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2011年6月の20件の記事

2011-06-30 両方とも

発音を磨いている時間があったら内容豊かな表現を学びましょうという人あり。すばらしい内容でも発音や姿勢が悪かったら伝わらないという人あり。

試験では本当の運用能力がわからないという人あり。いや、試験準備だって立派な外国語学習だから、必ずためになるという人あり。

いいじゃないですか、両方できるようになれば。

学習者はなぜか
「これか、さもなくば、あれか」
という考え方に強く影響されがち。

自分の資源(主に時間)を不必要に薄く延ばしてしまうのは良くないでしょうけど、他人の言うことに盲目的に従って狭量になるのもつまらないのではないかと思います。

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2011-06-29 やはり Treasure の情報が少ない

検索語からこのブログを見ていただく場合、検索語の上位常連に
Pimsleur Mandarin Chinese (ピンズラー普通話)
があります。

試しに [Pimsleur Mandarin Chiese] を Google で検索すると、日本語サイトとして当ブログが1位になっているようです(1ページ目に表示)。

それだけ他に情報が少ないのでしょうね。


同じような現象が起こっています。中高一貫校で採用が進んでいる英語教科書(文部科学省検定外)「Treasure English Series」の入手情報を求めている人が多いのですね。

1位:東京リトルラブ1~20無料試聴 中国語学習者的視聴方法35歳からの独学
2位:小川書店 new treasure
3位:chinesepod
4位:発音の基礎から学ぶ中国語 -価格
5位:openoffice 中国語
6位:tecc 過去問題
7位:広東語 ピンイン
8位:ウォークマン イヤホン 断線 保証
9位:中国語実習コース
10位:チャイニーズ・プライマー

私の入手体験記(おおげさ!)は 2011-06-20 Z会 Treasure English Series にあります。

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2011-06-28 無くて七癖(n)

n は日本人が全般的に苦手とする音だと思います。中国語でも、英語でも、ドイツ語でも(たぶん他の言語でも)。

どう苦手かというと、単純に「音が出ていない」。

多くの中国語の参考書では -ng との違いをいっしょうけんめい説明するので、
「舌の前のほうを硬口蓋にしっかり付けましょう」
などと書いていますね。

この説明、大事なことが一つ抜けています。

そう、
「そして、音をしっかり鳴らします」
ということが。

舌をいっしょうけんめい指定の位置に持っていっても、それだけでは音は出ません。中国人教師は日本人学習者(だけではありませんが)の多くが音を出さない(うなり音を発しない)とは夢にも思わないので、
「舌でしっかり閉じて!」
と少々見当違いの注意をするわけです。

从业务员一步一个脚印地干到现在。
この文には4つの n がありますが、私の場合油断すると「干」や「现」の n が弱くなりがちでした。

※ 個人差があるので、 n が十分に鳴っている日本人も数多く存在すると思いますが、私が見聞きした範囲ではみなさん「ヨワヨワ」でした。お手本の中国人音声をまねるとたいてい手本よりも弱くなってしまうようです。

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2011-06-26 チンジャオロース

中国語学習仲間と池袋の南インド料理店 A-Raj で昼食会にしました。いろとりどりの料理が少しずつ出てくるベジタリアンミールスはおいしくてもたれなくてとてもいいですね。

インド料理といえばカレー・タンドーリチキン・ナンとお考えの皆様には、インドは広いと感じる南インド料理をぜひ試してみるようおせっかいを申し上げておきます。最近は専門店も増えてきました。高温多湿・米常食の日本にはよく合う気がします。


さて、その席で伺ったお話(筋は実話。一部 Shira による脚色あり)。

場所は東京都心の商店街にある精肉店。ちょっと派手目のいでたちの若い女性と、これまたちょい派手の年上の男性とが店にやってきました。窓の黒いベンツから降りてきたかのような二人にはちょっと場違い感もあるような。

女性:あの。
店主:いらっしゃいませ!
女性:えっとぉ、「チンジャオロース」 300g ください。
店主:あ、はい、チンジャオロース用のお肉ですね。それでしたら…。
女性:ちがうの。チンジャオロースよ。あるでしょう?

