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2007-05-26 メタ認知が大切(1)

現象と原因とを別のこととしてとらえるのは、生産や医療という現場ではごく当然のことのようです。不良品が出続ける。その原因は何か。血圧が下がらない。その原因は何か。

これが外国語の学習となると、ちょっと冷静さが失われるように感じています。会話がなめらかに進まない。本が楽に読めない。こういうときに、
「もっと勉強しなきゃ」
「評判の参考書を買おうか」
「学校に行こうか」
と短絡してしまうことはけっこう多いんじゃないかと思います。

中国語の学習をしていて感じるのですが、なにかうまくいかないという現象を見つけたら、その原因を少し掘り下げて考えるといいんじゃないでしょうか。

私は非営利の学習活動「自主トレ」に参加して、ニュース原稿の音読をしています。なかなか思うように読めないのですが、それではどうしたらよいのか。

ある程度の回数が必要なのは間違いないので、練習回数をついつい重ねようとしてしまいます。ですが、これには危険がありますね。本当に効率が良いかどうかわからないし、繰り返しによって間違いを掘り下げてしまうこともあるかもしれません。

やはり原因を分解して調べてみるべきでしょう。声調の連続になじめないのか、内容がわからないから語順を自然にとらえられないのか、それとも新出語が多くて負担が大きいのか。

要素をおおざっばにつかんだら、それぞれについて練習課題を考えてみます。そして、そのような部分練習の成果をじっくり評価すると実に多くのことがわかります。

外国語の学習のためには、運動や芸術の練習をもっともっと参考にするといいんじゃないかと思います。楽器なら楽譜の読み込み・音そのものの向上・音階練習・解釈と目的別の練習をしますし、運動選手なら基礎体力・バランス・スピード・精神面など、要素別の訓練があるはず。曲ばかりひいている演奏家や練習試合ばかりしているプロ選手はいないでしょう。

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