カテゴリー「試験」の31件の記事

2010-07-01 中国語試験の記録

広く知られている中国語の試験はだいたい受験してきました。
まんべんなく1回ずつ...。

学習歴は6年ですが、試験はその後半2年半の間に5回受けました。すべて日本国内受験で、( )内は成績です。

2007-10-28 HSK基礎(3級)
2009-06-07 TECC(688)
2009-11-08 HSK初・中等(2009年までの形式)(7)
2010-03-21 C.TEST A-D(B)
2010-06-19 C.TEST 会話(B)

今後受験するとしたら、C.TESTまたはBCTだと思います。まあ、しばらく試験はお休みですね...。


ブログ記事のカテゴリに「試験」を追加しました。どの時期に何の試験を受けたか自分でわからなくなってしまったので。

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2010-06-30 C.TEST会話試験成績が早くも届く

2010-06-19(土)東京実施のC.TEST会話試験の結果が郵送で届きました。試験後5週間以内にということでしたが、2週間を待たずに届いたことになります。受験者が少なくて採点が楽だったのではないかとも勘ぐってしまいますが...。

初回受験の今回は「口語 B級」でした。C.TESTの等級とおそろいです。

口語B級の定義は以下の通りです。

C.TEST のサイト:
「中国語会話能力が比較的高く、やや複雑な事柄の意見を述べることができる」

試験結果に同封の「認定書・成績報告書について」:
「中国語で叙述、議論ができる。話題の範囲も広い。長文で表現する能力が比較的高い」

証書:
「能够使用汉语就较广泛的话题进行叙述和议论,成段表达能力比较强」

Ctest_kouyu


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2010-06-20 C.TEST会話試験 考察編

2010年6月19日(土)東京実施の C.TEST 会話試験についての記事の続きです。

C.TEST 会話試験は英米の英語の試験を研究して制作したのかもしれません(全くの個人的感想です)。観察の基準が多角的で、会話を進める能力をしっかり見ようという意図を感じます。具体的には:


  • 自己紹介を聞いて受験者がどれだけ話せるかを推測し、それに合わせた質問で開始する。

  • 何を基準に評価しているかが試験進行中にも伝わってくる…「1987年」を正しく発音したとき、観察担当者がメモをしていました。

  • 質問の意図をどれだけ正確に読み取るかを観察している

  • 受験者自身の行動や意見を述べるよう仕向け、具体的に伝える機会を与える

故意に日本語で「△△って、何て言ったっけ」とつぶやいてみましたが、試験担当者はまったく反応しませんでした。中国語以外は雑音として評価するようです。

公平な試験になるよう、その日の話題を決めてあるようです。私の場合は
「ゴールデンウィーク等の繁忙期に行楽に出かけるべきか、一般的な話として述べよ」
でした。sugi さんのときの「交通手段について」と同様、巧みな選択だと思います。どの国で実施しても使えますし、個人情報や信条、政治、宗教に触れることなく話を展開することがでます。


外国語でまとまった内容のことを聞いて、考えて、まとめて、話すのは一仕事です。発音や語法といったメカニックな部分は意識せずともうまくいくのが大切ですね。発音の学習をしっかりしておいて本当に良かったと思いました。リラックスして話しても発音のために相手に負担をかけないのなら安心です。「也」「都」「就」「才」といった副詞や数量詞がきちんと入ると「カタコトっぽさ」が抜けるのではないでしょうか。

試験中にはにこやかに落ち着いていられました。必要に応じてあいづちを打ち、ジェスチャーも自然に使えました。これはトーストマスターズ活動(英語)や溝の口英会話サークルで何十回もスピーチや仲間のスピーチの評論をしてきたおかげですね。面接試験では自分勝手にならないよう、相手と試験を作り上げていく姿勢が大切だと思います。


試験内容・形式を研究して熱心にスピーチや会話の準備をしている方をよく見聞きします。私はこうした「対策」には懐疑的です。


  • もしその試験で普段の生活に縁がないことが重要になるとしたら、そもそも受験の必要があるのでしょうか。

  • 親・子・同僚・上司・部下・顧客などと効果的に話す(意思疎通する)練習をするほうがよほど会話試験の勉強になります。日本語でしない・できないことを中国語や英語の試験でなんとかしようとするのはブラックユーモアに近いような...。

私は中国語や英語の試験内容や結果には興味がありますが、試験の点数を上げることには興味がありません。試験対策は試験の形式がわかれば良いと考えています(出題形式を知らないと実力が反映されづらいので)。試験対策の学習をしても中国語の運用能力は伸びますが、私は試験問題集よりは他の材料で学習したほうが楽しいし、自分に合った内容を自分に合った方法で身につけることができると思っています。