ここで中国語学習仲間は気づいたのです。このお客さんの脳内カテゴリは
・豚ロース
・肩ロース
・上ロース
・チンジャオロース
なのだと…。

どんなロース肉なんだろう…。

さすがに都心で店を出す店主、
「ヤだなあ、お客さん、そりゃ違いますよ!」
と言ってメンツをつぶすようなことはしなかったそうです。

残念ながら学習仲間はこのやりとりがどう結末を迎えたかは見届けていないそうです。

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2011-06-24 读者をしつこく読んでます

昨年10月くらいに買った一冊の雑誌「读者」。

毎日持ち歩いているので表紙がだいぶくたびれてきました。
「ハイッ」
と手渡すと、あまりのきたなさに受け取る人は手を引っ込めてしまうかも。

とにかくこの一冊を6回は読んでみようと思い立ち、今日で3回目が終了です。通勤電車の中限定、電子辞書で「辞書内ジャンプの旅」をしながらなので時間がかかります。でも、とても楽しい。

神保町の中国書籍専門店で一冊 760円。印刷してある売価は 4元。いいんです。物の価値は消費者が決めますから~。読めばよむほど価値が出るんです。

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2011-06-23 役得~♪

何年も前からファンだったブログ「中国語通訳の手帖」の著者 why さんとお話する機会がありました。ミニオフ会@横浜です。

中国語学習のヒントになるようなことでもお伺いしようと思って出かけたのですが、話し出したらブログのこと、外国生活のこと、食べ物飲み物のことなど、手品師の箱のように話題が出てくる出てくる。もちろん外国語学習についてもとても参考になるお話が聞けました。

今回使った言語は 99.9% 日本語でした。プロ通訳 why さんの日本語と私の中国語とでは、大学生と幼稚園生ほどの違いがあるのでしかたがありません…。次回にはこの比率を少しでも動かせるよう努力しなくては…。


発音練習のかいあって、私がさほど構えずに中国語で何か言っても必ず一度で聞き取っていただけたのには安心しました。


私の普通話の発音はずいぶんほめていただきましたが、私は
「whyさんの日本語、みごとですね」
とは一度も言えませんでした。だって、ねえ、あの完全な日本語をつかまえて
「すごいです!」
なんて言ったら、かえって真価をおとしめてしまいそうですから。語法や発音が完全なのも大変なことですが、日本語特有の間合いというか、呼吸がしっかりと why さんの中に入り込んでいるんですね。これには外国語学習者として降参です。

おかげさまで中国語学習に力が一層入ります。ありがとうございました。

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2011-06-23 Severn Suzuki at the UN Earth Summit

日本語字幕付きです。
早期英語教育に熱心な方も多いのですが、そのめざすところは外国語を習う必要がないこのような人たちと意見をたたかわせるところにあることは心に留めておくとよさそうです。大変な話ですが、(母語で考える)内容か英語か、ではなくて、「内容も英語も」なのでしょう。

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2011-06-23 おもしろい例文

「中国語虎の巻」は副教材というか、「箸休め」のように読むと楽しいかもしれません。

P.146 「"地"の構文でしか表現できない例」 
いいかげんに治療しました。
無責任に治療しました。
何らの裏付けもなく捏造しました。
根も葉もないでっちあげをしました。
思い切ってばっさりカットしました。

例文の選び方がおもしろいですね。

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2011-06-20 Z会 Treasure English Series

中高一貫進学校で大人気の「文部科学省検定外」教科書 Treasure English Series を購入してきました。

大変入手しづらいので、何かの参考になれば。

東京都港区の小川書店で店頭で手に取ることができます。音源CDもあります。

想定している買い手は Treasure を使っている学校関係者、生徒、父兄、塾教師のようです。学校名をデータベースで確認していました。私は「家庭教師」を名乗って買いましたが、住所・氏名・電話番号を登録するとのことでした。

著作権を守れば買ったものをどう使おうがこっちの勝手なはずなので、Z会にしてはつまらないことをするなと思いましたが、何かワケがあるのでしょうか。

この教科書、なかなかのものです。成人英語やり直し組にも最高でしょう。反面、地方の公立中で成績優秀だった子が高校に入ってこの本をあてがわれたらかなりの確率で落ちこぼれます。Sunshine や New Horizon 、Unicorn などとは全く違いますね。

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2011-06-19 無くて七癖(-ian)

