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2008年12月の8件の記事

2008-12-30 学習時間の確保について

学習計画の立て方や学習時間の確保については皆さんいろいろと考えているんじゃないかと思います。

水口和彦という人が提唱する時間管理の考え方は私にはとてもしっくりくるものでした。昨年(2007年)に紹介してもらってから実践してみたところ、仕事その他で相当の効果がありました。

(それまでが非効率だったからだと思いますが...)

KKJ(簡単で効果的な時間管理術)」・「時間管理術の7つの嘘を暴く」はぜひ読んでみていただきたいと思います。

衆目を集めるために「嘘を暴く」という題になっているようですが、内容は地道で派手さのないものです。

時間管理の本は市場に山ほどありますが、本を書くような人の話は実はそれほど私たちの役にはたたないのかもしれません。水口は「夢」や空手形を売ることなく、地に足の付いた主張をしていて好感が持てました。

※ あくまで私の経験と意見です。ご自身の判断でお使いください。また、水口氏および氏の経営する企業と私とは利害関係にありません。

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今日の一曲は Starship の Nothing's Gonna Stop Us Now です。Grace Slick にしびれます...。

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2008-12-28 発音学習傾倒の原点

発音の学習はとても楽しく感じます。chstdさんが書いているように「自分の発音は正確でないことを常に意識し続け、直す努力をする」のは重要というか、私にとっては当然のことだと感じています。ただし、楽しいと思って取り組むのが大切でしょうね。

学習者により感じ方はさまざまですから、あまり楽しくないようならほどほどにしておくのも大切なことだと思います。

私が発音学習に興味を持っているのは、語法の学習等と違って身体を使う側面があるからかもしれません。学習方法を自分でいろいろと考案して試してみるのが好きですが、これには昔楽器を習ったときの恩師の影響がとても大きいと思っています。

「そんな音はフルートの音ではありません」*
「もっと鳴るんです」*
「歌いたい心がないのなら、笛を吹いてもしかたがない」*

どうでしょうか。私の中国語に対する姿勢もこの恩師の言葉のとおりです。

魂のこもった音が大切だという思いは、この先生から授かった宝です。

今日の一曲は、我が恩師 柳下正明 の演奏を。
M. Marais "Les Folies d'espagne"(部分)

安全運転とは無縁の、音楽の心を追い求める演奏。

* このとおりの言葉ではなかったかもしれませんが、内容はだいたい合っているはず。

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2008-12-23 準備が肝心

まず始めに、学校に通うことを決心させてくれた遠くの友に感謝を述べさせてください。
思いがけない形で再会し、「思っていることがあれば、やってみなさい」と心にさざ波を起こしてくれた元クラスメイトよ、ありがとう。言語を習うという、いわば日常のことだけではなく、もっと広い範囲でも君の影響は大きいのです。


中国語教室に通って個人授業を受ける。時間当たり授業料は安くはありません。貴重な時間をどのように使うかは誰でもいろいろと考えるところでしょう。

今回は次のような方針で進んでみようと思いました。

1.
「時間・金銭の投資を回収する」という基本姿勢を忘れずに
当然のことのようですが、複数人数クラスにはこのことをあまり考えていないような受講生が必ずといっていいほどいます。そのような人は他の受講生や教師に良い影響を及ぼすことはまずありません。

「使ったカネと時間とは必ず取り返す」という姿勢は教師に伝わり、授業の質が高くなります。日本の受講生の間にはこのような姿勢を少し「はしたない」と思う傾向があるように感じます。金銭について日本人よりも厳しい態度を取る中国人(中国語学校)や英米人(英語学校)は、日本の「ガツガツしてる」くらいが受講態度としてはちょうど良いと感じるようです。

2.
自分で学習計画を作って相談する
これは上記1とも関連します。「やる気」は具体的な行動で示す必要がありますから、自分なりの考えをまとめておくといいでしょうね。

3.
教師・学校の方針を理解する
古典に習って言えば、「自ら計画しなければ即ち罔し。師に相談しなければ即ち殆うし」というところでしょうか。相手は何百人という受講生を見てきた専門家ですから、十分に意見を聞くと独善を避けることができるでしょう。

4.
授業・学習方法は柔軟に
授業開始の前に、変更してみたいことがあれば小さなことでも相談することを合意しておくといいですね。最初に約束しておけば、
「今度はこうしてみたい」
「AよりはBを試してみたい」
といったことを受講者・教師の両方が言い出しやすくなります。

授業に関するこうしたやりとりは、意思疎通の練習として重要だと思います。こうした会話を遠慮してしまうようだと、中国語を習って何を話すのか...という話になるかもしれませんね。