自分の能力が高まったと感じてから受験すれば、試験の点数は必ず伸びています。

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2010-06-19 C.TEST会話試験 実況編

2010年6月19日(土)東京実施の C.TEST 会話試験を受けてきました。

会場は東京都千代田区の上智大学で、最寄り駅はJR四ッ谷または東京メトロ四谷です(なぜか「ッ」の字があったりなかったり)。この駅は私の通勤経路で、周辺も良く歩き回っています。今日もなじみのカフェ・エクセルシオールでひと休みしてから会場に向かいました。

2010年3月に受験した C.TEST では会場に案内の張り紙がなく少々不安でした。今回は大学の広い通路や建物に立派なポスターが貼ってあって安心です。上智大学11号館は新しい建物で、明るく空調も快適。窓からホテルニューオータニが見える都会的な会場でした。控え室にはピアノトリオによるモダンジャズスタンダードが流れています(演奏はなかなかの腕前です)。

集合時間は受験者2人一組で30分毎に設定されています。
受験者1・2 10:00~10:30
受験者3・4 10:30~11:00
以下同様

会場の設定は sugi さんの詳細な記録のとおりです。少なくとも4人体制ですね。
・控え室での案内係
・試験室での案内・録画係
・試験担当(会話)
・試験担当(観察)

私は受験番号3でしたので、2の方が終わって控え室に戻ってしばらくすると試験室に入るよう指示されました。私が終わると4の方が呼ばれます。


試験室の案内係ににこやかに迎え入れてもらい、気分がほぐれます。
試験担当もにこにこと「你好,请坐」と声をかけてくれます。

試:今日の天気はいかがですか。
私:なかなか良いです。もっと雨がちかと思ったので助かりました。
試:暑くないし、雨も降りませんね。
私:そうですね。

試:それでは、簡単に自己紹介をしていただけますか。
私:わかりました。(仕事や中国語を学習する理由について述べる)

試:なるほど。それでは、余暇はどのようにお過ごしですか。
私:学生の頃乗っていた二輪車に再び乗り始めました。走ると開放感があってたまりません。
試:どちらに出かけるのですか。
私:近くです。近いところにもおもしろい場所がけっこうあるんです。
試:おもしろい場所というと?
※ 具体的に説明する能力を問うようです。
私:東京郊外でも少し走れば自然が良く残っていて、気持ちが良いですね。
試:なるほど、海山がきれいなのですね。
※ 受験者があいまいな回答をすると具体的な表現で確認してきます。
私:はい。

試:危ない目に遭ったことはありますか。
私:他の車が猛スピードで走ったりといったちょっとしたことはありますが、本当に危ないことはないですね。
試:他の車や急に出てきた歩行者にぶつかりそうになるとか?
※ 再び具体例で確認してきます。
私:注意しているのでそういうことはないです。

試:自然以外に楽しみはありますか。
私:そうですね、昔は走っているだけでしたが、最近は仲間とおいしいものを食べたりします。楽しいですよ。
試:自然以外に訪れるものはありますか。歴史上の場所など。
私:はい、行きますね。有名でなくても良いところがたくさんあります。
※ 行ってみたい場所のことなどの会話がもう少し続きました。


※ ここで共通テーマの登場です。
試:お出かけはゴールデンウィークのような連休ですか。
私:混雑するので避けるようにしています。
試:自動車に限らず、連休に出かける人は多いですか。
私:多いですね。5月の他にも年末年始など。
試:連休に観光客が多く出かけるのは日本経済にとって良いことでしょうか。
私:私はあまり好きではないですね。切符を買うのは大変だし、宿泊は高いし。
試:あ、私の質問は日本経済にとって連休に出かけるのはどうか、ということです。
私:ああ、ご質問の意味がよくわかりました。そうですね、都会からどんどん出かけるべきだと思います。
※ 会話試験ですから真実の回答は不要です。結論を述べ、その理由を示せば会話がうまく進むと考えました。
試:どうしてそうお考えですか。
私:首都圏から離れた所を訪れて感じるのですが、大企業もなくこれといった地場産業もない場所がたくさんあります。観光資源かあれば、連休でも何でも多くの人が訪れてお金を落とすほうがいいでしょう。大切な収入源になると思います。
試:なるほど。
※ このテーマで話を展開したかったようですが、前半で時間を使っていたので余裕がなくなったようです。

試:試験はこれまでとします。ありがとうございました。
私:ありがとうございました。

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2010-06-10 C.TEST 会話試験の受験票届く

2010-06-19 実施 C.TEST 会話試験の受験票が 2010-06-09 に届きました(普通郵便)。

封筒の内面は中が透けて見えないように模様入りです。受験票もきれいに印刷され、写真に浮き彫りの割り印が押されています。パンフレット、ウェブサイト、受験票、成績表と全方面でやる気を見せていますね。

東京会場は千代田区紀尾井町の上智大学です。

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2010-04-21 C.TEST 結果が来ました(郵送)