まさかこれで引っかかるとは思いませんでした。
現代の xian で i の音がちゃんと出てないそうです。それから、好像の xiang でも。

自分ではきちんと出してるつもりでしたが、もう少し鳴らす必要があるようですね。


手本のCDを良く聞いてまねるように、という助言を参考書で見かけますが、私は少し懐疑的です。きっかり摂氏百度までしか上がらない熱源で湯を沸かすようなものではないかと。

しっかり(百度で)沸騰させるなら、熱源はもっと高い温度まで達する必要があるでしょう。外国人向けの発音指導は声楽や運動、演劇の訓練のように「殻を破る」までやってみる必要があると思います。

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2011-06-18 仲間

英語学習の手伝いをすることになって、教材を探しています。

学習そのものはそれほど変わらないのでしょうけど、情報を集めるのは20年前とはまったく変わったと感じます。実際に使った人たちの声をインターネットを経てどんどん集めることができました。

日本でもすでに相当広く知られているようですが、Oxford Reading Tree (ORT) もそのようにしてネットの向こうの仲間たちに教えてもらいました。

Oxford Owl で様子をうかがうことができます。

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2011-06-16 無くて七癖(ng)

ng の音と n の音とを対比して学習させる教材が多い(ほとんど全て?)ですね。

私もそうして学習してきました。

この学習方法も優れていると思うのですが、n ・ ng それぞれを別個にしっかり身につけても良いのではないかと思います。

私の場合、ng で舌の付け根部分が軟口蓋の奥に接触しないで出している場合が多いことを指導者に指摘されました。接触させないことで無意識に咽喉部分まで共鳴に使おうとしていたのかもしれません。

このブログにもコメントを寄せていただいている acasia0411さんの中国語学習サイト「中国語 ピンインマスターへの道!」にちゃんと書いてありました。

舌の付け根(舌根)が盛り上がって、軟口蓋に接触し、同時に鼻から呼気が流れる音という意味です。


「むにゅっ」と接触する感じを確かめて発音すると、しっかりした ng をいつでもさっと取り出すことができます。鼻から盛大に音が出る感じもわかりますね。

発音がしっかりしてくると、聞いたときも n と ng との違いが際だってきます。
「あ、舌の奥の奥で接しているな」
というのがイヤフォンから伝わってくるような…。

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2011-06-13 無くて七癖(x の音)

さて、無くて七癖シリーズその2は x です。

これも罪がなさそうな顔をしている割にはなかなかやっかいな音。

ちまたの本では
「猫を追いやる『シーッ』の音」
などと簡単に片付けていますが…。


私の癖(日本人に共通するものではないと思いますが)は、x が始まるその瞬間だけ舌面が硬口蓋に軽く触れていることでした(正しくは触れない)。

言われるまで全く気づかなかったですね。

英語では z の音でこの癖が問題になることが多いようです。

指導者はよく気づいたものです。音にごくわずかな「よどみ」が生まれるのを聞き逃さなかったのでしょうね。

いつもこの癖が出るわけではなく、特定の音が前にあるときに発生していたようです。

この矯正は楽で、すぐに押さえつけることができました。

無くて七癖の旅はまだまだ続く。

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2011-06-12 無くて七癖(f の音)

中国語や英語の f の音は日本語にはないので注意が必要ですね。

ただ、この「注意」はよく知られているので、上の前歯の先を下唇の内側に軽く触れ、そこに空気を通して音を出すことはたいてい皆さんできていると思います。

私もできていました。いや、できているつもりでした。


この f を出すときにも母語である日本語の影はつきまといます。私はこの影にだいぶやられていました。私と話をした米国人や英国人、中国人は
「なんかヘンだな」
と思っても、何が原因で違和感があるかはわからなかったのでしょう。

違和感の正体は「両唇摩擦音」、つまり日本語の「フ」を出すときの音です。気流が上下の唇の間の狭いすきま通るときに唇の表面で発する摩擦音。

この両唇摩擦音は f (唇歯摩擦音)と同時に出せてしまうのです!

