お約束の内容
以前使った「修訂新中国語」には中華人民共和国の現政権を称える本文があった。解放後に農村の生活が見違えるように改善したというものだ。
初级汉语口语 第二版は2004年の本なのでそのような題材が出てこないのかと思ったが、全18課の第15課で登場した。政府による成果であるとは言わないが、農村の生活水準は今や都市の水準にそれほど劣らないという内容だ。
この教科書は留学生が多く使うので、中国の沿岸部と内陸部との経済発展格差を意識して編集したのではないか。
本文の題は「城市好还是农村好」というものだ。
「都市は混雑し、気ぜわしい。住環境も良くない。農村の生活基盤は以前に比べてずっと改善され、自然が残っていて、住むには良い面もある」
という、欧米や日本、韓国からの留学生に受け入れやすい内容になっている。
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