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2007年10月の7件の記事

2007-10-28 うっとり

HSK会場で指示をする人の普通語が実にみごと。大声でないのによく通り、落ち着いた良い声です。発音は教材どおりの普通語で、職業アナウンサーのような発話でした。

開始・終了の案内を聞いて(音声大好きの私は)うっとり...。

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2007-10-28 HSK基礎受験

金曜は9か国・計38人の大会議を無事に運営してほっと一息。同時通訳を頼みましたが、プロの冴えを見せてもらいました。
「音さえ聞こえればなんとかしてみせる」
というのは本当ですね。事前の準備が入念なことがうかがい知れます。

翌日土曜は創業者に縁のある名刹にバスで出かけて作業安全祈願(建設業なので)。行事の手配は得意じゃないんですが、参加者が実にさっぱりとした人ばかりで幹事役を無事に務めることができました。

そして今日はHSK受験です。基礎を受けました。簡単に感想など。

1.会場
東京は台風が去った後の晴天で、出かけるには最高でした。会場の青山学院大学は緑が多くて静かで良い場所ですね。いちょう並木やヒマラヤ杉の下のベンチに座ると気分は最高です。試験に使った大教室は明るく換気も十分なようです(板張りの折りたたみ椅子なので3時間が限度かも)。

2.音響
少し低音が響いてこもり気味ですが、良好といえます。

3.受験者
英語の試験と違って何人かで連れ立ってくるということがないようで、話し声がまったくしません。試験開始前にコンビニの袋をガサガサさせたり落ち着きのない動作をする人もなく、実に立派でした。年齢層は低めで、学部学生も二割ほどいたようです。

4.問題
HSKの問題集を解かずに受験しましたが、初級の口語テキストをしっかり身につけておけばなんとかなる問題ばかりでした。読解の問題文はとてもおもしろくて読むのがちょっとした楽しみです。

5.時間
聴解・文法・読解共に要領がわかれば時間には余裕があります。このあたりが初中等と違うところでしょうね。

6.難易度
「初级汉语口语 提高篇」(北京大学出版)をしっかりやっておく程度で7~8割は得点できそうです。

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2007-10-08 発音は易し

中国語学習の入門書によく書いてありますね。
「発音は難しい」
「発音良ければ半ばよし」(©相原茂)

ほんとうでしょうか。

学習が進んだ人は次のように思うんじゃないでしょうか。
「発音は難しさのほんの一部だ」
「語法、特に組み合わせ(搭配)は(学習しても)きりがない」
「なぜ『ああ』言うのではなく『こう』言うかの必然性が見えてこない」

普通語の発音はそれほど難しくないと思います。理由は簡単で、
・日本人にとって判別の難しい微妙な違いがそれほど多くない。
・普通語は一種の人工言語で、生まれてから話している人がいない。そのためか発音もある程度整理されている

広東語の声調のやっかいさや、デンマーク語の母音などを考えると、普通語の発音は「楽勝!」と言ってもいいんじゃないでしょうか。

私は中国語の学習でいちばん楽なのが発音だと思います。良い教師について正しい練習をすれば基礎は容易に身につけることができます。声調が苦手という人もいますが、それでも速く身につける人の数倍(たった!)の時間を使えばだいじょうぶでしょう。

「発音ができれば...」というのは、録音教材が入手できず、留学は不可能、中国人教師の日本入国も難しかった時代に学んだ人の発想ではないでしょうか(そして、そういう人が権威ある教本を書いてきました)。

これからは学生のときから衛星放送で中国の番組を見てクラスメートと中国語でがんがん話した世代が教える側に回って、学習の効率も上がるんじゃないかと思います。

※ デンマーク語については「本町受験英語」のサイトにリンクしました。有益な情報の公開に感謝します。私は「本町受験英語」を薦める立場ではありませんし、同教室と利害関係にもありません。

