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2009年12月の14件の記事

2009-12-30 辞典について

引き出しを片付けていたら、10年(*)以上も前に書いた英語の単語ノート(ルーズリーフ)が1枚出てきました。ファイルし忘れたのでしょう。

当時は週刊誌 TIME を読んでは単語を Longman Dictionary of Contemporary English で調べて、語義や例文をノートに書いていました。

単語や表現は選ばず、読んでいる記事に出てきたものをすべて調べていきました。読みたくて読んでいる記事に出てくる語句ですから、すべて私にとって重要だと考えたわけです。

学習する語句の出所をたった一つの週刊誌に限ってしまうのは少々不安ではありましたが、収穫は大きかったと思います。

ずいぶん前に作ったノートで、書いた当時のことは忘れてしまいました。しかし、語句はしっかり記憶しています。それも、読んで・聞いてわかるという受動的な語彙ではなく、自分で話す・書くときに使う能動的な語彙になっているものが多いのにはちょっと驚きました。


電車の中で雑誌を読んでは知らない語句や気になる表現に印を付け、後で辞書で調べてノートを作る。ずいぶん地味な学習法ですね。ただ、当時は不思議と楽しくて、数年にわたって続けていたと思います。A4のルーズリーフが厚さ1センチメートルくらいになりました。


学習用の英語辞典(いわゆる「英英辞典」)を使ったのも続いた原因かもしれません。英和辞典で調べると英日両言語を使わなければならないので、記事を読むときの抵抗を増やすような気がします。乱暴なたとえですが、枕草子を読むときに英語で解説した古語辞典を使うようなものといえばわかっていただけるでしょうか。

英語の辞典(私は「英英辞典」という呼び方が好きではありません。だって、日日辞典って言わないでしょう?)は学習が進んだ人が使うとか、学習が進んでも英和辞典で間に合うといった話を見かけます。「英和辞典の次に英語辞典」という「直列的」考えは妥当ではないと思います。この二種類の辞典は相互に補完的なもので、用途によって使い分けるべきでしょう。翻訳・通訳のためにはすぐれた英和・和英辞典が必須だと思いますし、大量の英文を聞いたり読んだりして英語で反応する必要があるなら英語の辞典が便利です(二言語を往復しないので)。

* 当記事公開時に 20年 と書きましたが、10年が正しいので訂正しました。

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2009-12-29 読む速度

朝、新聞(日本語)を読んでいて思います。

ああ、なんて速く読めるんでしょう。ひょっとして私は語学の天才ではないか...。

いや、最近流行りのなんとかリーディングみたいな、一冊を十分で読んじゃうとか、そういう速さじゃありません。ごくふつうの速さですが、それでも英語や中国語を読むのに比べると「天才的」だなと思って。

英米企業に勤務して英語にそれほど不自由しない知人は、こんなふうに言います。
「TOEICのリーディングセクションなら制限時間で2回分解答(もちろん満点)は楽々だねー」

わかる気がします。あれが日本語だったら私でも2回分くらいは楽に解けそうです。日本語を読むとき、目に飛び込んでくる情報量が多いように思います。じーっと字を追うのではなくて、一行の半分くらいずつ内容を得ているような。

中国語も、日ごろから読む練習したほうがいいのかな...。

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2009-12-28 発音の練習は続く

中級漢語口語の第2巻、第9課に取り組んでいます。この課は復習の意味もあるのか、新しい事項はあまり出てきません。その分自然なやり取りが光っているように思います。

この教科書を使うと中国語での会話の作法も習うことができそうです。つまり、話題の提供や問い、答えをどのように分担しながら会話を進めていくかということ。

日本で編集した教科書は文法事項の紹介や日本人の弱点を補う説明が優れているいっぽう、会話の流れにはときどき無理があるように思います。いちばん感じるのが、「問い-答え」が目立つことですね。ちょっと詰問調というか、問いのための問いが多いというか...。

実際の(大人の)会話ではところどころに目印となる語(discourse marker)を配して、会話の流れを確認したり向きを変えたり、続けたり打ち切ったりしますね。北京大学や北京語言大学の口語教科書はこのあたりにも工夫があると感じます(自然というほどではないのですが)。


