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2010-07-08 役割語

日本のテレビで外国人の発言に日本語音声を当てるとき、たいていテレビ局が適当と判断した語気を加えていますね。新聞の記事でもそう。たとえば、2010-07-08 読売新聞でのリンゴ・スター(音楽家)の記事:

リンゴさんは「今もツアーが好きさ」などと話し、健在ぶりをアピールした。

こうした場合、「好きです」や「好きですよ」ではなく、なぜ「好きさ」になるのかいつも不思議に思っています。

土曜夕方の「NHK海外ネットワーク」だと、屋台の調理人なら
「どうですか。おいしいでしょう」
ではなく、
「どうだい、うまいだろう」
ですね。

英米のニュース番組で英語をかぶせるときには、細やかな表現を数文字で表すことができないので、良く言えば中立的、悪く言えば無味乾燥な英語になっていますね。「食べた」「食ったよ」「食べました」「食べちゃった」「いただきました」はみんな I ate it としか言いようがない。


サイト「言の葉庵」におもしろい記事がありました。たしかに「わしは…じゃよ」という老人に会ったことはありません...。架空語 = 役割語 というんですね。子供の頃読んだ少年少女版「アンクル・トムの小屋」では、黒人奴隷は
「んだども、おらたち、どうすりゃいいだべか」
と話していたような。


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コメント

Shiraさん、おはようございます。
鴨池に頂いたコメントのリンクをたどって、今朝はタイムトラベルをしています。

Shiraさん、中国語の勉強もなさってるんですね!私も20年以上前マンダリンをかじりましたが、いまやすっかりご無沙汰で。

さて、「役割語」、反応してしまいました。大学の卒論で日本語の「女言葉」について駄文を書き連ねた際、金水先生の御本も参考にさせていただきました。懐かしいです。

投稿: ももごろう | 2011.05.01 10:38

ももごろうさん、こんにちは。

タイムマシン、たまにしてます。ついこの間のことがもう何年も前のことなのに驚くことばかり…。

ふと「役割語」を書くと、以前からのオンライン仲間が反応するのも不思議なものです。

投稿: Shira | 2011.05.01 21:16

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