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中国制作の教材

学習にはちょっとしたこだわり、または「カッコつけ」も必要だと思っている。

私の場合は、中国制作の教科書を使って学習することが楽しみの一つだ。
動機はそんなに立派ではない。
「どうだ。私の教材は本場生まれだ!」
という程度のことだ。

NHKラジオ中国語講座入門編の次に使った教科書は
「修訂 新中国語 上・下」(北京語言学院 中華書店)
だった。題材は古いが、段階を追った学習ができる本だった。別売り録音教材がカセットではなくCDというのも好ましい。中華書店の日本語版があるので、日本の中国語学校でいまだに広く使われているようだ。

その次は
「初級漢語口語 提高編 第二版」(北京大学出版)
だ。こちらはずっと現代的で、日本の参考書にも負けない外見。解説は中国語と英語なので、日本の独習者はあまり使っていないのだろう。内容はなかなか良い。中国語学校を見学に行くと、たいていこの本または次の段階の「中級漢語口語」が教室に置いてあった。こちらは本にCDが付いている。

上記二点には共通点がある。以前に学習した内容を繰り返し使いつつ新しい内容を学んでいくことだ。それだけにページ数の割に新出事項は少ない。私にはこの方針が合っているようだ。

書店で「ときめきの上海」などの教材も見たが、日本制作の教材は少ない量にいろいろな文法事項を詰め込んでいるように感じた。

日本語がどこにも書いていない教科書に日本語が一切聞こえないCD。単純なようだが、こんなことでも学習意欲の支えになるものだ。

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