新出事項が少なめで負担が少ない分、発音や文全体のイントネーションに注意が向きました。

1.shuo と shou との違いが今までと違う形で見えてきました。録音教材の出演者の個性にもよるのでしょうが、今回は shuo が「シュゥオッ」という感じ、まさしく後響型です。shou は「ショウッ」と前響型。私の「気のせい」レベルの話なのでしょうけど、「気のせい」が学習に果たす役割もばかにできません。

2.ng の音が占める時間についても気づきがありました。練習では時間をたっぷり取るようにしていましたが、会話では伸縮自在ですね。それと、dangran の「当」と「然」との違いが一段と鮮やか、というか、まったく違う音で聞こえました(いままでも違いは識別できていましたが)。

3.その他、「就」や「都」が役割によって弱くなったり強くなったりすることなど、朝の通勤時間だけでずいぶんと勉強になりました。

4.一声がやや低めのときがありますね。どのようなときに低めの一声が要求されるのか、ちょっと気になります。

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2009-12-27 練習するときの姿勢(身体)

志半ばにして病に倒れた私の勤務先の元社長は、簡単だけど大切なことを教えてくれました。

「誰かがボクのところに来て話をするときには、手を止めてその人のほうを向いて話をするんだよ。必ずね」

「私のこの時間は、あなたのためにある」
というメッセージは、心と体との両方の動きを合わせてこそ伝わるように思います。

以来、私は部下が相談に来ると、座っている椅子をくるりと回して、体全体を話す相手に向けるようになりました。それができないときには
「ゴメン、1分待って」
と伝えたりします。


外国語の練習で音読や会話練習をするとき、身体が「メッセージ発信状態」や「意思疎通状態」になっていない人は意外に多いようです。具体的には、

・足を組んでいる
・腕を組んでいる
・下を向いている
・本を机に置き、それをのぞきこんでいる
・机にひじを突いている

本を読むなら、本を手に持って顔を上げて。相手がいるなら、相手を見て。足の裏を地面に付けて。手は自由にして必要があればジェスチャーができるように。

こうしたことを忘れないよう、練習に際して自分の姿勢を心の中で確認するようにしています。電車の運転手が信号を確認するように。

「足よし、手よし、視線よし、脱力よし」

だって、そのことばを本番で使うときには、私はそういう姿勢を取るだろうから。


私が参加している中国語の学習活動には音読の時間がありますが、上手に(内容が伝わるように)読んでいる人は姿勢も良いですね。

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2009-12-26 仲間がいる

中国語学習を始めてからいろいろと楽しいことがありました。

とりわけすてきなのは、インターネットを介してたくさんの学習仲間と出会えたことです。

勉強しているのは自分だけではない、皆いろいろな制約の元で取り組んでいると思うだけでも気弱になりそうな心が立ち直ってきます。私一人ではとても得ることができない情報を惜しみなく公開してくれる人もたくさんいます。心強いですね。

みなさんのおかげで、歩みは遅くても続けていこうと思えます。

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2009-12-24 声調言語だなあ

HSKの解答方法を録音で説明するとき、アルファベットのABCDにもしっかり声調がありますね。私の持っている模擬試験の案内だと
A 一声
B 四声
C 一声
D 四声
と、規則正しく発音されています。

文字と声調とに対応があるのではなくて、同じ声調の連続を避けるという中国語の特性にも理由がありそうです。もっとも、単独でBの一文字が発音されるときも四声でした(統一の美を重んじた?)...。

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2009-12-23 お酒お休み中

年末なので、中国語学習の今年をちょっと振り返ってみます。

けっこう効果があったのが「お酒お休み」でした。昨年の12月30日に最後の一杯を飲んでからまったく飲んでいません。歓迎会・送別会・新年会・忘年会と、宴席は数多くとも全く問題ありませんでした。

それ以前はけっこう飲んでいましたね。家には早く着きたいので、同方面に帰宅する同僚と横須賀線のグリーン車で飲んでました。横須賀線で飲むから、名付けて「スカバー」。最初はかわいくビールやチューハイだったんですが、すぐに「進化」して、タカラのPETボトル焼酎(アルコール25%・220ML)+カゴメトマトジュースを買うようになりました。焼酎を少し飲んで「注ぎ代」をつくり、そこにトマトジュースを入れます。焼酎のトマト割はけっこうおいしいんです。席料(グリーン料金)750円は少々高くても、飲食代が安いし飲んでいても家は近くなるし。

