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2012-03-24 サイトトランスレーション(サイトラ)意外な効用

英語でサイトトランスレーション(原文記事を読みながらの口述翻訳)練習をしたところ、意外な効用がありました。

この練習は通訳訓練のなかでも基礎的なもので、入門者から熟練の職業通訳者まで毎日取り組むべきものとされているようです。ある程度読む速度を高めると、英文から日本文にするときに語順を変える(文末まで読んでから日本語を出力する)時間的余裕が少なくなります。ある程度読み進んだら訳出していかないと先に進めなくなってしまうのです。

この練習をしばらくした後、英語の読書をしてちょっとびっくりしました。

The Innovator's Dilemma (Clayton M. Christensen、邦訳「イノベーションのジレンマ」) を2カ月くらい前に読み始めたのですが、通勤時に目を休めたいので放置状態でした。再度読み始めたところずいぶん楽に読める気がするではないですか(読みやすい名著だと思います。おすすめ。)

米国 TIME や 英国 The Economist は通算で14年以上読んでいましたし、ビジネスや趣味の本もだいぶ英語で読んでいるので、いまさら急に速度が高くなったり理解が深まることはなかろうと思っていたので意外です。サイトトランスレーション練習が原因なのはまず間違いありません(時期が一致)。

おそらく以下2つの作用なのかと想像します。
1.訳すために即座に理解しながら読むという負荷をかけたため。
2.一定の速度で先に読み進む負荷をかけたため。

いままで「訳」の必要がありませんでしたし、学習に訳すことが役立つとも感じていなかったので今回はよい気付きを得られました。

中国語でも試してみたいですね。おそらく同様の効果があると思います。


通訳学校の教師は体験授業でも平気で「サイトラ」や「リプロ」という略語を使いますね。ことばを使う職業なのですから、初出のときには説明していただかないと…。
(リプロ = reproduction)

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