2011-04-04 二声の難しさ
日本人は声調に明確な切れ目を入れてしまいがちです。たとえて言えば「ピアノ式」。ポン・ポンと違う高さの音を並べてしまう。特に第二声で顕著かと思います。中国語の二声は切れ目がなく、「ポ~~ン」と上昇します。私のイメージだと、重い手応えの周波数ダイヤルをぐにゅーっと回していく感じ。
以前お話を聞いた方の表現も思い出します。
「(二声は)重い荷物を頭より高い棚に持ち上げる感じで」
この点に注意して発音の基礎教材を聞くと、ああ、確かにそうなっています。するっとまねできてしまう人もいますが、気づかずにピアノ式を続けてしまう人も多い。
日本人学習者にとって、声調でいちばん難しいのがこの「段なし変化」じゃないかと思います。
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コメント
Shiraさん、こんばんは。
記事には関係ありませんが、私のブログのサーバーに不具合が発生して、土曜の夜からログインができません(涙)
しかも、ブログが完全に元に戻るかわからないようです。どうして私はいつも運が悪いんでしょうか。日ごろの行いが悪いのでしょうか。
せめて、ブログにメンテ中の表示くらいして欲しかったです。せっかく見に来てくださる方々がいらっしゃるのに、申し訳なくて(涙)
とにかく、今から夕食や家事を済ませて、英語の勉強をしながら、復旧を待ちます。。。。
投稿: 三毛猫みい子 | 2011.04.04 19:09
おやおや、みい子さん、それは災難ですね。
日頃の行いは十分に良いので、きっとうまく復旧すると思います。みい子さんが「(涙)」ではみい子家は暗闇ではないですか。
英語の勉強をしながら待つ後ろ姿を子供たちも見ていることでしょう。
投稿: Shira | 2011.04.04 22:16
こんばんは shiraさん
中国語と日本語には発音の微妙な違いがあるんですね
”段なし変化”の指摘は面白いです
淡泊な日本人、粘り強い中国人ってあたってませんか
投稿: nico | 2011.04.04 22:36
nicoさん、
中国人が粘り強いかどうかはなんとも言えないかもしれません。「ダメモト」度は相当上な気がしますが…。
日本人もじっと耐える一方で淡泊で、なんとも不思議であります。
投稿: Shira | 2011.04.05 21:47
二声がピアノ式になってしまっていること、何年も前に、中国人の同僚に指摘されたことがありました。
中国語教師ではなく、普段特に言語にこだわりがある発言をしたこともない人だったのですが、よくぞ言ってくださいました、と思いました。ネイティブにとっては、ものすごーく違和感があるのでしょうね。
重い荷物を持ち上げる感じというのは、そうしようと意識していたわけではないのですが、まるで重いものを持ち上げるかのように力が要るなあとは思ってました。やっぱり日本人にとっては楽ではないことですね。私にとっては、二声は三声の次に難しいです。
投稿: れんもく | 2011.04.10 23:00
あ、おひるね帝王れんもくさんだ!
その中国人さん、よくぞ二段階ということに気付いたなと思います。不自然な発音って、不自然さは強烈に感じるけど、それがなぜなのかを述べるのは簡単じゃないように思いますから…。
れんもくさんに苦手な声調があるとは意外です。二声・三声はやっかいですね。日本語からの距離が遠すぎます。
投稿: Shira | 2011.04.11 12:41