つまみは「干しうるめいわし」と韓国のり。ときどき魚肉ソーセージ。

純アルコールで55ML、ときには80MLほども摂取していました。飲んでも大声になるわけでもなく、ちょっぴりリラックスできるかな、と思っていました。


飲むのを止めると変化がはっきりと出ますね。常に頭がクリアなので、電車で録音教材を聞く時間・参考書を読むページ数が増えます。一年の積み重ねではたいへんな違いです。

翌朝に小用を足すときのニオイが違います(失礼!)。肝臓さん・腎臓さん、いままでゴメンね、という気分。

食事もおいしくなりますね。素材や調理のちょっとした違いにも気づくようになりました。

肩凝り防止のために始めた筋力トレーニングをさぼることがなくなり、腕ががっちりしてくるだけではなく、お腹に筋肉の段々もできました。体重も少し減っています。

疲れを感じることがなくなり、具合が悪くなることは一年間皆無でした。


飲むのを我慢しているということはまったくなくて、今まで飲んでいたのが何かの間違いだった...ようにすら思えます。

またいつか飲む日が来るかもしれませんが、しばらくはアルコールなしの日々でいこうと思います。

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2009-12-22 HSK結果出ました

2009年11月08日(日)に東京会場で受験したHSK初・中等の結果がオンラインで公開されています。おそらく本日 2009年12月22日日本時間 12:00 くらいからではないでしょうか。

初回受験の結果は

听力  72
语法  80
阅读  97
综合  89
总分 339

证书等级 中B

でした。


中C(6級)をとりあえずの目安としていたので、まずまず安心しました。

【听力】
他の分野より点数が伸びないのは、ほとんど口語の教材だけを使って学習してきたためだと思います。音はすべてピンインで頭の中に展開するのですが、私にとって初出の語(字)がちょっと多すぎたということでしょう。

【语法】
問題集や対策本を使わなかったので、まあ、こんなものでしょう。

【阅读】
準備もしないのに割と高得点なのは、普段から骨のある日本語・英語を読んでいるからだと思います。あと、大学受験のときに学んだ漢文の素養...。

【综合】
漢字の書き誤りがいくつかあったのが惜しいかな。問題集に取り組めば点数は伸びる余地がありそうです。


听力の成績が低いと嘆くつもりはあまりありません。口語教材以外の学習が進めば聞いてわかる語がどんどん増えるので、「わかっちゃう」状態になるのではないでしょうか(英語で体験しているので、のんきに構えます)。


成績照会は以下のサイトに
5905251xxxxxx [590 は東京会場、525は日本、1 は男性、xxxxxは受験番号]、
日本の漢字で姓名、姓と名との間にはカナ文字の空白(全角)
で見ることができました。照会方法を親切に公開してくれた皆様、ありがとうございます。
http://www.chinesetesting.cn/goquery.do

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2009-12-21 一歩進んだ中国語文法

ちょっとした空き時間にさっと取り出して読める本を持ち歩いています。

しばらくの間「中国語教室Q&A101」(大修館書店 相原茂・荒川清秀他共著 2000年4月)でしたが、これを読み終わったので入れ替えです。

今月登場したのは「一歩進んだ中国語文法」(荒川清秀 大修館書店 2003年5月、2005年9月第4刷)。

これはなかなかよい本ですね。まず文の要素である漢字一文字をきっちり追いかけて解説しています。そして簡単(そう)な文章の構造を解きほぐして、漢字の並びに潜む必然を教えてくれます。内容や構成も違いますが、遠藤光暁の「中国語のエッセンス」を読むときのような心地よさがあります。

読み始めたばかりですが、目的語の特定・不特定など、「なるほど...」と腑に落ちることが多く、この本とは良い付き合いになる予感がします。

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今日の一曲。Sophie Milman はユダヤ系ロシア人として生まれ、15歳でイスラエルに移民。その後カナダに居を移しました。英語の自然さは驚くべきほどで、若い北米人そのものです。言語の完全な習得には少し遅いと思う15歳でもこれほどまでになるのですね。そして、ロシア語もフランス語もすばらしい...。

伴奏が始まると気分は 1960年台のモスクワの地下です...。名曲をロシア語の響きで。
Sophie Milman - Ochi Chernye

そして、フランスの名曲に生命を吹き込むみごとさ。
Sophie Milman La Vie en Rose

楽しげに語るインタビューでの英語


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2009-12-18 今何をするべきか

ビジネス書で読んだこと。

優先順位の話...

