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2006年8月の4件の記事

2006-08-20 いろいろな n と ng と

初级汉语口语 提高篇 第16課は大学進学についての課文が中心だ。
米国大学への留学が決まった優等生を引き合いに出して自分の息子に
「もっとしっかりしろ」
と言う親と、
「中国にも良い大学がある。自分の子供を信じて」
と言う子と。新しい教科書だけあって内容はなかなか楽しい。

你准没问题。
この zhun がほとんど zhu に聞こえる。舌の先が上の歯の付け根に軽く触れているだけのようだ。続く音の m と一体化しかかっているのかもしれない。

ng の音をかなり強く出すときがあるのに気づいた。録音を聞いていても鼻音がはっきり出ているのがわかり、モノラル録音なのに立体的に聞こえるほどだ。つまり、口腔内で音が鳴り始め、その調音点が口の奥に移っていくのがはっきりと伝わってくる。

第一声・第二声、それも文の意味を決める名詞や動詞で観察することができた。房子・农村・城市など、調音点が動くのがかなりはっきりとわかる。

調音点をコンピューター画像で示すような補助教材があると教師の助けになりそうだ。また、sh や ch の舌の位置や形状を理解するのに便利だろう(「舌先をそり上げる」という説明は時代遅れだと感じている)。

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2006-08-10 学習中

文法の本を通勤の電車内でどんどん読んでいる。
以前に資格試験の準備をしたとき、電車でずいぶんとはかどった日々を思い出した。

夏で混雑も少し緩和。あと、JR東日本が努力して路盤を平坦になしたようで電車の乗り心地が良くなった。これは車内で参考書を使うときにとてもありがたい。

文法書を読むのは例文の漢字に苦労しなくなってからにしようと考えていたが、それは妥当だったと思う。例文が頭の中で正しい発音で響くので、文法事項の習得も楽に感じる。

文章を自然な声調で読むには、正しい方法で練習を繰り返して「得意な連続」の手持ちを増やしていくのが一番だろう。

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いまのところ最高

英語の学習方法についてのすばらしいサイトに出会った。
おそらく広く知られているはずだが、私は気づくのが遅かったようだ。

中国語や他の外国語を学習するのにも最高の参考資料になるだろう。

すばらしいと感じた理由:
1.学習者を指導した実体験で裏打ちされている。
2.偏った精神論や根拠のない楽観とは無縁で、あくまで合理・実利重視。
3.学習者が直面するさまざまな問題・疑問を幅広く扱っている。
4.攻撃的な記述や独善的な主張が一切ない。
5.説得力のある展開と丁寧で読みやすい日本語。

発音についての記事がごく少ないが、これはおそらく他のサイトに良質な情報が多いことを考慮したのではないかと思う。

英語上達完全マップ

記事の量は多いが、良質なので少しずつでも落ち着いて読むと得るものはとても多いだろう。私にとっても参考になることが多かった。

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2006-08-05 実は難しい

やはり忘れずに暑くなるものだ。確かなもの、汝の名は四季。

教科書の一節で引っかかった。

...在草地上吃草,像一幅画儿似的。

私の発音の問題点:
まず「在」がわずかに長すぎた。介詞だから軽いのが自然。

「草地」は「地」がやや強いが、そのために「草」の a がよく出ていなかった。軽くても下あごが(日本語の「ア」よりは)下がった音が自然。

手本では「像一幅・画儿似的」というように二つの山で読んでいる。「像一幅」を一息に言おうとして yi が直前の xiang とわずかに融合してしまっていた。手本では弱くても声門閉鎖をしているようで、yi ははっきりと出ている。

細かいことのようだが、中国語の発音・発話の特色がうかがえる一節だった。ときどきこのように確認しないと自分勝手な音になっていく心配がある。

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