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2011年12月の12件の記事

2011-12-28 優れた英語教材(作文)

ときどき学習者のブログを訪れて情報を集めると、「決定版」とされる教材も時代と共に少しずつ入れ替わっていくことに気づきます。

2009年に登場以来早くも「古典」参考書となった「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」を買い求めて取り組んでいます。

この本はなかなかです。ホンモノの香りがします。著者は受験指導で人気のようですが、ケレン味のない記述がとても良い。例題の選択が適切なのも美点ですが、特に解説が光ります。しっかりとした裏付けがあることが感じられます。

補充例題の解答・解説が別冊付録になっています(巻末分文を切り離す)。この別冊の解説を読んで、ほとんどすべてについて
「ああ、これは知っている」
と言える人は相当の上級者だと思います。私はページをめくるたびに
「そうだったのか…」
と思うばかりです(実用英語検定一級・TOEIC 970・英 The Economist 誌9年購読ですが、プロの添削指導を受けないとそんなもんですヨ)。

強くおすすめする一冊です。こんな本が 1,785円で買えてしまうのは驚くべきことだと思います。あと、こんな教材が大学入試参考書として登場したのですから、雲が垂れ込めた日本の英語教育にも薄日が差しているのかもしれません。

※ 相当骨のある本です。「面白いほど書ける」ためには基礎がしっかりしている必要があると思います。

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2011-12-27 仙女もいるらしい

いろいろと登場します。
仙女は妖精よりも足が速いらしい。

後日訂正:
妖精は仙女よりも足が速いらしい。

Xiannv


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2011-12-26 仲間

中国語を学習している仲間のブログをご紹介します。

qipao さんの「ぐうたら日記
熱心に通学されるなど、「ぐうたら」ではないところがすばらしいです。

みやさんの「中国語に夢中♪
隠れカテゴリ「時短生活」の調理例が彩りも良くなかなかです。

とんちんさんの「男35歳、中国語を学ぶ。
第一回投稿記事のとおりにブログ記事が進んでいきます。この統一感はすばらしいですね。


ああ、みんながんばっているな。制約があってもいろいろと考えているな。(勝手に)仲間がいると思うと元気が出ます。トシとったからかな-。

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2012-12-25 教材一周!

「日本人の誤りやすい中国語表現300例」の練習が一回りしました。

良い教材だと思います。さっそくもう一度練習します。ちょっとだけ残念なのが 1986年刊行以来改訂がなされていないこと。中国語関係の図書は部数が出ないためか良い本でも改訂されることが少ないのが残念です。良く売れているらしい「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」は 1996年、「やさしくくわしい中国語文法の基礎」は 1995年にそれぞれ初版が出ていますが、以来改訂がありません。英語教材ではちょっと考えがたい状況です。

北京大学や北京語言大学の教材は数年で改訂が進んでいるので、少なくともつまらない誤りは減っているのではないかと安心できる気がします(出版社相互の競争が厳しいのかもしれません)。

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2011-12-24 漢字は高密度

英作文の練習を少ししています。

きちんと文を完成してから検討しようと思い、紙を使っていたら…。

紙の使用量が異常に多い。短文の課題を二つも書くとA5(A4二つ折り)にいっぱいになってしまいます。中国語ではそんなことはなかったのですが。

筆記しているとペンがどんどん右へ走っていきます。

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2011-12-21 妖婦に注意

ほら穴だそうです。妖婦だそうです。

Yaofu


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2011-12-18 本日! 東大安田講堂杯コンテスト

中国語を学習している方にも得るものはとても多いと思います。

第6回東京大学ESS杯争奪英語弁論大会

案内が遅くなってすみません。本日 2011年12月18日 午後1時からです。
途中から入場でも楽しめますので、ぜひどうぞ。

運営主体の活躍も光ります。後援は外務省や British Council、カナダ大使館など。審査員にも著名な方を招いています。

Facebook 記事から引用:
今年も社会の第一線でご活躍の方々をジャッジとしてお迎えし、オーディエンスを巻き込んだ「世界に通用するPublic Speakingの場」をご提供します。

・昨年の観戦者数は400人強!是非皆様お誘い合わせの上お越し下さい!

今年度は"Inspire the World" をコンセプトとして掲げ、昨年度に引き続き大学ESSという壁を越えた社会に広く開かれた全国一の大会を目指します。
オーディエンスの方にも「参加」していただくため、オーディエンスとスピーカーが直接話すことができるオーディエンスによるQ&A、また、評価に参加していただくためにオーディエンスによる投票、スピーカーによるエンターテイメント性を重視した即興のスピーチゲームも行います。

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2011-12-11 映画、一勝一敗か?

