に役立った。耳で聞いたとおりにキーボード入力していくと正しい中国語が画面上でどんどん伸びていくのはなかなかの快感だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-04-28 時間の捻出

学習時間は無からは生まれない。

「時間管理」の正体は「すること管理」だ。

学習を始めたころは時間を長くかけても飽和状態になってしまって効率が悪い。知らないことばかりだから、中国語の音や語の並べ方にある程度慣れる必要があると思う。飯を炊く場合にたとえると、米に水を吸わせ、弱火にかけるあたりか。

やがて強火にしても焦げたり芯が残ったりする心配がなくなる。言語学習でも十分に時間をかけ、「中国語ばっかり」という時期が必要になる。言語学習の春が過ぎ、夏が来るのだ。

英語を学習していたときの初夏は高校のときにやってきた。聞き、話し、読み、書く。ずいぶんと時間を費やした。

仕事で外国に住み、帰国した後に盛夏になった。専門書を読み、ニュースやドラマを見た。

そろそろ私の中国語学習にも夏が来る時期だと感じている。

時間を費やすものから何かを追い出さないと中国語学習が入り込む隙がない。まず居酒屋に座っている時間を駆逐した。「家で一杯」の時間も追い出した。アルコールのない生活にすると、学習時間が増えると同時に頭が常時はっきりとしてとても効率が良い。

以前にも丸一年ほど酒を断っていたことがあるので、宴席でのかわし方も慣れたものだ。酒を注がれるときにはにこにこしてさりげなく。酒飲みは放っておけば他人のことなど気にかけなくなるものだ。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2006-04-27 いびつな発音多角形

初级汉语口语の学習に以前よりも力を注いでいる。Blog仲間の刺激のおかげだ。教材は「旬」のうちに使うのが良いように思う。教材を買ってきたときの高揚感や内容に親しみを感じ始める楽しさが持続する間が「旬」で、期間の長短は学習者の主観によるものだ。

とにかくCD教材と同じように話せるようになるまで次の課に進まないのでなかなか速度が出ない。なめらかさを求めると声調が平坦になり、声調に注意するとアクセントが付いたり、なめらかに声調がつながっても日本人の不得意な音が怪しかったり(a i u üなど)。

発音の学習はいびつな多角形をきれいな形にしつつ拡大するようなものだと思う。声調に注意し、音の要素を正確にし、軽・中・重という強勢を自然に出す。一つに集中すると他が後退することもあるが、自分の弱点をしっかりと分析すれば(分析してもらえば)すべての要素が徐々に向上する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-04-26 Prosody

滑らかさがほしい

教材(初级汉语口语提高篇)CDの声は滑らかだ。私の声にはときどき不自然な脈動が付く。○o○o という感じだ。これを○○○○というようにしていきたい。

教材の声は一定の音量で「押してくる」ように感じる。「アーアー」と声を出して、その感覚を忘れないように読むとだいぶ手本に近くなるが、油断するとときどきアクセントが顔を出してしまう(さすがに2年も練習しているのでそれほど目立たないが)。

練習が足りない文章だと脈動が目立つ。普通の速さで読むのが苦しいからだろう。自然な声が空気を押していくように余裕を持って話すのが私の最近の課題だ。つまり、言語学習でよく言われる「プロソディ」の習得である(翻訳家西村多寿子氏のサイト記事第二言語習得への新提案が参考になった)。

らしくない中国語を話していると、らしくない中国語が身に付くだけではなく、中国語の学習全般が遅くなるはずだ。「らしさ」は重要だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-04-23 文法参考書

購入後しばらく手を付けていなかった「Why?にこたえる初めての中国語の文法書」(相原他 同学社)にとりかかった。

この種の本はある程度学習が進んでから読むと効果があると思う。理由は二つ。第一に、例文を読む苦労が少なくなるということ。文法事項を確認するために読んでいるのに例文が知らない字ばかりでは効率が悪い。第二にはそれまで憶えてきたことのしくみがわかってくるという、発見の楽しみがあること。知らないことを詰め込むよりも、「ああ、そうだったのか」という思いをするほうが学習の定着もよさそうだ。

