« 2007-06-05 安住せず | トップページ | 2007-06-21 時間捻出 »

2007-06-13 メタ認知が大切(2)

学習そのものだけではなく、学習についての考察も大切というお話の続きです。

※ 2007-06-23 一部削除

同じくらい自由に外国語を使える人が二人いて、一人は
「なんとなくできるようになった」
とか
「外国語は根性だよ!」
と言い、もう一人は自分の学習方法についていろいろと話すとすると、私だったらいろいろと話す人の学習方法に興味を持ちますね。

さて、私は東京都内で週に一度集まっている非営利の学習活動「自主トレ」に参加していますが、課題に取り組むときに自分なりの工夫をしてその効果を測定できたらいいなと思っています。

最近いろいろと試しているのがニュース原稿音読の練習方法です。

【目的は】
かっこよく音読できること自体が目的ではありません。言語の運用能力を増加させる手段として音読する(してみる)わけです。正しい発音・適切なフレージングで読めば、文の内容が要求する表現が身についていくと仮定して取り組んでいます。読むのも話すのも、文を音声にしていく点では共通だというわけです(この仮定も経験から実証していく必要がありますが)。

【方法は】
いままでに次のよう練習方法を試してみました。
1 音と字句と、どちらが先か

ニュースの音声材料を聞き、それをピンインで書きとってから原稿を見ます。それから辞書を使います。


原稿を見て字句の意味を辞書で調べてから黙読。だいたいリズムがわかってきたら音読。それから音声材料を聞きます。

2 発話の方法

しばらく聞いたら区間(漢字10文字分程度)ごとに音声を止めて原稿を見ずに繰り返します。話す速度は自分で決めることができます。


しばらく聞いたら区間ループ再生(自動繰り返し再生)にして、音声材料と同時に原稿を見ずに発話します。材料と同じ速度が強制されます。

上記から、次の組み合わせで練習してみました。

甲+A
甲+B
乙+A
乙+B

試してみてどうだったかは、また次回...。

|

« 2007-06-05 安住せず | トップページ | 2007-06-21 時間捻出 »

コメント

はじめまして、くろぴょんと申します。shrimpさんとcowlyさんのところからこちらへおじゃましました。よろしくどうぞ。一度自主トレには飛び入りで参加させて頂いたことがあり、たぶんshiraさんがお休みされていたときだったのでしょうか。ここへくれば、きっと上達するだろうな、と確信を持たせて頂けるほどの情熱を感じた集まりだったのを覚えています。私の学習歴も大変複雑で(全くの素人から自学で開始、第二外国語としても未学習、もちろん留学経験なし、ただしネイティブの友人多数)、試行錯誤を繰り返しつつやっておりますが、メタ認知の必要性とそこから何を行うかの意欲の継続を痛感しています。不惑をとうにすぎた一主婦がどこまでやれるか、挑戦の毎日です。ハードな音読を日課にしていたところ、声をつぶしてしまいました。(爆)恩師でもあるネイティブの友人と昨日話しすぎたのもいけなかったのか、中国語で話せる環境があれば、ずっとしゃべり続けていたい欲求が最近起こってきたのも事実です。中国語の成ying(3)なんてあり得るんでしょうか?その友人は中央民族大学の発声学のプロとして、一日に13節課の授業を受け持ったこともあるほど人気のあった方ですが、教え方の厳格さも格別です。やはり、言語の習得にも、一種の徒弟制度的な厳しい訓練(自主トレもこれにあたると思っています。)が必要だと感じています。レッスンという言葉の甘さに潜む自己満足からようやく抜け出せつつある今日この頃です。

投稿: くろぴょん | 2007.06.14 06:52

すみません、訂正です。成in(3)中毒になる、の意味です。nとngの習得は、やはり私の課題です。

投稿: くろぴょん | 2007.06.14 18:44

くろぴょんさん、こんにちは。

外国語の学習にも方法はさまざまですね。あと、感じ方も...。

私は自主トレを厳しい思ったことは一度も(大げさに言うと一瞬も)ないんですよ。常に風呂で手足を伸ばすような心地よさを味わっています(私のデキがいい、というわけでは決してなくて)。この瞬間、自分で選んだことを、自分で選んだようにやっているというぜいたく。

投稿: Shira | 2007.06.18 23:15

お返事ありがとうございます。実を言うと、この厳しい自己訓練がやみつきになってしまっていて、矛盾しているかもしれませんが、中国語を話しているときが至福の時になってしまっています。友人にも話したのですが、最近chengyinになった三つのことといえば、二鍋頭と友人と中国語でのはてしないおしゃべりと、その友人の笑顔なのです。酒逢知己千杯少、話不投機半句多 とはこういう境地なのかなと、ひとり悦に入っています。生涯一学生のままで過ごす幸福を味わい続けたいと思っています。

投稿: くろぴょん | 2007.06.19 23:35

なるほどなるほど。

私も外国語の学習をすると脳内に快感をもたらす何かアヤシイ化学物質が分泌されているかもしれません...。

中国語は私にとって「二杯目」の外国語なので、学習方法をいろいろと試すのも楽しかったりします。

英語の学習についてはこんなことを考えていました。
http://homepage3.nifty.com/shira/eigo/eigo001top.html

投稿: Shira | 2007.06.23 22:57

著書を読んでいただきありがとうございます。ところで、

外国語の学習で成果が上がった人のグループとそうでない人のグループとを比較すると、前者には学習の動機・方法についていろいろと意見を述べる人が多いという結果が出たそうです(「外国語学習に成功する人、しない人」ピッツバーグ大学言語学科教授 白井恭弘)

という記述はないはずなのですが、ご確認いただければ幸いです。

http://www.pitt.edu/~yshirai/iwanami.html

投稿: 白井恭弘 | 2007.06.24 12:41

白井様

お忙しいところコメントを残していただいてすみませんでした。

まことに申し訳ないことに、他著と思い違いをして言及してしまいました。研究の成果である著書に関して誤った情報を書き込んでしまい、ご迷惑をおかけしました。

該当部分を削除しましたことを報告いたします。なにとぞご容赦いただくようお願いします。


投稿: Shira | 2007.06.24 19:36

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12069/15418448

この記事へのトラックバック一覧です: 2007-06-13 メタ認知が大切(2):

« 2007-06-05 安住せず | トップページ | 2007-06-21 時間捻出 »