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2008-09-06 これから学習する方へ

中国語の学習を始めよう・始めてみようという方へ

指導者や参考書が何年もの間繰り返してきた「受けが良い」表現について私なりの解説をしてみます。

・「中国語は発音が難しい」
これは、「漢字は見ると意味がわかるものは多いが、発音はまったくわからない」というあたりまえのことをエラソウに伝えているだけですね。中国語の発音が世界の諸言語の発音よりも特に難しいということありません。日本人にとっては英語の発音よりも楽でしょう(少なくとも息・唇・舌・口腔の用い方という点では)。

・「発音をものにすればすべてはだいじょうぶ」
「コンニチハ・サヨウナラ・コレイクラ?」よりも内容のある中国語をまじめに学習した人はこんな無責任なことは決して言わないでしょうね。漢字だけを使い、何千年も外部の影響を排して高い文化を育んできた言語が一筋縄でいくわけがありません(そうそう、この「一筋縄」みたいな表現もわんさとあります)。

・「声調(四声)を間違えると全く通じない」
日本語には中国語のような声調がないので、それを強調するとこういう言い方になるのでしょうね。間違いではありません。ただ、重要性を意識して正しく練習すれば声調の習得はそれほど難しくはありません(どうしても習得に時間のかかる人はいますが)。
「日本語ではナ行とラ行とを区別する必要があります」という程度の内容を言っていると思ってみればいいでしょう。

・「十億人と話せるから、世界人口の六分の一と話せることになる」
何億人と話せても、自分が話をしたい時・場所・場面で役立つかどうかが問題ですね。この点では英語が圧倒的に広く役立ちます(オーロラを見に行っても南の島に行っても砂漠に行ってもかなり通じます。少なくとも中国語よりはずっと)。

・「日本人は漢字を使うから有利だ」
これは真実ですね。漢字以外の文字を使う人に比べると、漢字を脳内で処理する速度は比較にならないでしょう。手書き・コンピュータ入力にかかわらず書くのも圧倒的に有利です。

・「日本人は漢字がわかってしまうから不利な面もある」
これも正しいようですね。発音を軽んじたり、文法・語法をしっかり身につけなかったりする弊害がありそうです。あと、思っていることをとにかく口に出して言ってみるという姿勢が欠けるのは日本人外国語学習者に共通する弱点でしょうね(遠慮してしまう・完全を期す、等で)。

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