はるさめさんおすすめのドラマ「潜伏」が届くまでの間、映画を2本購入しました。

非诚勿扰 (日本名 狙った恋の落とし方)

情人结

日常的な会話が多そうなものを適当に選んだのですが、だいぶ作風の異なった二本でした。

「非诚勿扰」は中国で当たったとのことですが、多分に日本・北海道の観光案内としてではないかと思います。私にとっては映画作品としても中国語学習材料としても内容がやや乏しい映画
となりました。

「情人结」はぐっと文芸っぽいたたずまいです。これから見ていきますが、見応えがありそうです。主人公のモノローグが多くて聞きやすいかも…。

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2011-12-10 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

Lurk


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2011-12-10 幅を広げる

言えなかったことが言えるようになる。
使える表現を組み合わせてなんとか切り抜けてきたことを簡明に言えるようになる。

こうしたときに進歩を感じます。

「中级汉语听说教程」で扱う表現が少しずつ多くなってきました。中国制作教材の伝統に習って初出の表現はその後繰り返し登場します。編著者の工夫がうかがえるところですね。

今日はちょっと大人っぽい表現を練習していい気分です。

「...有必须让体育活动或健身回归到快乐游戏的本质上来。只有这样,才不会让健身动不动和“瘦身计划”以及体重直接挂钩」(中级汉语听说教程 P.199)

ここでは「让~回归到」を人間以外のことに用いていて、ちょっと英語風です。後半では「不会让」と用法の展開を示してくれます。試験問題でおなじみの「只有~才~」もちょっとひねった感じで登場します。

それにしてもこの部分の録音は速い。テレビニュースまでとはいいませんが、中国語検定2級や旧HSK基礎(旧1~3級)の「遅くてハエが止まりそう」な音声の二倍くらいかもしれません。この部分の担当は女性ですが、この人の発音だと
chi が shi に、qi が xi に聞こえるときがあります。「締まりきらない」という感じ。

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2011-12-04 最近の練習

今の主な教材は
・中级汉语听说教程 下
・日本人の誤りやすい中国語表現300例
・ドラマ「中国式离婚」から抜粋した音声ファイル
です。

中级汉语听说教程 下 はなかなか手強く、この内容を使って話せれば相当の使い手だと思います。私が学習の道しるべとしている
「すばやい反応」
「自然な表現」
「簡単な文を積み重ねてきっちり伝える」
といった点を鍛えるには格好の材料です。

中级汉语听说教程は一課が四部構成なのですが、そのうちの一つは完全に覚えるまで練習しています。MP3で聞きながら、重ねて口に出していきます。

熱心に学習している仲間 morimicha さんは「中级汉语听说教程 」を評して
「私は個人的に中級(下)の音声が一番早い気がしています。なんだか手ごわいテキスト、という印象でした」
とおっしゃっていますが、学習が進むと私も同じように感じますね。


「日本人の誤りやすい中国語表現300例」は 2/3 くらいまで進みました。良い教材だと思います。正しい用法が誤用とどう異なっているかの解説に光るものが多いですね。


ドラマを教材にすると人間関係に即した表現や語気、発音にも気づきが多くていいですね。

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2011-12-03 離れてわかる恩師の凄み

ウィズダム外国語学院の授業はすばらしいと思いましたが(内容は唯一無二と言っても言い過ぎではないと思います)、効果は通学が終わってからも続くことに気づきました。

通学を終えて半年も過ぎたあたりから口の動きがだいぶ柔軟になってきました。以前はCDに追いつくのがかなり苦しかったのですが、2ヶ月前くらいから同じ速さできっちりと言えるようになっています。特に口腔内の前後長を以前よりも使えるようになったように思います。個々の音をしっかり練習すると、自然な速さにするときの「急ぎ具合」も正しくなるからではないでしょうか。

ウィズダムでは L を直して、B の本質を教えてもらって、E で3ヶ月ほど苦しみました。次にやっかいだったのが SH と母音との連携(SH の後に無用な送気時間が入ってしまう)。これはまだ克服できていないですね。Q・J・X もずいぶん練習しました。Q では音が出る瞬間の倍音構成が不自然で、これも解決に至らず。

そして一番大変だったのが U。ウィズダムの講師は「技を掛けて直す」ようなことをせず、学習者の気づきに合わせて様々な指摘をして「埋まってしまっている本来の音」を掘り出す手伝いをしてくれます。私の U も日本語の強い影響に深く埋まっていましたが、なんとか出土しました。授業を離れてからの練習で一番変化したのが U だと感じています。

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