数日間通勤電車で読んでいるだけだが、楽しいのでどんどん進む。受験英語対策のため「文法学習」の印象はずいぶん汚染されてしまったが、「文法学習」は単に外国語の学習であり、無味乾燥なものではない。文法を持たない言語は存在できないのだし。

この本を二度ほども読んだら「誤用から学ぶ中国語」(郭 春貴 白帝社)に取り掛かるつもりだ。この本は切れ味鋭く、名著と呼んでいいだろう。この著者と、「日本語から学ぶ中国語・中国語から学ぶ日本語」(こちらはたいへんな名著)を著した王 浩智との二人が今後の日本の中国語学習に大きく貢献することを期待している。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

教材を買い増し

初级汉语口语提高篇は全18課。CDは各9課の2枚組。ようやく後半の第10課に入った。

声調について:
口語の教材なので、一つの文章はそれほど長くない。そのために文章全体で声調を把握できる気がする。自分なりにうまく読めたと思うときには声のつながりが自然で、初心者にありがちな「ぶつ切れ」ではなくなっている。自分の声を録音してCD音声と比べる学習を続けてきた効果だろう。

自分なりの目標を確認するために、系列の中级汉语口語(北京大学出版社)を購入した。三冊組(1・2・提高)で、CDが2枚ずつ計6枚。提高になると本文に声調符号がなくなって本格的な雰囲気だ。CDはケースに入っていて感心した。競争相手の北京语言大学編集の教材を意識しているのかもしれない。

初级では録音の質が少し気になった(大入力のときにひずんでいる)が、中级では気にならない。

留学生を多く受け入れている学校が丁寧に制作し、初版から数年を経て改版しているだけあって学習しやすい。内容も自然なやりとりが多いと言われている(まだ自分ではわからない)。難点は本文の訳が英語だけで、その英語がかなり不自然なことだ(母語話者による校正は通していないはず)。

修訂新中国語(北京语言大学)でも感じたことだが、新出事項をその後の課で巧みに復習させるところが中国制作教材の特色だと思う。私はこの編集方針がとても気に入っている。

「あと2冊分しっかり学習するとこんなことも話せるようになる」
と思うと、今の学習にも力が入る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ほぼ唯一の発音教材

TUFS言語モジュールの充実には感心する。大学生が新しい外国語をインターネット上で学ぶための教材だ。開発は東京外国語大学(Tokyo University of Foreign Study)による。

私が中国語の学習を始めたころに発音モジュールが公開され始めたが、今日見てみたら内容がずっと充実していて驚いた。

中国語では、発音教材の他に会話教材もひととおり完成したようだ。映像に登場する二人の表情が硬いのだけが残念だが、編集はとてもいい。これをしっかりと使えばかなりのところまで学習が進むだろう。高速回線を生かした教材が実用になる日が来たと感じる。

いまのところ学外者の利用に制限はない。一人の納税者としてうれしく思う。東京外国語大学も国立大学法人となり、どのように研究成果を還元するか、また、どのように自身が生き残っていくかに向き合っているようだ。


発音モジュールの「ネイティブ並の発音を身に付けるために」が私の疑問に答えてくれていてうれしかった。

「きちんと閉じない n」を読んで、この数ヶ月間気になっていたことが氷解した。どうして自然な速さで pianyi が「ピエンニ」にならず、wenzhang で n から zh の位置に舌が瞬時に動くのかと疑問に思っていたが、やはり n を完全に発音していないのだ。(当blog記事「2004-12-05 敏感に」・「2005-09-23 苦手な音」)。

このTUFTモジュールは別として、日本で編集している発音教材には弱点がある。発音は初学者が学習するものと決め付けていて、中国語を本格的に使う人のための発音教育を軽視している。TUFSモジュールに指摘してあることをひととおり説明している図書は見つからないだろう。私も広島大学やスペースアルク、北京語言大学、中国語ジャーナルその他の記事を拾って学習してきた。

