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2010年8月の18件の記事

2010-08-30 今日の一曲 The Piano

ああ、大事な曲を忘れていました。

映画 The Piano(邦題 ピアノ・レッスン)から。

Michael Nyman - The Scent Of Love
何かにあこがれて思いが届かないような、美しくもあえぐようなピアノ。最後の弦楽合奏が入るところの心の平和と透明さはちょっとたとえようがありません(3'04"~)。

Michael Nyman - The Heart Asks Pleasure First
映画音楽史上でも屈指の作品だと思います。映像もすばらしい。

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2010-08-25 数字を要求する中国語?

雑誌「新世紀」に警官による暴力事件が特集されていました。医療過誤について地方政府に調査を求める陳情に来た女性一人を六人で16分間にわたって殴る蹴るの暴行をしたものです。

この記事で気になったのが詳細な数字がたくさん使ってあることです。

まず、警官の姓名には年齢と警官の番号とが付してあります(同姓同名が多い中国だからでしょうか)。このくらいでは日本人の感覚でも不自然ではありませんが、その警官が属する警察署の警官総人数や管轄する面積まで最後の一桁まできっちり掲げてあります。

暴行の日時も年月日に時間・分まで書いてあり、航空機事故の記録みたいです。

「日本語から学ぶ中国語・中国語から学ぶ日本語」(王浩智、東京図書)の一節を思い出しました。中国語では具体的記述をすると読み手・聞き手は安心する(そこで追求を止める)。中国人観光客が日本の国会議事堂を見て「敷地面積は?」と尋ねるのは自然だし、中国の公園にある盛り土の山には「重さ○×トン」と書いてある。

自分の周囲の数字を覚えて、中国人と会話するときにどんどん使って相手に自然な表現かどうか尋ねてみたいと思います。

「通勤には横須賀・総武線快速を使っています。車両は15両、長さは292.5メートルです。最大速度は 120km/H。私が乗る距離は 29.8kmです」

ここまで言うと日本人同士の会話では「鉄分多め」ですが、中国人が相手だとけっこう自然なのかもしれません。

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2010-08-24 恐れていたことが…

毎日お世話になっているカフェ・ベローチェ四谷三丁目店。

この店舗は(も?)飲み物のばらつきが顕著です。

たいていカフェオレ(熱)を頼むのですが、まず分量が毎回違います。なみなみとあふれそうなときから約 65% のちょっと寂しいときまで、毎日いろいろで飽きません。

そして、以前にコーヒーが煮詰まって相当すごい味になっていたことがあります。

今日はその2度目。ロブスタ種のコーヒーを多めにブレンドして、作ってから30分くらい保温しないとこういう味にならないんじゃないかと思うくらい。

店は広いし音楽はじゃまにならないし店員の応対もいいので、飲み物だけあとちょっとがんばってほしいところです。

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2010-08-24 雑誌「新世紀」を読む

雑誌「新世纪」を読んでいます。特集は「电信隠形人」、爆発的に成長する電気通信の「影の男」を追う調査報道です。

「財経」と同様、編集部や記者は「暴く」のがこの雑誌の使命だと考えているようです。経歴から人的つながりまで詳細に調べていますね。中国の電気通信(特に携帯電話・データ)は年毎に文字通り倍々ゲームの様相で、ちょうど日本の高度経済成長当時の土木・建築業界のようです。そうしたところにはオモテ・ウラ両方の「大物」が登場するのも同じ。

こうした記事を中央政府は黙認しているようですね。一つにはメディアを通した腐敗の監視を必要なものととらえているため、もう一つにはこうした報道を庶民の怒りのはけ口として巧みに使っているためだと想像します。


世界経済や環境関連の記事はかなり楽に読み進めることができますが、中国内部事情の記事になると読む速度がぐっと落ちます。これは英国 The Economist を読むときと同じですね。理由は、
・読み手に背景知識が不足している
・記者は自国の読者のために詳しくはりきって書く
ことではないでしょうか。

特にこの雑誌の「法治」のセクションには苦労しました。中央政府に対する陳情や行政不服審査の方法など、日米欧では見聞きしないことが多く、読解の鍵のなる単語が数文字の漢字で「ぽいっ」と投げ出してあるので文を追っていた目が止まってしまいます。

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2010-08-22 あやかりたい...