2010-03-21(日)実施の C.TEST の結果が郵送で届きました。結果通知は試験から5週間とのことでしたので、期日よりもやや早かったということですね。この試験は初めて受験しました。

この試験の本名は《实用汉语水平认定考试》で、北京語言大学漢語水平考試中心が実施しています。

听力理解
得分 477, 百分等级 54 (100人中なら上から46番目)

综合运用
得分 692, 百分等级 81 (100人中なら上から19番目)

总分
得分 585, 百分等级 70 (100人中なら上から30番目)

等级 B

という結果でした。だいたい予想していた通りでしたが、思ったより综合运用の相対評価が高く出ました。HSK初・中等のときと同様、国語力で「解けてしまった」ためでしょう。問題文を読むと、
「ああ、これはこういう話で、きっと結論はこうなるんだろうな」
「出ました!中国大好きの『苦闘の後に勝利』物語」
といった具合に見通せてしまうんですね。加えて自然科学や工学が好きなので光合成や核融合、進化などの話題があったとしても理解しやすいですし、会計と人事労務は仕事の経験があるし、毎週 The Economist を読んでいるので国際・経済・社会・金融の記事でもだいじょうぶ。つまり「年の功」というわけで、中国語の学習量とは比例していないと思います。

聴力には知らない文字がたくさん出てきたので、納得の結果です。学習時間の9割ほどは「AさんBさん」が登場する会話文を材料にしていますから、出題されるような文にはなじみがありません(最近「自主トレ」で取り組み始めました)。学習が進めば点数はすぐに100点くらい伸びるのではないかと思います。


この試験の結果を分析して
「聴力をなんとかしなくては」
とか、
「語法問題が弱いから補強しなければ」
という考えは今のところありません。私の学習方針の結果が C.TEST という測定方法ではこうなったということにすぎませんので...。英語での経験があるので鈍感でいることができるのかもしれません。

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2010-03-23 C.TEST 受験にあたっての注意

C.TEST会場に着席すると、注意書きを渡されます。

一般的な試験次第を書いてありますが、その中の一項目が異色を放っています。

「4 聴解試験が途中で難しく思っても、最後まであきらめずに取り組んでください」

これは...受験の注意とはちょっと違うんでないかい?

ですが、この項目を入れざるを得なかった主催者の苦い経験に思いをはせてみましょう。

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2010-03-21 C.TEST 横浜会場

2010年3月21日実施のC.TEST を横浜会場で受験してきました。

・会場は新横浜駅近くの専門学校で、とてもわかりやすい場所です。

・ただし、会場の外には張り紙等の表示がありません。休日でだれもいない学校に勝手に入っていくことになります。エレベーターホールにも表示がないので、郵送された案内のとおり7階の会場に向かいます。エレベータを降りるまでに目にした人は0人。

・会場は普通の教室です。まあまあきれい。

・この会場でA-Dレベル試験を受けたのは2人でした。

・試験進行はとてもしっかりしています。マニュアル化がうまくできています。

・音響はとても良いです。試験主催者が機材を持ち込んでいます。

・休日で暖房運転ができないのか、会場内はけっこう寒く感じました。


大都市横浜でA-Dレベル受験者が数名というのはどういうことでしょう。なかなか良い試験なので、もっと人気が出るべきだと思います。英語ではTOEICがあれだけの人気なのですが...。

試験内容はまずまず実用的で、別途実施の会話試験を加えれば留学目的以外の試験としてはこれ一つあればいいかもしれません。

聴力試験には正直歯が立たないと感じました。まず速度が速い。HSK初・中等とは比べ物になりません。速いだけではなく、緩急・強弱がはっきりしていて、内容を追いかけるだけの文法力・語彙力がないとほとんど聞き取れないと思います。グラフから傾向を読み取るような出題もあり、「実用試験」らしくなっています。

この試験、特に聴力試験で楽々解答できるようなら、中国企業の会議に参加しても大丈夫かもしれません。


聴力試験については少し準備が必要でしょうね。何もせずに受験してもなんとかなるHSKとはちょっと感触が違いました。再度受験するとだいぶ点数が伸びそうです。

私はほとんど口語教材しか使っていないので、知らない表現や文字ばかりで少々参りました。

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2010-03-21 さて、C.TESTです

神奈川県東部では明け方すごい風雨でした。風だけ・雨だけというのは記憶にありますが、大雨+強風というのは台風以外では珍しいです。

C.TESTの試験会場に行けないよーと思いましたが、すっかりおさまりました。

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2010-03-18 C.TEST

2010年3月21日(日)に実施するC.TESTの受験票が3月11日に届きました。

受験票はしっかりしたつくりで、実施団体のやる気を感じます。

出題形式はHSKとそれほど変わらないようなので、問題集などは入手しませんでした。

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