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今日の一曲です。
Telemann - fantasy No.3 (Frans Brüggen)

ブリュッヘンだけがたどり着ける寂寥、透明。

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2008-12-21 発音指導

個人教授の教師は学院の有名講師です(指名したわけではなく、日程の関係でたまたまそうなった)。やはりひと味違いますね...。学習を始めたときに日中学院の有名講師に習ったことがありますが、あのときも収穫は大きかったことを思い出しました。

なんといっても熱意が違います。私の時間の前にもクラスの授業があるのですが、気迫の衰えは感じさせません。そして応用力。目の前の受講生のために今この場で何ができるかを一瞬のうちに考えるのは優れた教師の重要な資質だと思います。

発音や語法でも細かい点まで指摘してくれるようお願いしたところ、手加減なく注意が飛んできます。複数人数クラスとは密度が数段違います...。

教師が読むのを目の前で見ていると、口の動きの忙しさが尋常ではありません(無理なく自然に読んでいるのですが)。やはり中国語はあご・舌・唇を(日本語よりは)忙しく使う言語だなーと感心します。翌日になって、音読するときに自分の口が以前よりも動いているのに気づきました。通学の前には、速く読めるようになるに従って少しずつ口の形が(つまり発音全般も)いいかげんになっていたようです。見ているだけでも自分の発音に影響があるのですね。

指摘を受けた音は下記のものでした。
sh (ときどき「甘く」なる。もっと「深め」にしっかり出せ)
ng (意識して強く響かせる必要はないが、奥の方で自然に鳴らせ)
n (しっかり閉じて鳴らせ)
ong(eng との違いを意識して出せ)

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今日の一曲です。J.S.Bach Brandenburg Concerto No.3 から

04:40 付近、指揮者がいないのにクレシェンドが見事です。

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2008-12-20 教室は楽し

中国語教室は今日で二回目でした。

一回目は十分に時間を使って学習方針の打ち合わせでしたので、実際の授業としては初回といえます。

まだ回数を重ねていないので「珍しさ」によって実際よりも高い評価になっているかもしれませんが、それを割り引いても大変良い授業になったと思います。これなら時間当たりでは高価な授業料も十分正当化されるのではないかと思いました。

授業の内容は回数が進むに従って柔軟に変えていこうと打ち合わせてあります。今日のところは下記のようなものでした。

1.あいさつ
今年最後の授業なので、「过年愉快」など。まあ、ちょっとした準備体操ですね。

2.作文
作文を用意しておき、まず音読します。その後は内容・表現・語法について自然な表現のための検討。講師が書き直すと中国語特有の「先に起こることから先に言っていく」自然な表現に一変し、「目からうろこが落ちる」とはこういうことかと思います。なんとか通じる中国語ではなく、自然な中国語(地道的中文)になる過程を目の前で見ることができるのは個人教授の醍醐味でしょうね。

3.朗読
私が選んだエッセイ「小点心」(陳淑梅 NHKブックス)を使います。この本は講師もなかなか気に入ったようです(中国語・内容共に良いそうです)。講師は徹底して「ダメ出し」をしてくれます。母音・子音・声調だけではなく、強弱や自然な「うねり」、間合いもしっかり直されます。「しっかり読めてはじめて内容が本当にわかってくる」という点で講師と意見が一致してうれしく思いました。「この受講者はどんなに叩いてもだいじょうぶ」とわかったようです。

・まず朗読
・問題点の指摘、練習
・文法や内容の検討(疑問点を予習しておきます)
・講師の後追いで朗読
・あと2回ほど朗読(再读一遍!)

この本の一文は短いので三つくらいいけるかと思いましたが、二つで満腹ですね...。

その他には授業で使うごく一般的な表現もとてもおもしろく、新しい語句が出るたびに「そこ、ちょっと待った」と教師の発言を止めて説明してもらいます。

私が「こうなったらいいな...」と思っていた授業になりつつあり、良い学校・良い教師との出会いを感謝しています。

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2008-12-14 学習方針やや変更(発展)

私の住む南関東でもようやく冬らしくなり、今日は冷たい雨が上がった後、日が差してもだいぶ寒く感じました。温暖化とは言いますが、季節は毎年間違いなく変わっていきます。昨年この寒さを感じたときには、皆さんも私も一歳若かったんですね。

このブログをはじめたとき、表題に「2004年3月に学習を開始」と書きました。もう四年半も学習していることになります。中学で英語を習い始めた学生ならもう高校二年。私の普通話運用能力はそのくらいになったでしょうか。答えは「そうでもあり、そうでもなし」といったところです。発音は良い教材に恵まれ、自分なりに注意したのでまずまずだいじょうぶというところです。基本的な文法もだいたいわかりました。限定的な会話ならなんとかなります。個々の語法や単語数はまったく足りていません。

