2008-12-28 発音学習傾倒の原点
発音の学習はとても楽しく感じます。chstdさんが書いているように「自分の発音は正確でないことを常に意識し続け、直す努力をする」のは重要というか、私にとっては当然のことだと感じています。ただし、楽しいと思って取り組むのが大切でしょうね。
学習者により感じ方はさまざまですから、あまり楽しくないようならほどほどにしておくのも大切なことだと思います。
私が発音学習に興味を持っているのは、語法の学習等と違って身体を使う側面があるからかもしれません。学習方法を自分でいろいろと考案して試してみるのが好きですが、これには昔楽器を習ったときの恩師の影響がとても大きいと思っています。
「そんな音はフルートの音ではありません」*
「もっと鳴るんです」*
「歌いたい心がないのなら、笛を吹いてもしかたがない」*
どうでしょうか。私の中国語に対する姿勢もこの恩師の言葉のとおりです。
魂のこもった音が大切だという思いは、この先生から授かった宝です。
今日の一曲は、我が恩師 柳下正明 の演奏を。
M. Marais "Les Folies d'espagne"(部分)
安全運転とは無縁の、音楽の心を追い求める演奏。
* このとおりの言葉ではなかったかもしれませんが、内容はだいたい合っているはず。
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コメント
こんばんは♪
発音学習が楽しい・・・私もそうなりたいです。
根本のことなので何とかしたいと思うのですが、声調と共にかなり苦しんでいます。
>あまり楽しくないようならほどほどにしておくのも大切なことだと思います。
少し気持ちが楽になりました。ありがとうございます。
投稿: nan | 2008.12.29 22:13
nanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね...。「この練習が(教材が)良い!」と主張する人って、それが苦にならないんですよね...。ですから、合わない人の心はなかなかわからない。
でも...。声調の練習って、楽しいですよ~。受講生が苦労している点を素早く見抜き、適切な練習法をその場で作り出すような優れた教師に出会うと楽しさがわかると思います。
横浜・東京においでの際にお時間をとっていただくことができればぜひ練習会を開催しましょう!
投稿: Shira | 2008.12.30 21:09