2011-12-28 優れた英語教材(作文)
ときどき学習者のブログを訪れて情報を集めると、「決定版」とされる教材も時代と共に少しずつ入れ替わっていくことに気づきます。
2009年に登場以来早くも「古典」参考書となった「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」を買い求めて取り組んでいます。
この本はなかなかです。ホンモノの香りがします。著者は受験指導で人気のようですが、ケレン味のない記述がとても良い。例題の選択が適切なのも美点ですが、特に解説が光ります。しっかりとした裏付けがあることが感じられます。
補充例題の解答・解説が別冊付録になっています(巻末分文を切り離す)。この別冊の解説を読んで、ほとんどすべてについて
「ああ、これは知っている」
と言える人は相当の上級者だと思います。私はページをめくるたびに
「そうだったのか…」
と思うばかりです(実用英語検定一級・TOEIC 970・英 The Economist 誌9年購読ですが、プロの添削指導を受けないとそんなもんですヨ)。
強くおすすめする一冊です。こんな本が 1,785円で買えてしまうのは驚くべきことだと思います。あと、こんな教材が大学入試参考書として登場したのですから、雲が垂れ込めた日本の英語教育にも薄日が差しているのかもしれません。
※ 相当骨のある本です。「面白いほど書ける」ためには基礎がしっかりしている必要があると思います。
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