舌面音も捲舌音も難なく出せそうですね....。

Amazing! Bird sounds from the lyre bird - David Attenborough - BBC wildlife

1'54" 付近のカメラシャッターの音。
2'30" 付近の林業の音。

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2010-08-21 英語の学習を手伝う

ものごとには流れがあって、似たようなこと(もの)が不思議と相次いでやってくるものです。

ネットワークを通じてとある方の英語の学習を手伝うことになったのですが、その話が出た数日後に別の方からも同じような申し出が...。

勤務先でこの三年間いわゆる「英語やりなおし組」の手伝いもしてきたので、英語学習お手伝いの方面からの引力を感じますね。

成年者が外国語を習う気持ちは以前はわかりませんでしたが、40歳を過ぎてから中国語を始めた経験がある今はちょっと違います。

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2010-08-19 なぜその試験がある?

勤務先で話をしていて感じたのですが...。
意外とみなさん考えたことがないようです。

・中国語検定試験
・TOEIC
・実用英語技能検定(英検)
・国連英検

これら試験に共通すること...。

日本の団体が主催する、英語も中国語も使わない東洋の島国が主催する試験。
日本人の、日本人による、日本人のための試験。
主催団体の仕事を作るために私たちの受験料や税金が使われています。

けっこうな年になったおじいさま(おばあさまや若造は活躍できません。日本の組織でもとりわけじゃぱにーずなナントカ社団法人やカントカ財団法人ですからね)が、
「こんな勉強をしたらいいんじゃないか」
「このあたりがわかってくればいいんじゃないか」
と試験問題を決めるのでしょう。


いっぽうIELTSやHSKは発想が違う。
「わが国で英語(中国語)使って生活したり仕事したり勉強するなら、このくらいはできてほしい」

どちらが試験として意味があるでしょうか。

もちろんIELTSやHSKの主催団体も官僚色たっぷりで既得権がっちりかもしれませんが、似たようなことをするために日本にそんな団体を置いて養うのはイヤなのです。

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2010-08-18 ス・ト・レッ・チ

人事の担当者などではなくても、丁稚奉公の昔から

人は伸ばすのではなく、伸びるのだ。

ということは多くの人が知っていることでしょう。

伸びるにはどうするか。実力の 115% (感覚的な数字です)の課題に取り組むようにすれば間違いなさそうです。楽な 90%は論外としても、快適な 100%でもだめ。200% でも生き残る人はいますが、そうでない人が圧倒的に多い。やっぱり 「少し上」を狙うと成果が出てきます。

...ということで、私ももう少し自分に負荷を掛けようと思います。最近ちょっと「背伸び感」が減ってきたので。「背伸び感が減った」というのは、正しくは「自分で減らしている」ということですよね。

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2010-08-16 訂正です&発見

この一つ前の記事に誤りがありましたのでお知らせして訂正します。

雑誌「新世紀」は財経とは別の出版社「财新传媒有限公司」が出しています。

原田真次(はらてん)さん、ご指摘ありがとうございました。

そして、新世紀の 主管/主办 中国海南改革发展研究院 总编辑 は 胡舒立 ではないですか。そう、財経の前編集長です。

よく知られた話なのでしょうけど、初めて買った二冊の中国総合経済誌にこんなつながりがあるとは、なにやら因縁じみたものを感じます。

しかし、財新なら、caixin.com かと思いきや、caing.com なんですね。見誤りました。

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2010-08-16 雑誌「新世紀」はイケます!

仕事で中国語を読む機会もあるはずなので、会話力と同時に読む力も気になります。

また、読むことは会話も含めた中国語運用力の底を支えるとも思います。

読むことは外国語学習と仕事・趣味との両方に直結するのがいいところです。

政治・社会・経済を扱った高級雑誌を探ってみることにしました。今後私が話をする相手はこうした雑誌を読んでいるはずだし、中国の今後を知る有用な媒体になると考えたからです。週刊誌は記事の新鮮さでテレビや日刊紙、ウェブサイトのニュースに太刀打ちできないので背景の読み取りや分析に力を入れており、良い読み物になるのではないでしょうか。

さて、中央政府がしっかりと肩越しに覗き込んでいる中国メディアに読み応えのある雑誌が存在するのでしょうか。


以前から気になっていたのが「財経」です。独立系の報道で汚職や政治腐敗を鋭く追及して西側メディアの受けも良いようですね。「炎の編集長」が政府圧力に抗議して辞任した件は各国で大きくとりあげられました。

"China's finest business magazine" (The Economist)

"the top Chinese business magazine" (The New York Times)

NHKニュース


編集長と共に数十名の記者も退職してしまったのですが、刊行は続いています。はたして「骨抜き」になってしまったのか、それとも「上に政策あれば…」でしぶとく実質を維持しているのか。「財経」と、「財経」グループが発行する新世紀」とを注文してみました。

※ 「新世紀」は財新が発行しています。原田真次さん、ご指摘ありがとうございます。

オンライン書店「書虫」を使ったところ数日で北京から届きました。中国の雑誌を直送リアルタイムで読める時代になったのですね。


「財経」は金融・経済中心なので、社会や科学記事もあって読みやすそうな「新世紀」に取り掛かります。この雑誌はちょうど米国 TIME のような位置づけだと感じました。

どんどん読めるではないですか!

The Economist と同じくらいの速度・理解度で読み進めることができます。ちょっとびっくりしました。通勤で地下鉄に乗っている間にコラムが一つ読めてしまいます。理由は:

・社会科学や自然科学の用語は日本から入ったか、西欧言語の直訳である場合が多い
・内容に親しみがあるので、読むことは知っていることを追って確認することに近い

記事を3件読んで、この雑誌ならいけそうだと思いました。

1.巻頭記事:環境汚染は汚染者たる企業が損害負担を負担すべき。
2.国際癌学会が深圳で開催される。先端医療の会議が初めて中国にやってきた。
3.三峡ダムは水利のためなのかそれとも治水のためなのか。誰が我々を最初から惑わしているのか

堅苦しい書面語という印象はまったく受けません。中国語にも新しい潮流があるのでしょうか。

さて、「財経」はどうなのでしょうか...。

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2010-08-15 その日、ソウルにて

私の母方の一家は1945年まで朝鮮の京城(現大韓民国ソウル)に住んでいました。

1945年8月15日、日本降伏の知らせが伝わると、日本人が多数住んでいた商店街の両側に太極旗がずらりと並び、万歳!万歳!の声が響き渡ったそうです。

どこに国旗を隠しておいたのか、 私の母はとても不思議に思ったとか。そして、民族の思いは決して押さえつけて消し去れるものではないと子供心に感じたそうです。

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2010-08-15 課題図書

少し本も読みました。

Getting Past No (William Ury, Bantam Books, 1991)
すでに古典的な名著 Getting to Yes の姉妹編です。この本もけっこう古くなりましたが、類書に負けていませんね。文庫版第二刷に寄せて著者による 2006年の前書きも付いていました。

とても良い本でした。これは何度も読む価値がありますね。

使っている英語が実に平易なのに内容がまったく薄まっていないことに驚きます。英字新聞が読める程度に英文になじんだ方なら、おそらく和訳よりも読みやすいことでしょう。家庭や仕事に役立つ本を何か英語で読んでみようか...という方にはこの二冊は私の第一のおすすめです。


中国語翻訳作法(王浩智、東京図書、2005)

以前にも紹介しましたが、私の学習が進んで再読したら一度目よりもずっと感激しました。読まずには済まされない本だと思っています。

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2010-08-13 強調する場合の発音

英語話者向けの中国語教材で軽重アクセントを説明していました。中国語で強調する場合には声を大きくしようとせず、
1.その音を長めに(時間をとって)
2.その音の声調を際だたせて(音程の上端・下端を広げて)
発音せよと書いています。英語やドイツ語流のアクセントの影響を受けると、どうしても四声のような下降調になりがちだとのこと(Hi! など、開始が強いので、その後の脱力部分で音程も下がる)。

録音教材を聞いてみるとたしかに軽重アクセントの「重」の部分は音圧がやや強いだけではなく、占有時間が長く声調がはっきりしています。

こうしたことは教科書を読んでわかったつもりになってもなかなか実行できず(意識せず)、良い教師や遠慮のない仲間にその場で直してもらってはじめて気づくのではないでしょうか。


他从来没说过"我爱你",从来没送过一朵鲜花

「好きだとも言わなかったし、一輪の花だって贈ってくれなかった」という文意から、「一朵」はかなり強調されています。録音では「一」の始まりの音程はとても高かったですね。


音読するときには文意・場面に即した強調を大切にしようと思います。そして、強調は「強く」ではなく、「大切に」という意識で。一声は天高く舞い、二声は跳躍板、三声は地下にもぐりこみ、四声は崖から飛び降りです。ドラマを見ていてもたしかにそうなっていますね。

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2010-08-13 機械的に行こう!?

HSKの問題にこんな一節がありました。

刚一看到他,就有一见如故的感觉;一打听才知道我们俩都是朝阳区的

録音を聞いたみたら、「一看」「一见」「一打听」それぞれの「一」はみごとに変調しています。

私はいままでどうも「一」の変調にちょっと遠慮していたようです。元が一声だけど、次に続く声調で「やむなく変わる」という意識がじゃましたのでしょうか。完全な二声・四声になっていない場合があったかもしれません。

この例では特に意味上も強調されるべき用法ですから(一目で・ちょっと聞いたら)、二声は二声らしくぐっと上昇しますし、四声はすとーんと落ちます(ということは始まりが十分高い)。

教科書に書いてあるとおりデジタルに変調させようと気づいた夏でした...。

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2010-08-07 やってみよう

外国語を習得するのに何が必要か...。

私は「信じる」ことが大切だと思います。きっと使えるようになる。
信じて進んでいっても思い通りにならないかも知れません。しかし、信じなかったら使えるようにはならないことでしょう。


「やればできる」という経験を味わうために、過去にちょっとした遊びをしたことがあります。
・左手ではみがきをする(私は右利きです)
・左手で電気ひげそりを使う
・勤務先のノートPCは左手でタッチパッドを使う(それまでは右手でマウス)
・自宅のPCでは親指シフトキーボードに切り替える

いずれも1年くらいで全く不自由しないようになりました。始めたときの絶望的な状態と比べると信じられないほどです。
同時期に職場の同僚が何人もたばこを止めました。この人たちの勇気にも感じるところがありました(私は非喫煙者ですが)。

たいていのことは数ヶ月のイライラをがまんすればなんとかなる。

ちなみに...上記3つのうちでいちばん難しいのはひげそりでした。これだけは3年たってもつい右手を使いそうになります。あとはだいじょうぶですね。中国語の手書き認識入力でも左手タッチパッドで楽々です。

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2010-08-07 忘れずに咲く

もう30年以上も前にもらったテニスボール小のサボテン。

雨でも雪でも野外に放置しておいたら、どんどん育って株が分かれました。

そして...
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翌朝
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2010-08-03 口が回らないときには

録音教材と同時に発話する(同時に音を出し始め、同時に言い終える)練習が好きで、ときどき取り組んでいます。
・記憶が必要--後追い(リピーティング)を兼ねる
・手本との違いがわかる(自分で声を出していても不思議なことに手本はちゃんと聞こえるんですね)

相当早口のせりふで苦労するときもあります。記憶していてもなかなか追いつけない。「中级汉语口语」はゆっくりですが、「汉语中级听力教程」(北京大学出版社)にはところどころかなり速い箇所があります。

そういうときには一歩引いて取り組むようにしています。

1.「速くはない。これはゆっくりなのだ」と思うようにする
2.肩の力を抜き、浅くなりがちな呼吸を深くする
3.せりふの中心となる部分を明瞭に言う。口や舌をしっかり動かす(あわてずに)

不思議なもので、こうした意識上の変化でしっかり言えるようになるものです。
「またダメだ、今度こそ」
という思いが先走るとなかなか解決できません。
「ま、そのうち言えるようになる。だって、この録音をした人だって言えてるんだから」
と考えるのが私には合っていますね。

そして、これでもだめなら、

4.また明日

一晩寝ちゃうのは効果のある秘策で、だまされたと思って試してみるといいです。


速く正確に口に出せるようになると、音読や会話のときに楽になるのを実感します。言語の習得には身体的要素も欠かせないようですね。

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2010-08-01 The Rising Power of China's workers

The Economist の表紙が相変わらず良くできています。中国のビルボード調、手にしっかりと握っているのは...。

The Economist July 31st - August 6th 2010

この雑誌らしく、副題は Why it's good for the world となっています。


我们工人要什么? 更多钱!
什么时候要? 现在!

What do we workers want? More money!
When do we want? Now!

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