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2008-12-07 日本語にしづらい

このブログでときどきぶつぶつ言って(書いて)いるように、日中両言語の違いのために、私の知識・能力ではどうにも日本語にしづらい中国語があります(当然ながらその逆も同様ですね)。

「中级汉语口语 第二版 1」はそれほど難しいことを扱う教科書ではありません。でも、P.167 以降の「口语知识(四)」の中国語特有の表現には参りました。

たとえば、次のようなものです:

【1】
他去过很多大城市,像北京、上海、广州、天津,他都去过。
これを自然な日本語(私が普通使う表現)にするには、いったいどうしたら良いのでしょうか。次の二つのことが一つの文になっているのてしょうか。
1.彼は大都市にたくさん行ったことがある。
2.北京・上海・広州・天津にはみんな行ったことがある。
そうだとすると、
「彼はね、大都市にはずいぶん行ってるよ。北京・上海・広州・天津なんかは全部行ってる」
でだいたい正しいのでしょうか。

【2】
我喜欢各种水果,什么苹果、香蕉、西瓜,我都爱吃。
この文で言いたいことは次の1・2のどちらなのでしょう。
1.果物はとにかく何でも好き。リンゴ・ばなな・スイカは単なる例。
2.リンゴ・バナナ・スイカなどが好きだ(好きじゃない果物もあるかもしれない)。

【3】
他常帮助妻子做家务,什么刷锅洗碗,擦桌子扫地,样样都干。

以上の例には中国語特有の「繰り返しが好き」という特徴も重要な役割を果たしているように思います。例の「他唱歌唱得不错」みたいな...。

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コメント

久々?にコメントさせて頂きます。Shiraさんが気づかれていることですが、確かに中国語の場合、私の少ない経験を振り返っても、こうした表現が一般的であると思われます。特に口語の場合、名詞の前に長い修飾句をつけるくらいであれば、短文化してしまう傾向は強いように思います。例えば、「うちの12歳になる中学生の娘がね~」という何気ないフレーズも、中国語の場合「うちには娘がいて、12歳、中学校に通っていて~」という言い方のほうが自然?な感じがしますし。日本語は動詞が最後に置かれるので、長い修飾句をつけたほうが効果的ですし、また上記の中国語のようなぶつ切りの話し方は、ときに聞きづらかったり、失礼だったりすることもあります。中国語は真逆なので、そのへんが面白いですね^^

投稿: sang shan | 2008.12.07 18:47

sang shan さん、こんにちは。たしか松本先生の発音指導のときにコメントをいただいたと思います。レッスンの日は大雨だったのを思い出します...。

中国語では状語(連用修飾語)・定語(連体修飾語)を被修飾語の前に置くという原則があるというのを複数の参考書で読みました。

これは真実なのでしょうけど、だからといって何でも前に置いて修飾部分が長くなるのを好むわけではなさそうですね(書き言葉では修飾の部分が相当長いことは珍しくないようですが)。

nschineseさんのブログ「もうひとつのことばになりたい」に興味深い記事がありました。

http://nchinese.exblog.jp/902735/

投稿: Shira | 2008.12.07 21:04

【2】は2.の場合だと“各种”ではなく“几种”になるのではないでしょうか。

投稿: Saito | 2008.12.08 09:21

私なら【2】が1.の場合だと“所有的”として,“各种”だと「いろんな」と訳しますがいかがでしょうか。

投稿: Saito | 2008.12.08 09:37

あ、“什么”は“苹果”だけにじゃなく“香蕉”と“西瓜”にもかかってて,“什么……都”となってるのですね。失礼しました。(^^;

投稿: Saito | 2008.12.08 09:56

初めまして。
1年程前から時々拝見しております。

【2】は、私は1.の意味合いが強いように思いました。
でも、とにかく何でも好き、とまではいかない気がします。

いろんな果物が好きで、リンゴやバナナやスイカなんかはどれも好き。
(私の解釈)珍しいものは(食べたことないから)分からないけど
一般的な果物は大概好き、と言いたいのかなーと。

投稿: jiang | 2008.12.11 21:09

みなさま、コメントありがとうございます。

これを言ってはおしまいかもしれませんが、ひょっとして文脈がすべてを決定するというヤツかもしれないなーとも思います。

吃食堂 が「食堂で食べる」ですからね...。

投稿: Shira | 2008.12.14 21:13

jiangさん、こんにちは。訪問ありがとうございます。

そうですね、【2】では1.を言いたくて、そのために例を出したのだと思います。

そして、なんというか、厳密なところはあまり問わない(1でも2でも同じようなもの)という考えがあるのかもしれません。

投稿: Shira | 2008.12.14 21:15

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