« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月の9件の記事

2010-05-31 自己ベストの声を使いたい

中国語学習活動「自主トレ」ではHSK聴力問題文などを音読する時間があります。
読むときに聞き手tがいると張り合いがありますし、文中の切れ目が不自然だと指摘してくれるのが良いですね。

時間・費用面で中国語教室に通えない学習者は、中国人(学生・会社員・主婦など)に聞いてもらうのもいいかもしれません。もっとも、その場合は「そこ、違います」と言われたときに学習者が自分で解決するだけの知識・能力が必要でしょう。日本人に教えた経験がないと、正しくない音をどのように直すかを伝えるのはとても難しいはずです。


さて、今週の課題を読み始めましたが、一つ発見がありました。

椅子に座って上半身と頭とを後ろに大きく反らせ、口を自然に開いてなにげなく「伸び」をしたんですね。その直後に読み始めたら自分の声が普段とまったく違うのです。よく響く声が出て、呼気もどんどん楽に出てきます。

ああ、これが「良い状態」なのだとわかりました。いや、むしろ「普通の状態」で、その直前が良くない状態だったのでしょうね。外国語で話すのは(母語で話すよりは)不自然なことですから、何らかの工夫がないと伸びやかな「自己最高」の声は出せませんね。声や声に対する自分の感じ方はちょっとしたことでけっこう変わります...。


「音読が良い」という話を聞いていっしょうけんめい音読する学習者はけっこう多いのですが(中国語・英語共に)、音がいいかげんになったり、自己ベストの声から遠く離れてしまうことがありがちです。

私の場合、音読している自分を肩越しに見るもう一人の自分をときどき呼び出す(オカルトじゃないですよ)ようにしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010-05-29 自然な使い方

ドラマ「家有儿女」を見ていたら、
“幽什么默呀”
という せりふがありました。

「ちょっとふざけただけだよ」
「なにが『ふざけただけ』よ!」
というやりとりです。

幽默を辞書で見ても離合詞の表示はありませんし、英語 humour の音訳という説明があります。

「什么」を使うなら両端を漢字ではさむのが自然という感覚なのでしょうか。

検索してみたら和華さんのブログ「和華舎(Wakaya)別館―中国語学習帳―」に記事がありました。

ありがたいことに、その後信頼できる筋で謎が解けた記事も書いていただいています。
離合詞じゃなかった

和華さんにお礼を申し上げます。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2010-05-18 気になっていたこと

ずっと気になっていたこと...。

中国語で自分たちのことを指す場合、
我和我朋友

我、老李、小张和小王
のように、「我」が先に出る表現を多く見てきました。

日本語や英語では自分は最後になる場合が多いと思いますが、中国語では何か決まりがあるのでしょうか。

Google で検索してみると
"我和你" 5,620,000件
"你和我" 2,690,000件
でした。

"我和小李" 12,700,000件
"小李和我" 1,900,000件

手持ちの文法書には、たしかこうしたときの規則は書いてなかった気がします(英語の教科書にはたいてい書いてあります)。

どうも中国語の「自分に近いほうから外へ」という原則が貫徹しているような気もしますが...。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2010-05-17 英語の語彙(単語)

その昔、実用英語技能検定一級(英検の本名って、「技能」が付くんですね)を受験する前によく聞いた話があります。

「英検一級にはめったに見ないような単語がたくさん出てくる」

私は少し違うのではないかなーと思いました。

英検一級が想定するのは
「広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できることが求められます」
「目安としては、1級は「大学上級程度」です」
(日本英語検定協会サイトより)
ということです。おじさんたちが運営している協会だと想像しますので、「大学上級」というのは今日のように大学定員割れや基礎学力の低下が問題となるよりずっと前の、「学士」を名乗るのに恥ずかしくない程度ではないかと思います。


一般向けの図書(研究論文ではなく)を読んでいても、日本の大学受験で出てくる単語の範囲を大きく超えてるなと思います。

たとえば、今読んでいる Wide-Body (邦訳あり:ボーイング747を創った男たち)の30ページほどの間にこんな単語が出てきます。

progenitor
transcend
parochial
unmitigated
glib
recondite
malleable
disgorge
dissipate
adulation
beguile
hagiographer
infatuation
instigate
spidery
spurious
perennial
perturb
supine
apparat
emphatic
sine qua non
impervious
putative
patriarch
flux
vantage
arcana
burrow
esoteric
despot
junket
megalomania
demented
elfin
acolyte

以前読んだ「The Wisdom of the Body」(Sherwin Nuland)では難しそうな語がもっと出てきた記憶があります。ノンフィクションのベストセラーですよ。

ということで、あの試験に出てくる単語はそれほど変じゃないですよ、きっと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010-05-05 良い発音を支える発声

