2007-06-23 そう言われればそう聞こえる症候群
中国語学習を始めるときに、これだけは避けようと思っていたことがあります。
「そう言われればそう聞こえる症候群」に陥らないようにしようということ。
これは溝の口英会話サークルの活動経験から私が意識するようになったことです。このサークルでは英米のニュースやドラマを材料にして聞き取りをするんですが、ときどき皆がどうしても聞き取れない箇所が出てきます。
そして、原稿を見たり(ドラマ・映画)、二重音声の日本語を聞いたり(ニュース)すると
「あーっ。そうだよ。そう言ってる!」
ということになるわけです。
これを私は「そう言われればそう聞こえる症候群」と名づけました...。
ごく普通の市町村立中学校から都道府県立高校に進んだような人にとって、英語の教育の音声面はどうしても不足しますね。聞こえた音が脳内辞書のことばに結びつかない。
中国語の学習では音声が先、文字が後という学習を中心にしてきたので、だいぶ違います。音と意味とがわかっても文字を知らないということがありえるのです。
「これ、どう読むんだっけ」
ではなく、
「これ、どう書くんだっけ」
という疑問のほうが多く出ます。
つまらないこだわりかもしれませんが、実験の価値はあると思っています。
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