2007-09-03 成語というけれど...
ちょっと必要があって英語の図書を3冊ほど読んでいます。
多くの読者を見込む米国出版の実用書はずいぶん平易な表現ですね。内容は十分深いのですが、読み進むのがすごく楽なのです。さすがに英語を母語とする人は英語がうまいものだ...と変な感心までしちゃいます。
「平易な英語を!」という活動もあるくらいなので、読みやすさ(わかりやすさ)を追求するのは大きな流れなのかもしれません。
普通語もそうならないかなーと思ったりしているのですが...。
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コメント
中国に留学したときに感じたのは、中国人って「いい文章が書ける」ことに非常に高い評価を与えているということでした。教養ある人は、古語表現やより難しい語を使えるようになろうと努力しているように思います。少なくとも書き言葉に「シンプル普通話」は難しいかもしれませんね。
やはり英語はいかに説得力ある話し方をするか、というオーラルを重視する言語だという気がします。言語に限らず、文化全体の違いなんでしょうか。
投稿: cowley | 2007.09.04 11:14
cowleyさん、こんにちは。
>>言語に限らず、文化全体の違いなんでしょうか。
どうもそういう感じですね。英語では成語など決まり文句は
「手垢がついている」
として嫌う傾向が強いです。決まった表現で「片付けちゃう」のは不誠実だという発想でしょうか。良い悪いではなく、文章に求めるものが違うのは確かだと思います。
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コンテクスト重視の日本語、書く(言う)とおりにきっちりと受け取る英語・ドイツ語、故事成語を嫌わない中国語。
外国語って、こういうところもまるごと受け入れないとなかなか学習が進まないなーと感じています。
投稿: Shira | 2007.09.08 17:34