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2008-04-13 Das Sprachgefühl

中級漢語口語の第八課にこんな文がありました。。

我不在校内住了。

「了」が強烈に効いています。とある一時点までは学校の敷地内に住んでいたが、今はそうではなくなったという意味がたった一個の漢字に詰まっているかのようです。

こういった感覚が言語学の本でときどき目にする Sprachgefül (シュプラハゲフュール[独])というものなのかもしれません。Sprachgefuhlを英語の辞書で引いてみると、「言語として適切な表現かどうかを直感で見抜く力」といった説明がしてあります。

同じ課にこんな表現も出てきます。
・为什么不在校内住了呢?
・住校内把,当然很方便,
「在校内住」と「住校内」とでは、何か違いがあるのでしょうか。前者は副詞+動詞、後者は動詞+目的語のようですが、話者の意識はどうなっているのか。

謎は深まり行くばかりですが、「なあに、いつかはわかるさ」という楽観(達観?)と「何かあるに違いない」という探求とのバランスが大事なのかな、と思います。放っておくばかりでは大事なことを逃すでしょうし、突き詰めてばかりでは学習が進みません。

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コメント

myblogにコメントありがとうございました。
「在校内住」と「住校内」とでは、何か違いがあるのでしょうか。というのの答えになるかわかりませんが「中国語のエッセンス」という本には中国語の場合、後に置かれた語が新しい情報であり重要なのだと書いてありました。

投稿: zhuangyuan | 2008.04.25 21:26

zhuangyuanさん、書き込みありがとうございます。

遠藤光暁の本はいいですね。何度読んでも何か発見があります。

今思い出したのですが、何かの参考書で
「在飯店住」と「住飯店」との違いを解説していたと思います。思い出せそうで思い出せません。

投稿: Shira | 2008.05.05 16:58

この“在”は副詞ではなく介詞ですね(でないと校内+住は語順が×)。
ここでの“在校内住”は「校内で」が強調されてて(校内という場所で住んでいる),“住(在)校内”は「住む」が強調されてる(住む動作の結果が校内にある)という意味になってるかと思います。

投稿: Saito | 2008.05.06 19:59

Saitoさん、こんにちは~。

そうそう、そうでした。「介詞」というのがありましたね。ありがとうございます。

語順が違うのですから、意味がまったく同じということはなさそうだと思うのですが、なかなか確信が持てません(「校内」の例では、文脈もさして違わなかったので)...。

投稿: Shira | 2008.05.08 17:48

前置詞の“在”と結果補語の“在”との違いは'06-8NHKラジオ中国語講座応用編_楊凱栄先生でも載ってて説明されてましたね。

投稿: Saito | 2008.05.08 18:38

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