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2009-11-20 人それぞれ

勤務先で外国赴任を控えた社員の英語学習を助けています(課外活動として)。大学卒業直後から40歳くらいまで、2年半で前後して6~7人といっしょに学習しました(たいてい一対一で)。

外国語の習得におけるヤマ場って、人によって共通しているところもあるし、まったく違うところもあるなーと痛感する日々です。

「これは日本人には難しいところだから」と準備していくと、あっけなく通過してしまったり、楽勝と思っていた課題で引っかかってしまったり。


発音の練習でも何が難しいかは個人によって(ものすごく)違いますね~。教える側にとって、相手によって説明・練習方法を(その場で)変えていくことがとても大切だということがよくわかりました。

私は40歳過ぎてから中国語を初めて学習しているので、説明したり課題を出したりするときに自分の経験がけっこう参考になりますね。ただ、あくまで相手と自分とは別、さらに、相手もひとりひとりまったく違うことをしっかり意識しないと...。これ、わかってはいるのですが、実践の場ではなかなか難しいのですよ。教師(人間)が「この方法は(普遍的に)正しい」と思うことはけっこう危険です。


それでも、学習者が語学学校での英語研修を終えたときに、講評として
「発音はめざましく良くなった」
と書かれているととてもうれしいですね。苦手な音ひとつひとつについてオーダーメイドの練習方法を考えているのですから(夜寝るときに「あの人の、あの音の」練習方法を思いついたりします)。教育機関の母語話者教師は自分の手柄だと思っているかもしれませんが、違うんだゾ!と、たまには言ってみたい~(受講者本人には大いに感謝してもらっていますが)。


ネイティブ講師を売り物にする教育機関はたくさんありますが、最強最善なのは優れた日本人教師+母語話者教師がときには入れ替わり、ときには同時に教える形式でしょうね。母語話者はあまり意識せずに「話せちゃってる」ので、教えるときにかえって遠回りになることもあるように思います。「母語話者をまねる」のと、「必要なだけの外国語運用能力を習得した人をまねる」のとは相当違う体験になるはずです。

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