今自分がしていることが適切であるかどうかの指標は、今していないことについて心穏やかでいられるかどうかである。

単にコインの裏を述べているだけのようですが、同じことでも反対側からだと違って見えるのも事実だと思いました。

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2009-12-14 自主トレ朝9時開始に空きあり

shrimpさん主催の「自主トレ」に空き席ができたようです。
興味のある方はサイト「中国語を話そう」のトップページを参照してみてください。

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2009-12-05 中国出版の教材

土曜日の主要行事「自主トレ」の後、東京都千代田区神田神保町の中国関係書籍専門店「内山書店」と「東方書店」とに行ってみました。

政治経済関係の雑誌《财经》があったら見てみたかったのですが、店頭には置いていないようですね。

それではと、教材売り場を観察。以前は日本の本を見ていましたが、最近は中国の本を見ることが多いですね。

中国語の学習を始めるなら、中国で編集・出版した総合教材を使う教室に通うのも良いと思います。最近の総合教材はなかなか良くできていると感じました。店頭で見たのは《汉语教程》・《博雅汉语》・《新实用汉语》・《阶梯汉语》などですが、いずれも新しい版は使いやすそうですね。

こうした教材は中心となる課文(本文)が優れています。その課の中心事項だけではなく、ごく普通のさりげない表現が日本の教材にはなかなか出てこないんですね。外国語の習得は単語を覚えて文法を理解して出来上がり、というわけにはいかなくて、その言語が実際に使われる形を「呼吸」するように習うことが結局は早道のように思います。
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今日の一曲は姜昕の野罌粟です。
那时候有多美...。

私は hui を発音するとき、この人の「体会」(1'30"、2'49")を思い出します。
h-u-e-i と、のどで出す擦過音といい渡り音の e といい、しびれましたね...。

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2009-12-01 The Paul Pott's Moment

Susan Boyleについて審査員の一人 Amanda Holden が話す中に、
the Paul Pott's moment (ポール・ポッツ現象)
という表現がありました。はて、と思ってしらべてみたら、前年にとんでもない新人がいたのですね。

Paul Potts sings Nessun Dorma

最初のナレーションからして...
声:携帯電話セールスをしているポール・ポッツにとって、ショービジネスははるかかなたの世界です。

ポール:自信を持てないのが私の弱いところなんですよね...いつも。

審査員もけっこう冷たい。

「今日は何をしてくれますか?」(いったい何しに来たの?)
「オペラを歌いに」
「...」
「用意ができたらどうぞ」(さっさと終われ~)

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2009-11-30 音読(聴読中国語)

土曜の「自主トレ」に備えて「聴読中国語」を少し読みました。寒いとビルの屋上で読むこともかなわず、声を出す場所を見つけるのがなかなかたいへんですね...。

今回は録音の「速読」を手本にしてみました。手本を聞いてから読み、読んでからまた手本を聞くと自分の癖がけっこうわかりますね。今日わかった自分の問題点は次の二つ。

1.重く読む四声が十分に高くない。
2.で、高くしようとすると少し力が入ってしまう

スコーンと抜けたように高い声を出すつもりで調整していくと手本に近づいてきます。人間の声も管楽器と同様、高い音を出そうとするとどうしても音が大きくなり、強い脈が入ってしまう。音の流れを乱さないように、さらりと高い声を出すように心を向けていくように練習していきます。

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今日の一曲。
The Chieftains & Rickie Lee Jones で O Holy Night
この曲はこの歌唱がいちばん...。

Rickie の歌にはカラオケにしたらまず歌えない!という曲が多いですね。Flying Cowboy カッコよさにしびれます。

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