使える時間の量は学生あるいは就職直後の頃よりもずっと少なくなりました(これはこのブログを読んでいただいている方の多くにも当てはまると思います)。以前にも書いたことがありますが、もう少し集中して学習して、「中国語を学習する」ことに並行して「中国語を使う」ことにも手を出したいと思います。滑走から離陸です。

学習をさらに進めるために、他の学習者の意見を取り入れてみようと思いました。自分でいろいろ考えることは大切ですが、それは外部から様々な刺激があってこその話だと思います。

さて、思いついたら行動ですね。

1.通学
語学学院の個人教授に通い始めました。新しいコンピュータやスクータを棚上げして予算をひねり出し、気の合った仲間との焼き鳥や刺身を減らして時間を作ろうと思います。以前金曜の夜に勤務場所の近くに通学しましたが、仕事の後に集中するのはとても大変で疲労困憊していました。こんどは土曜の夕方と、肉体的・精神的にはずっと楽です。

2.ドラマ
どうせ見るなら内容がおもしろいものをと思って、名作ドラマ「玉観音」や軽妙な都会劇「華麗冒険」を見ましたが、学習材料としてはせりふが洗練されすぎ、場面も限られていたようです。ブログ「35歳からの独学中国語会話-中検2級」で chstd さんが紹介してくれた「家有児女」を買ってみました。懸念に反して内容も充実し、なにより会話の内容が身近です。発話もそれほど速くなく、発音は明瞭と言っていいのではないでしょうか。正直なところ、もっと早く素直に chstd さんの薦めに従っていれば良かったかなと思いました。

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今日の音楽家はアイリッシュハープの旗手 Cheryl Ann Fulton です。
提供している Magnatune 社はすべての曲を最初から最後まで試聴できるようにするという骨のある方針を掲げていますので、連続して聞くことができます。一曲目は端正な美しさ、二曲目は息を潜める世界があります。そしてさらに...。

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2008-12-07 日本語にしづらい

このブログでときどきぶつぶつ言って(書いて)いるように、日中両言語の違いのために、私の知識・能力ではどうにも日本語にしづらい中国語があります(当然ながらその逆も同様ですね)。

「中级汉语口语 第二版 1」はそれほど難しいことを扱う教科書ではありません。でも、P.167 以降の「口语知识(四)」の中国語特有の表現には参りました。

たとえば、次のようなものです:

【1】
他去过很多大城市,像北京、上海、广州、天津,他都去过。
これを自然な日本語(私が普通使う表現)にするには、いったいどうしたら良いのでしょうか。次の二つのことが一つの文になっているのてしょうか。
1.彼は大都市にたくさん行ったことがある。
2.北京・上海・広州・天津にはみんな行ったことがある。
そうだとすると、
「彼はね、大都市にはずいぶん行ってるよ。北京・上海・広州・天津なんかは全部行ってる」
でだいたい正しいのでしょうか。

【2】
我喜欢各种水果,什么苹果、香蕉、西瓜,我都爱吃。
この文で言いたいことは次の1・2のどちらなのでしょう。
1.果物はとにかく何でも好き。リンゴ・ばなな・スイカは単なる例。
2.リンゴ・バナナ・スイカなどが好きだ(好きじゃない果物もあるかもしれない)。

【3】
他常帮助妻子做家务,什么刷锅洗碗,擦桌子扫地,样样都干。

以上の例には中国語特有の「繰り返しが好き」という特徴も重要な役割を果たしているように思います。例の「他唱歌唱得不错」みたいな...。

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2008-12-05 誤用から学ぶ中国語

「誤用から学ぶ中国語」(郭 春貴、白帝社 2001年)全100課のうち、80課まで進みました。朝の「カフェ勉」が中心です。一週間に4課ほど進むので、来年一月には一巡したいと思います。その後はおそらくもう一巡復習ですね(一回に「刻みつける」ように学習するより、肩の力を抜いて複数回学習した方が私にとっては楽で効果がありそうです)。
この本はとても役に立っています。漢字の本質的な意味から文法を説明することはしていませんが、「この場合にはXではなくYと表現する」ということがよくわかります。

参考になるのは類義語の説明ですね。辞書に書いてあることですが、丁寧な解説と練習問題とがあるのでしっかり理解できます。
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今日の一曲は姜昕の「春天」。この人は歌い方も歌詞も曲も独特です。です。アルバム「纯粹」を聞いてファンになりました。新作「我不是随便的花朵」は自分の世界を大切にしつつも聞きやすく仕上がっています。

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