コノキダさんのブログ「絶対最大剪断力」で教えてもらった英語発音研究・練習ブログ「某スレの639の英語発音の部屋【英語鼻】」がきっかけで英語の発音、特に声質というか、声の響きを変えていくことができました。

こうした練習は力任せにしてみても効果が少ないと思います。「できるときにできるものだ」と楽に構えて、いろいろな練習をしてみるのが好きです。

ちょっとしたことで声の出し方とその感じ方は大きく変わりますね。いろいろと探すと宝物が出てくるのがインターネットのありがたいところです。今のところ以下のブログがだいぶ参考になりました。
ごきげんようチャンネル」(三浦陽一さん)
烏は歌う」(wander1985さん)

共に自分の身体をどう感じて発声に影響させるかの良いヒントになります。この場でお礼を申し上げます。


| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010-05-03 できてしまえば...

日本人学習者が英語の発音を学習するときの課題は実に多いのですが、その中でも発声方法(音の響き)はなかなかやっかいで、私は今まで確かな手応えを感じることができませんでした。


ところが、不思議なことに今日になって突然はっきりと英語向けの音が出てくるようになりました。天気が良いからでしょうか...。良く共鳴した、一種「ミンミンした声」です。音域を少し低くしてみるとなかなかヨイ感じですね。録音して聞いてもいままでとはっきり違います。歳をとると筋肉痛が出るのも遅くなるといいますが、練習の結果が出るのも遅くなるようです...。

こういこうことって、鉄棒のさかあがりみたいなもので、できてしまうとなぜできなかったのかがよくわからないものですね。


標準的な教材「English Pronunciation in Use」(Mark Hancock, Cambridge University Press, 2003)は数年前に買ってあったのですが、中国語の学習で手一杯で放置してありました。この数日で集中して取り組んだのが良かったのでしょうか。

中国語の発音練習をしてきたことで音声に対する自分の意識が変わってきたので、英語の発音にとりかかるなら今だ!と思ったのが良かったようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010-05-03 クリリンさんに会った!

サイト「クリリンが中国語を学ぶと」の著者クリリンさんが京都の大学を卒業され、一時的に神奈川県中部の実家に戻っているので、「お昼はカレー」オフを開催しました(といっても、参加者は2人ですが...)。2010年4月25日のことです。

クリリンさんが中国留学時に「クリリンが中国語を学ぶと」や旧ブログを読んでいたのですが、もう卒業なのですね。サイトや新ブログ「2つ目の愛をこめて」の記事で読むとおり、元気で何にでも全力で取り組む人という印象を受けました。学習で知り合う仲間は年齢・性別・国を超え、職業・生活・背景も様々なのがいいですね。私も乗りかかった中国語をもっと形のあるものにしようという元気が出ました。


出かけたお店は厚木のインド料理店「ボンベイ」です。南インド料理の店らしいのですが、昼は北インド料理が幅をきかせています。魚のカレーはココナツが効いていて南っぽくておいしかったし、野菜のカレーも豊かな味わいでした。

話し足りないので、名古屋の雄「コメダ珈琲店 海老名大谷店」に移動して、例のシロノワール(小さいほう)を楽しみました。

中国語を専攻したきっかけは立ち読みした「社長 島耕作」の上海編だったそうです。そして、合同企業説明会に出かけ、帰り際に撤収作業中の企業ブースで資料だけもらった会社に勤めることになったりと、偶然のようなことが人生の大きな岐路になるものだなあと改めて思いました。

クリリンさん、またお会いしましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010-05-02 フランス料理と外国語と

「オレは、料理なんかうまければいいと思うんだ」
「あの材料がどうした、この調理法がああしたと騒ぐ必要かあるのかね」

こんな問いに料理家が答えたそうです(出典を思い出せません。ごめんなさい)
「歴史上、『うまければいい』と考えている人がうまい料理を発明したことはない」

これは外国語の習得にも似ていると思いますが...。

中国語でも英語でも、外国語の発音は「味噌汁」みたいなもんだなーと思います。
香りも味もわかるけど、ちゃんとまねるためには素材の作り方まで見ないと永遠に「代用」だったり「~風」のまま。

味噌...フランス人でもアルゼンチン人でも、大豆や麦をどのように発酵させているかを味・香りから見抜ける人は少ないのでは。

かつおだし...何という魚の、どの部位にどう火を通して、どんな処理をして、どう干すとあの味・香りになるのか。 ※ 柳屋本店の記事

恐れることはありませんね。単に虚心になればいいだけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010-05-02 昔の記事

なんだか以前のほうが私はマシなこと書いていた気がします。

外国語を学習するときの心のありかたについて、2005年あたりにこんなことを書いていました。

悲観・楽観

今でもこの考えはだいたい変わっていません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »