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2010-12-29 電車の中の中国人(新派)

東海道線の新橋駅で下り電車に乗りました。

それほど混雑していない車内に長身の女性が二人。日本のバブル経済期を思わせるファッションです(冬でも肩を出し、上等なコートを手に持っています。バッグは牛革が香るようなルイ・ヴィトンのダミエ・アズール、有名洋菓子店の袋と共に網棚に乗っています)。髪はほとんど麦わら色。背は高いのですが骨格はさほどしっかりしていないようで、北方出身ではないようです。

この二人の洗練された物腰に感心しました。

私が電子辞書片手に「读者」を読んでいるのには気づいたはずですが、見たのは 1/100 秒くらいでしょうか。まったく気にするそぶりがなく、二人で仲良くおしゃべりを続けています。

その話す声がすばらしい。小声でやわらかい声。日本人が連想する「車中の中国人」(硬質の大声)とは全く違います。コロコロところがるような早口ながら、中央電視台アナウンサーのような歯切れの良さです。上品に話す若い女性は首都圏の電車から絶滅したと思っていましたが、中国語でこんな話し声を聞くとは...。

口の周辺の筋肉は忙しく動いていますね。小声でも運動量は多いのでしょう。sh などの音は音量控えめでもその特徴ははっきりとしています。

あー、録音して教材にしたい!

と思ったくらいです。

会話の中に入り込む日本語の発音がほとんど日本人と同様なので、おそらく日本語も話すのではないかと思います。「みなとみらい那个地方」と言ったときの「と」では帯気が軽く、「ら」では日本語の「はじき音」になっていましたから、音に対する勘が鋭いか訓練を受けていると思います。


見習って、自分で日本語を話すときも美しく話そうと思ったことでした。

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コメント

私が以前カフェで隣り合わせた中国人の娘さん達もたぶんそんな感じの話し方だったと思いますよ。話している内容は他愛も無いものでしたが、小鳥のさえずりのような声と美しい発音にしばし聞き惚れました。

>あー、録音して教材にしたい!

↑ほ~ら、やっぱりそう思うでしょ( ̄▽ ̄)?

投稿: はるさめ3428 | 2010.12.30 10:45

はるさめさんが「流しそうめん」記事を書いたのは 2010-08 のことだったんですね。あの記事は強く印象に残って、この電車の一件で
「ああ、このことか...」
と思いました。

教材を多数録音している梁月军のような「秋晴れ声」ではなくて、もっとふんわりした声質の早口。

こういうのに比べると、若い男性の中国語はとてもわかりづらいと感じます。

投稿: Shira | 2010.12.30 19:49

ご無沙汰しています。

今、仕事で話す人たちの中で、ある上海人の女性の発音がとてもきれいで聞き心地が良いです。
しかも私が中国留学していたときの、日本語学科の学生の友達と声がよく似ていて、〇〇さん、と私の名前を呼ばれるたびに、あ~、あの子と一緒だな~と懐かしい気持ちになります。

彼女と話すと和むのですが、ほかの中国人の容赦ない早口や、香港人の何を言ってるのか分からない発音に「喧嘩上等!」って感じになってしまいます。(^-^;

みんながきれいな教科書みたいな発音でないのはしょうがないですね~

投稿: april | 2010.12.31 12:28

aprilさん、新年おめでとうございます。

香港人の普通話はやっぱり謎ですか...。

自分の周囲を思い出してみると、日本人の日本語もけっこう幅が広くて、なかにはずいぶん聞き取りにくい人もいますね。

今年は自分の日本語もゆっくりと(早口と言われるので)はっきりと、日本語を学習する人にまねされるくらいにしたいなーと野望を抱いています。

投稿: Shira | 2011.01.01 22:35

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