中国語の学習が進むにしたがって、発音学習も深めていく必要があるはずだ。そうしないと自然な速さ(多くの日本人学習者からすると「猛烈な速さ」)でどのような現象が起きるか理解できないし、正確で自然な音を楽に出す方法を身につけることができない。

TUFS発音モジュールで自然な会話の速度で発音する基礎語彙を聞いてみるとわかっていただけるのではないかと思う。おなじみの「坐火车」や「看电影」がどう聞こえるか。「周恩来」はすぐに聞き取れるか。


TUFS発音モジュールはいまのところ唯一の網羅的教材だ。開発者・研究者の努力に深く感謝する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

教材の声がどうにも気になる。

好きな声だと学習に熱が入る。ドラマや映画を使うと楽しいのはこのためだろう。
Podcastの話題で好きな声をいくつか思い出した。

米国National Publoc Radio (NPR)で長年活躍した Bob Edwards など、私は大好きだ。
NPRを去るにあたり、NPRのサイトにTribue のページが作られた。
Scott Simon と二人で話す
"Simon Interviews Bob Edwards About His Career at NPR"は米国ラジオ界の名物アナウンサーが二人という豪華版で、米国英語の最良の一面がうかがえると思う。Real と WMP との両方で聞ける。

中国語ではNHKラジオ中国語講座を担当した容文育の声が忘れられない。以前にも記事にしたが、「やさしい日本語」で軽やかな語りを聞かせてくれる。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ChinesePod

十年も前だったら中国語の学習仲間に出会うのは教室だけだった。今はインターネットのおかげでいろいろな学習者の学習方法を知ることができる。

教科書以外の音声材料を探していたら、carolnonさんMarieさんのblogでPodcastを教えてもらった。ストリーミングを音声ファイルに変換するよりもずっと楽だ。少し探すだけでいろいろな情報が得られるのは実にありがたい。

中国語学習材料を配信している ChinesePod で中級の材料を聞いてみた。ドラマやニュースを聞くには単語や文法力が不足しているので、段階別の音声材料が入手できるのはうれしい。

英語サイトのほうが日本語サイトよりも登録ファイルが多いようだ。中級が私にとってちょうどよいと思った。

まだそれほど多く聞いていないが、感想を少し。

中級はずいぶんゆっくりと話している。初級漢語口語 提高篇(北京大学出版)のほうが速そうだ。知っている表現・単語なら自然な速度(ドラマなどの発話)で聞いたほうが良いように思う。

上海発信とのことだが、普通語も北京流とは少し違っている。まず、儿化がない。北京大の教科書で「点儿」と言うところが「点」になっている。zh や ch、sh の音もちょっと無理して出しているような気がするし、北方の発音に比べて少し開放的というか、「浅い」。ゲストが L の音を N で代用していたのも南方流だ。

Jennyの中国語は少しごつごつしている。英語のように単語の開始部分(アタック)が強いようだ。学習材料なのではっきりと発音しようとしているためかもしれない。流れるような発話も良いが、このような一癖ある中国語慣れるのも悪くない。普通語は一種の人造言語だから。

中級では速度が足りないので、上級も聞いてみた。こちらは速度はちょうど良いが、単語がわからない。まともな速度の教材を聞きたければ語彙を増やせということか。

私はChinesePodの提供者と利害関係にない。利用は各自の判断でお願いしたい。

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2006-04-09 過ちは繰り返さず

もしくは「羹に懲りて膾を吹く」になるかもしれないが。

中国語の学習を始めるときにまず考えたのは、将来聞き取りに困らないようにしようということだ。会話は聞く・話すの二つの要素で成り立つ。聞きとれないとそれこそ「話にならない」。

英語の学習サークルで痛感するのがテキストから学習を始めてしまうことの弊害だ。ドラマやニュースを聞いてわからない箇所があるとする。ホワイトボードに
「こうじゃないかな」
と書く、または台本を読むと
「あ、そうだ。確かにそう言ってる!」
と多くの参加者が口にする。
この
「そう言われればそう聞こえる現象」
は日本を、いや、世界を覆っていると思われる。