私の f は純粋な f ではなく、カタカナの「フ」の子音部分が混じった f だったんですね。


f から 両親摩擦音を排除するのには二週間くらいかかりました。「修理」が終わると実にすっきりしたぴかぴかの f が出るようになってとても良い気分です。

鋭い耳と豊富な知識とがないとこうした問題は指摘できないと思います。良い指導者に恵まれたことに感謝ですね。

そして、「無くて七癖」の退治はまだまだ続くのでした。

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2011-06-11 「ネイティブの」の呪縛

日本での英語教育は 1945年から現在までずっと過熱気味で、最近さらに勢いづいているように感じます。

子供に英語を教えることで、有利な学習・就業、あるいはその他の自己実現の機会が増えるように考える大人も多くなっています。

その一方、母語(とそれによる思考)の重要さを説く声も多く聞こえてきます。

後者の立場に立つ意見の中には底が浅く、やっかみ半分ではないかというものもあるのですが、中には「なるほど」と感じるものもありますね。

そんな中で、内田樹教授の論は際だっているように感じました。引用しているブログ記事を紹介します。

なんで屋@おくざわさんの「英会話導入が、子どもの日本語力を破壊する」です。ここで取り上げられている「『言葉の力』と外国語」(内田樹)の主張は一読の価値があると思います。

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2011-06-10 ブログ紹介

大事なブログのリンクをしたつもりでしていませんでした。

kirihaさんの「たかが中国語されど中国語

このブログを読んだとき、
「日本語が母語の方のブログだが、中国語の記事は学習材料にしてもだいじょうぶかな?」
と思ったのですが、実は中国語が母語のようでびっくり…。

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2011-06-09 「中国語虎の巻」

「中国語虎の巻」(榎本英雄 監修、彭飞 著)を通勤電車で読んでいます。

系統だった解説書ではく、「中国語の環」のように様々な項目をどこから読んでも役立つような本です。

难了一点儿 と 有一点儿难、
早来一点儿 と 早一点儿来
の違いについての項など、他書を圧倒する8ページの記述で、私の場合だいぶ整理ができました。

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2011-06-07 とりあえず言っておくのは…

外国語を学習する話になるとよく出てくる話があります。

「外国語もいいが、日本語でしっかり意見を言えるようになることが先に必要だ」

よーく考えた末に、裏付けがあって、信念があってそう言うのでしたら意見を尊重しますけど、多く見聞きするのはそうした場面だけではないように思います。

ほとんど決まり文句というか、反射的に
「自分の意見をしっかり言うのが大切」
とりあえず言っておく、というような印象を受けるときが多いのです。


こうしたもっともらしい意見には反対するのもめんどうです。敬って遠ざけるしかないですね。

「居酒屋に寄るのもいいけど、家でちゃんと食事を作るのが先だろう」
「ゴルフもいいけど、家の前の道を掃き掃除できるほうがすばらしい」
「車を買い換えるのもいいけど、その金をどうして被災地に寄付しないのか」
「旅行もいいけど、仕事をもっとちゃんと片付けるのが先じゃないのか」


「なんだか知らないけど、とりあえず無難なことを(えらそうに)言っておこう」
というのは、「自分の意見をしっかり言う」のと対極にあると思っています。

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2011-06-04 ねじれ

おそらく…

私の普通話の発音は30年以上使ってきた英語よりもずっと「母語話者レベル」に近いように思います。たまたま良い指導者に恵まれただけですが…。

ただし。話の内容は幼稚園児(中国語)と大学生(英語)くらい違います。

言語学習って、学習の方法や実際に使った経験で実に様々な軌跡を描くものだと思います。

普通話の授業で指導者を困らせています。学習者もくやしさやら申し訳なさを感じます。

そういうときには「溝の口英会話サークル」でかつてからの仲間や新しい仲間と英語談義。さっきまで手の焼ける生徒だったのに、大先輩(年季だけですが)に変身です。

なんとなく元気が出て、
「やっぱりがんばろう」
と思ったことでした。

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2011-06-04 筋肉の要素あり

中国語の発音をするときには日本語仕様の発声器官をそのまま使ったのでは無理があるようですね。

最近 ü の練習をしていますが、以前よりだいぶ自然でリッチな音(良く鳴る音)になってきました。唇の開口部がストローを通すくらいに丸くなる感覚(実際の開口部は横長の楕円型)に慣れてきたからだと思います。唇の両脇を「締め」ながらも空気は楽に外に出るように通気量を確保します。

以前は開口部の上下が狭すぎて(押しつぶされて)、同時に舌先が前に出すぎていたことがわかりました。それでは出てくる音はやせて苦しげなわけです。

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