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2007-10-06 さすが自主トレ

今日の「自分の中国語を聞く会」の参加者は全員自主トレ参加者でした。「さすが自主トレで鍛えている人は違う」と何度も思いました。

まず、皆さんマイクロフォンを手にしても落ち着いた声で平然と中国語を読みます。ニュース記事の音読を毎週している成果ですね。ウォーミングアップなしに、ただちに録音して学習を始めることができました。

次に感心するのは、致命的な発音誤りがほとんどないこと。中国語教室をいくつか見学しましたが、自主トレほど安定した水準で読んでいるクラスはなかったように思います。良質の練習を数多くしているのですから、当然なのかもしれません。主催者 shrimp さんの狙いの確かさを確認する思いでした。

いつも使っているおなじみの教材を数秒分毎に読んで録音し、再生して手本と比べていきました。十分通じるレベルで読んでいても、手本と比較するといろいろいと問題点が明らかになります。

手本と違うのがわかったら、どこがどう違うかを分析します。これができないと進歩がありません。要素に分解すると対策の立てようもあるというものです。
・音そのもの(声調・母音・子音)
・音の高さ
・音の大きさ
・音が占める長さ
・発話の緩急

問題点を歯科医のように見つけ出して退治していくのも、意外と楽しいものです。他の人の問題点を指摘して改善方法を考える参加者もいて、ぐっと内容が深まりました。

参加者の声はとても前向きで、これは機会を見つけてまた開催しなきゃ、と強く思いました。参加していただいた皆さん、本当にありがとうございます。

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2007-10-06 感動の練習会

「自分の中国語を聞く会」は元気な参加者に恵まれ盛会でした。

自分の声を録音して聞くだけ、という単純な練習なんですが、日常的に実施している人(実施した人)は少数派だな、と思いました。本日の開会あいさつ内容を要約しておきます。

1.なぜ「聞く」のか
  A 自分で聞いたことのないものを世に出すのはやめよう。
  B 必ず発見がある。
   ・ 参考書や教師が言うことが「本当に」わかってくる。
   ・ 自分で自分の発音を訂正する能力が飛躍的に高まる。

2.なぜ発音を練習するのか
  A 安心して話すために
   ・ 磨き上げることが目的ではない。
   ・ 話すときに余計な心配をしたくないから-- 発音ができあがっていれば内容や語法に集中できる。
  B かなり注意して練習して、ようやく使える発音になる。
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発音学習三箇条 (© Shira)
1.定義できない問題は解決しない。課題を定義せよ。
2.困難は分割せよ
3.極端を試せ

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2007-10-04 空き席あり

10月6日の中国語発音ワークショップ「自分の中国語を聞く会」の参加枠が一人分空きました。

ご希望の方はメールまたはコメントでお知らせください。

内容は
先日の記事
に書いておいたとおりです。

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2007-10-04 チューニング中

今週は通勤電車の中で以前使った教材「初級漢語口語 提高篇」を聞いています。すでにおなじみの内容なんですが、発音で気づいたことがいくつかありました。

「去过」の guo ですが、上記の教材では相当はっきりと u が出ています。軽声だから二重母音は相当いいかげんになると思っていましたが、やはり guo は guo なのだなあ(読み手にもよるのでしょうけど)。

an と ang との聞き分け(=言い分け)で母音の違いを改めて感じ取ることができました。an の a は口腔の前寄りで明るい感じ、ang の a は後ろ寄りで深みのある音になるということは大くの参考書に書いてあります。ですが、私は n と ng との差(鼻音の違い)にこだわっていたため、母音の違いを最近あまり意識していなかったようです。

同じ話者が発音する an と ang では a の音色が相当違うのに気づきます(いまさら...)。一度意識が向けば今後はだいじょうぶだと思います。

ng でもうひとつ。音が占有する時間にも注意するのも大切です。講師が
「ng をはっきり出しましょう」
と言ったら、強さではなくて音が占める時間を意識するんです。ng の「居場所」を確保すれば正しい音が出やすくなるのではないでしょうか。

力任(まか)せではなく、自分の注意力を変えることは外国語の学習にとても大切なことに気づいた四日間でした。

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