中国語の学習では同じ目に遭いたくないと強く思った。だから、新しい語に出会うのはまず音から。ピンインで書き取れたあとに教科書を見る。

音読はあまりしない。教科書本文を記憶してしまえば録音教材(手本)と同時に口に出すことができ、それを録音すれば手本と比較して矯正ができる。不思議なことに、手本と同じ速度・同じ抑揚で読めるようになると意味がしっかりと理解できてくる。

人間テープレコーダのように課文を記憶するのではなく、情景を思い浮かべてそれを描写する要領で話すようにするとうまくいく。こうして、
「こういうことを伝えたい(描写したい)」
という思いを中国語の文に直結させることができないかと実験している。

「そう言われればそう聞こえる現象」と並んで学習者を悔しがらせているのが
「そうだ、そう言うんだった現象」
だ。会話の流れの中では適切な表現を思い出せず、後になって記憶の中から表現をたぐりよせる。

外国語の運用で大切なのは、持っているものを瞬時に動員する能力だ。特に会話では
知識×動員能力=伝達量
という掛け算が成り立つ。知識は豊富だがなかなか取り出せないよりは、少ない持ち駒を即座に動員できるほうが良い結果を残せる。

この動員能力を鍛えるためには、ごく初歩のうちから反応速度を重視して練習すると良いのではないかと思う。習ったことはいつでも即座に使えるようにすると、新しい知識を積み重ねていくのも楽だし、なによりも「持てる力を出し切った」という快感がある。

オリンピック競技でメダルが取れるかどうかは、日ごろの練習の成果が競技の一瞬に発揮できるかどうかだ。外国語の運用にも似たところがないだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-04-08 ここまで書ければ

tubomimさんの「在日中国人女性の随筆」はおすすめのblogだ。

外国語である日本語で書いていてもすでにtubomimさん独自の文体があると感じる。危うげなところはまったくない。このような人にはどんな日本語を投げかけてもちゃんと理解してくれるだろうと思う。相手を安心させるのはすばらしいことだ。

漢語で書いている記事も難しい字を使わないのに内容がしっかり伝わり、まだそれほど学習が進んでいない私にも楽に読める。軽妙な「迷子の猫」や「団地の出来事」、日本に来たときの期待やとまどいを書いた「留学生活」など、どれを読んでも楽しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-04-05 発音発音

初めて聞く教材をピンインで書き取ると自分の弱点がわかる。テキストはまだ見ない。

社会上(she hui shang)の shang の始まりが sh なのか x なのか、軽声なので耳だけだと判断が難しかった。

こういうときには自分で発音してみる。弱くても xiang なら i-a という二重母音の変化があるはず。もちろん少しくぐもった sh と前面に出てくる x との違いもある。

今日の発見:
ng で終わる字に t や d で始まる字が続く場合がある。たとえば忙得(mangde)。
ng で鼻腔に響かせた直後に舌の前半で d の音を出す。手抜きをすると ng が鳴る前に舌で気流をふさぎ、man のような音になる。

発音の経済を考えると、mangde は mande に近くなってもおかしくないかな、と思った。日本語でも英語でも難しい連続の場合には変化するときが多い。フランス語などは連続によって音が完全に変化する。

そこで教材を注意して聞いてみたが、中国語は律儀なもので ng の気配は濃厚に残している。練習すると速くなっても mangde をしっかり発音できるようになってきた。

発音の教科書に書いてあるとおり、中国語は舌や唇が忙しいことばだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

電子辞書新世代

電子辞書に新版が搭載されないと文句を書いたら、親切な方に新製品の登場を教えていただいた。まずはキヤノンだが、ライバル社からも続々と登場するだろう。

現在私が使っているのは次の2つだ。
・キヤノン V70
・セイコーインスツルメンツ SR9200

V70はもっぱら小学館中日辞典専門。持ち歩きが簡単だけではなく、電子版ならではの使いやすさがあって家でももっぱらこれだ。良い英和辞典も入っていて一般向けの英文なら困らない。

SR9200 は Concise Oxford English Dictionary (COD) を搭載した初めての電子辞書で、発売日に購入したのを覚えている。学習用の英語辞典(LDOCEやOALD)に出ていない語でも安心だし、簡単だが語源も出ていて重宝する。英語辞典の総本山の辞書だけあって、語義は簡潔ながらも味わい深い。

