2008-03-08 発音教材
「アタマで知り、カダで覚える中国語の発音」(日下恒夫 アルク)を購入しました。この本の第二部は中国語ジャーナルに連載になっていたので、同誌のバックナンバーを6冊買ったことがあります。
中国語の発音教科書を何か一冊と尋ねられれば、この本を挙げる人は多いと思います。この本の強みはいろいろありますが、主なところは次のようなことでしょうか。
・必要なだけの情報量を盛り込んでいる
・発音の習得は難しくはないが、手軽ではないと主張している
・第一部で基礎、第二部で完成という手順を踏んでいる
良い教師に付くか、定評のある発音教科書・ウェブサイトを使って学習し、自分なりの疑問が出てきたところでこの本を使うととても効果があるように思います。
声門閉鎖については必要性を感じなかったのか、記述がありません。
▼
一通り発音の学習はしてきたので、この本を買う必要が本当にあるのかはよくわかりませんでした。しかし、手に入れてみるといくつか重要なことに気づいて、買って良かったと思います。一つの本に書いてあっても気に留めなかったことが、他の本でよくわかるということもありますね。こうした「拾いもの」をすることも学習には必要なのでしょう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
中国語のテキスト、なかなか洗練されてきてますね~
この記事を読んで、韓国語の発音教科書を探したんですがピンとくるものに出会えませんでした。
このところ英語の多種多様なテキストを見ているので、物足りなく感じます。
投稿: Marie | 2008.03.11 09:42
Marieさん、がんばってますね~。
鵜田さん・松澤さんには地面でお目に掛かったことがあります。しばらく前になってしまいましたが...。いろいろと話をしているととっても楽しくて、半日くらいすぐに過ぎてしまいました。
朝鮮・韓国語は「シリアスな」学習者がまだ多くないためか、参考書の充実はこれからみたいですね。
投稿: Shira | 2008.03.11 23:11