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2007年1月の5件の記事

2007-01-30 読むとわかること

非営利の普通語学習活動「自主トレ」でニュースを読んでいます。
課題がいくつか出て(音声+原稿)、それを大きな声で自然に読めるようにするのが活動の中心。

練習をしていていわかるのは、読む練習をする過程でいろいろな気づきがあること。自然な抑揚(声調だけではなく)や強弱、緩急を付けて読むためには内容の理解が必要です。

取り組んでいて楽しいのは、読み始めたときには「他人」のように感じていた記事がだんだんと身近に感じてくること。一度にまとめて練習するよりは、間を空けて二週間くらい使ったほうがよさそうです。これは初級漢語口語を使った練習でも感じました。いっしょうけんめいまじめに練習するけど、無理はしない。なんとなく壁に突き当たったら、休むのも大切な選択肢です。練習していると文章が自分のものになる(手の内に入る)感じがしてきますが、そうなると楽しいものです。

私は特に音声を熱心に聞いてしまいます。三声が3つ連続して変調するところなど、変調して二声の連続になったためにさらに一声に変調する様子などがわかっておもしろいものです*。

*参照 東京外国語大学言語モジュール 中国語 発音モジュール

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2007-01-14 音読に潜むわな

音読は私の好きな練習方法です。万能の学習方法ではないけど、自然な速度・正しい発音で読めば、読む・聞く・話す・書くのすべての要素に効果があるように思います。

しかし、間違った考え方で音読を続けてしまう危険も知っておいたほうがいいですね。

【音読で発音を誤ってはいけない】
間違いを恐れず話すことは大切です。自分の能力を総動員してなんとか意思疎通をしなきゃ、何のために外国語を習っているのか。

しかし、音読の練習では事情が違います。人間が何かを習うときの基本的なところを忘れちゃいけません。これは何かというと、
「くりかえし練習したことは(変なことでも)身に付く」
ということです。

音読で苦手な箇所があったとします。声調の組み合わせや sh と s 、zh と z が連続して現れるところとか。こういうところの練習では絶対につっかえてはいけないんです。無理をして手本の速さで読もうとして何度もひっかかってしまうと、ひっかかることが刷り込まれてしまいます。

難しいところでは思いっきり速度を落としたり文字のつながりを分解したりして、とにかく正確に読めるようにすることが第一です。「つっかえるための練習」をしてはいけないんです。

ものすごくゆっくりでもいいから、正しい音の連続を再現できるようになるのが最初です。それができてから速度を少しずつ上げて、抑揚をつけていけばいいのですから。これは音楽演奏の練習では常識になっています。

強引に練習してひっかかったり間違ったりする癖がつくと、学習のために三倍の時間が努力が必要です。
1.間違って身につけてしまう。
2.それを消し去る。
3.正しく憶え直す。

音読するときには、真っ白い紙に黒々とした墨で何かを書く心構えで臨むくらいの気持ちが必要じゃないかと思います。

練習したこと、繰り返したことが残るんです。変なことを繰り返してはいけませんね。

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2007-01-13 まあるく読みたい

shrimpさん主催のユニークな(英語の unique、つまり「他にない」という意味で)自主トレ活動では、音読が大きな役割を果たしています。

私が思うに、読むこと自体が目的じゃないんですね。

外国語の運用能力って、新聞や雑誌の記事を読んでもらうとかなりわかってしまうと思うんです。つまり、その言葉を使い慣れていないとうまく読めないんですね。内容のある会話ができる人は間違いなく自然に読むことができます。文章の構成をつかんで自然な切れ目で読む。標準的な発音で読む。速度や抑揚が自然。

私の場合、普通語の個別の音の出し方に興味があったのでピンインを慎重に読むのはそこそこできてたんですけど、文章になると難しいですね。ピアノの稽古で練習曲を弾くのに音符の玉をいっしょうけんめい追いかけてるって感じです。これじゃあ曲にはなりません。必要なのは、音のつながりを大きくとらえて、流れを感じること。

中国語を読む(話す)ときも、文章の内容に必要な読み方(話し方)がありますよね。四声や母音・子音が正しくても、ブツブツと切れていたんじゃ中国語のミイラみたいです。フィギュアスケートの選手が伸び伸びと滑るときの動きのある曲線みたいに話さなきゃ。


というわけで、自主トレのときには次のことを心がけようと思います。
・脱力して、息を自由に使えるようにして読む。いっしょうけんめい読もうとすると、どうしてものどが詰まった感じで自由に声が出ません。

・よく響く、通る声で読む。大きな声を出しても文句を言われない練習場所だから、気持ちよい声で練習したいなあ。大きな声で間違えば指摘してくれる人もすぐに気づくし。

・文章の流れ(まとまり)に沿って読む。曲線でつないでいく気持ちで。

とっても優秀なフルート教師に習ったことがあるけど(分不相応だったなー)、その教えは英語・中国語の学習にすごく役立ってます。皆さんも発声や演劇、声楽のレッスンを受けてみるといいことがいっぱいあると思いますよ。フラダンスや太極拳なんかもいいんじゃないかな・・・。

気持ちよく声が出るとどんどん話したくなるし、読んでいても楽しいんです。けっこう学習の早道だと思うんですけど。

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2007-01-13 自主トレ、デビュー

すばらしい内容のサイト「中国語を話そう」のshrimpさんが主催している「自主トレ」に参加できることになったので、ちょっと様子を報告しますね。

活動内容は上記サイトを参照していただくとし、まずは私が2回参加しての感想など・・・。

1.ペースメーカーとしていいんじゃないか
一週間・二週間単位で課題が出ます。期限があると人間なんとかして勉強するものですね。かといって分量が多すぎるわけでもありません。時間をかければ学習の効果は大きいし、時間が限られていてもそれなりの成果が得られます。

2.少人数なので実質的な練習時間が長い
学校の教室で生徒が5~6人になってしまうと学習の効率がかなり下がるように思います。自主トレでは少数の参加者が主催者の意気に感じて集まるので、集中の度合いが高いんじゃないかなあ。

3.語彙が増える
ニュース記事を読むだけでこれだけ語彙が増えるとは思いませんでしたね。音声付でしっかりした内容の材料を使うから、口語練習が主体だった私にとってバランスの良い学習になりそうです。


以前英語のニュースを書き取る練習をしたことを思い出しました。自然な速さで流れてくる記事をどんどん書き取るだけだったけど、正書法(句読点など)や文法の知識がずいぶん身に付きました。時間が限られている成年者にとっては「幕の内弁当式」よりも「日替り定食式」の勉強が手ごたえを得られるんじゃないかと思うなあ。

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2007-01-02 年とともに学習も

みなさん、あけましておめでとうございます。

blogの表題を少し変えました。旧 The Shira Blog を改め、「中国語を使いたい」とし、副題に「効率的学習法を求めて」とつけました。

今までの題では内容がわかりませんものね。まあ、今度の題では数あるblogの大海に埋もれそうでもありますけど。

それと、日本語の調子も少し変えてみることにします。いままでは本文とコメントとで文体が違っていて少し不自然だったようです。

表面は変わっても、内容は中国語(普通語)の学習が中心であることに変わりはありません。中国語の運用力を高めるために今年もいろいろと学習方法を考えていきたいと思います。


私にとって中国語はまじめに学習する三つ目の外国語です。
1.英語--購入する図書の半数ほどは英語で書かれたものです。雑誌 The Economist を購読。最近は検定試験に縁がありませんが、昔々に実用英語検定一級(一級から受験し、1回で合格)、TOEICは 955点、970点でした。

2.ドイツ語は大学でずいぶん力を入れました。ところが卒業してから「校舎と共に去りぬ」で、今ではまったく使えません。発音は覚えているので、音読するとけっこう立派に聞こえます。

3.中国語は仕事を通じての出会いです。定期刊行物が出る言語で唯一表意文字(漢字)だけを使う言語であることにも興味を持ちました。


学習する上でインターネット上の情報は欠かせないと感じます。各種教材を知ったり、読んだり聞いたりする材料が容易に手に入る点で21世紀の学習者は恵まれていますね。


それでは皆さん、今年もよろしくお願いします。

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