二つとも持ち歩くのはおっくうなので、最近は V70 の出番が多い。The Economist を読むのならV70のジーニアス英和でなんとかなるが、やはり英語と日本語とを往復するのは忙しい。

COD+小学館中日第二版 などという電子辞書が登場するとうれしいのだが、あまり勝手を望んでもしかたがない。

中日電子辞書についての私の考え:

・音声は不要
 どんな語でもピンインがあれば読める。中日辞典に音声機能は不要。

・タッチパネル+スタイラス(入力ペン)は便利
 簡体字を書いて入力できるのはありがたい。他にもジャンプ機能を使ったり見出しを選んだりと、なかなか便利だ。

・入力時に声調の指定もしたい
 V70では声調の指定ができなかった。第一声から表示されるから、第四声まで改ページを押す必要があり、けっこうまだるっこしい。

・できれば現代漢語詞典も使えるといい。
 文字を共有している日本人学習者の利点で、早いうちから中国語の辞書を使っていけるはずだ。中日辞典で調べた語を中国語辞典で見てみるのも学習に役立つはずだ。

| | コメント (10) | トラックバック (1)

2006-04-02 教材の不思議

学習をしているといろいろと不思議なことに出会う。

私にとって「了」や「就」と同じくらい不思議なのが電子辞書の内容だ。

カシオやセイコーインスツルメンツ、キヤノンといった主要メーカーが小学館日中辞典の初版を搭載している。改訂版が出てから数年になるが、各社とも改版の気配がない。

原因が辞書の編纂側なのか、それとも電子辞書メーカーなのかはわからない。なぜ電子化していないかくらいは教えてくれてもいいんじゃないかと思う。

私は紙の辞典を買うつもりはない。もう10年以上も電子辞典しか使っていないので、製本した辞典はどうにも使いづらいのだ。

心血を注いで改訂して、それが世に出ない。学習者は恩恵を受けることができない。このことをよく考えてみるべきだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006-04-01 発音--母語の呪縛

中国語学習の合間に英語の発音教材を少し試してみた。定評ある English Pronunciation in Use (Cambridge University Press)だ。

発音がいくつか日本語化していて驚くと共に残念だった。英語を母語にする人と話すときにはまったく不自由しないのだが、気づかないうちに発音が「弱って」きていた。今回気づいたのは n の音。

このCD教材は録音状態が良いので、吹き込み者の共鳴がよくわかる。pen を自分で発音して手本と比べてみると、私の n が響いていないではないか。この音はs と並んで日本人が苦手な音だが、私も日本語の影響から逃れられないということか。

自分の声を録音する利点はこのblogで再三強調しているが、まさしくその効果だった。

数分練習して、無事に矯正できた。人間の能力は不思議なもので、発音できるようになるとテレビの n が発話者の鼻腔で響いているのがはっきりと聞こえるようになる。曇った眼鏡を拭いたかのようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-04-01 中国語学習の動機付け

学習時間をひねり出すのは難しい。
「できるときにやろう」
と思っていると、「できるとき」が永遠にやってこないかもしれない。

学習するには決意が必要だ。
ただ、やみくもに「硬い心」で決意をすると苦行になってしまう。決意の裏づけになる「快」が必要だ。決意しないことによってもたらされる「苦」の意識も大切かもしれない。

言語学習の「快」と「苦」とはやや長い時間軸で考える必要がある。先輩のぺりおさん
「4年で優雅に中国語を話すって決めました!」
とblog表題に書いているが、これなどは秀逸な「快」の提示だと思う。今日取り組まないと「優雅」が遠のいていくという「苦」も感じることができる。

決意はときどきその鮮度を蘇らせなければならない。それには段階を追って目標設定をし、節々で達成感を味わう必要がある。私の場合、初級録音教材なら初めて聞いてもすべてピンインで書き取れるようになったのはうれしかった。口語教材で学習したことをいろいろと組み合わせ、言いたいことを自分で表現できたときにも進歩を実感する。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »